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公開番号2025126998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023439
出願日2024-02-20
発明の名称車両前部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B62D 35/00 20060101AFI20250825BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】車体周囲の気流の乱れを抑制し、車体内部を通過する気流が受ける抵抗を低減する。
【解決手段】走行気流が、フロントバンパ10の側端部に形成されたサイドグリル開口22から車体内部に導入される。導入された気流Fは、サイドグリルカバー16、サイドダクトカバー18およびサイドダクト20によって案内され、フロントバンパ10の側面に形成されたサイドダクト開口42から排出される。気流Fを案内する内側ガイド面60および外側ガイド面62は、気流Fの経路に沿う方向において、一部のみに配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
走行気流を車体内部に導入する導入口が側端部に形成された車体前面と、
車体内部に導入された気流を排出する排出口が形成された車体側面と、
前記導入口から導入された内部気流を前記排出口に案内するガイドであって、当該ガイドは、車幅方向内側に配置された内側ガイド面と、車幅方向外側に配置された外側ガイド面を有し、前記内側ガイド面と前記外側ガイド面の少なくとも一方は、前記内部気流に沿う方向において、前記導入口から前記排出口の間の一部のみに配置されている、ガイドと、
を含む車体前部構造。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車体前部構造であって、前記排出口は、前記車体側面のホイールハウス開口の前縁に沿って延びる細長い形状を有する、車体前部構造。
【請求項3】
請求項2に記載の車体前部構造であって、前記ガイドは、前記排出口から排出された気流が前記車体側面に沿って後方に向かうよう前記内部気流を案内する、車体前部構造。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の車体前部構造であって、前記外側ガイド面は、車体の外表面を形成する表面部材の裏側表面に設けられた凸構造に向かわないように前記内部気流を案内する規制部分を有する、車体前部構造。
【請求項5】
請求項1に記載の車体前部構造であって、前記車体前面には、前記導入口の周縁に、前記走行気流が前記車体前面から車体側方に向かうことを阻止するダム構造が設けられている、車体前部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造、特に車体内部を流れる気流の案内に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、車両(1)の前面に設けられた第1開口部(14)から車体内部に取り入れた気流を連結経路(16)によって第2開口部(18)に案内し、第2開口部(18)から車両の側方に向けて送出する車両の整流装置が示されている。なお、上記の( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態の説明で用いられる符号とは関連しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-197125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両の前面に当たった走行気流が車体から離れるように側方に流れると、車体周囲の気流が乱れる。また、車体内部に走行気流を取り入れる導入口から気流を排出する排出口までを連続するダクト状のガイドで案内する場合、ガイドと気流の摩擦によって抵抗が発生する。
【0005】
本発明は、車体周囲の気流の乱れを抑制すること、および車体内部の気流が受ける抵抗を低減することのうち、少なくとも1つを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る車体前部構造は、走行気流を車体内部に導入する導入口が側端部に形成された車体前面と、車体内部に導入された気流を排出する排出口が形成された車体側面と、導入口から導入された内部気流を排出口に案内するガイドとを含む。ガイドは、車幅方向内側に配置された内側ガイド面と、車幅方向外側に配置された外側ガイド面を有し、内側ガイド面と外側ガイド面の少なくとも一方は、内部気流に沿う方向において、導入口から排出口の間の一部のみに配置されている。
【0007】
走行気流が車体前面から車体内部に導入され、車体内部を通過して車体側面から排出されることで、車体前面から側方へ流れる気流の発生を抑えることができる。また、車体側面外側ガイド面と内側ガイド面の少なくとも一方が内部気流に沿う方向において、導入口から排出口の間の一部のみに配置されることで、内部気流とガイドの接触面積が小さくなる。
【0008】
上記の車体前部構造において、排出口は、車体側面のホイールハウス開口の前縁に沿って延びる細長い形状を有してよい。細長い形状であることで車体側方を流れる気流への影響を低減できる。
【0009】
上記の車体前部構造において、ガイドは、排出口から排出された気流が車体側面に沿って後方に向かうよう内部気流を案内してよい。排出された気流が車体側面に沿って流れることで、気流の排出によって、車体側方を流れる気流に生じる乱れを小さくすることができる。
【0010】
上記の車体前部構造において、外側ガイド面は、車体の外表面を形成する表面部材の裏側表面に設けられた凸構造に向かわないように内部気流を案内する規制部分を有してよい。気流が凸構造に当たることによって生じる抵抗を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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