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公開番号
2025127124
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023657
出願日
2024-02-20
発明の名称
車両用乗員保護装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60R
21/207 20060101AFI20250825BHJP(車両一般)
要約
【課題】車両用シートのシートバックの後傾角度によらずに、かつカーテンエアバッグの膨張展開に影響を与えずに、車両の側面衝突時に、乗員の頭部を保護できる車両用乗員保護装置を得る。
【解決手段】車両用シート14のヘッドレスト18における少なくとも車幅方向外側端部に搭載され、車両12の側面衝突時にガスが供給されることにより、車両用シート14のシートクッション15に着座した乗員Pの頭部Hの少なくとも車幅方向外側で車両前方側へ膨張展開するように構成された頭部用サイドエアバッグ42と、車両12の少なくともルーフサイドレール28に搭載され、車両12の側面衝突時にガスが供給されることにより、車両下方側へ膨張展開するカーテンエアバッグ32と、を備えた車両用乗員保護装置10であって、頭部用サイドエアバッグ42は、車両用シート12のシートバック16が所定角度以上後傾した場合にのみ、膨張展開するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両用シートのヘッドレストにおける少なくとも車幅方向外側端部に搭載され、車両の側面衝突時にガスが供給されることにより、前記車両用シートのシートクッションに着座した乗員の頭部の少なくとも車幅方向外側で車両前方側へ膨張展開するように構成された頭部用サイドエアバッグと、
車両の少なくともルーフサイドレールに搭載され、車両の側面衝突時にガスが供給されることにより、車両下方側へ膨張展開するカーテンエアバッグと、
を備え、
前記頭部用サイドエアバッグは、
前記車両用シートのシートバックが所定角度以上後傾した場合にのみ、膨張展開するように構成されている車両用乗員保護装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記所定角度は、膨張展開された前記頭部用サイドエアバッグが、前記カーテンエアバッグの膨張部と干渉しない角度である請求項1に記載の車両用乗員保護装置。
【請求項3】
前記頭部用サイドエアバッグは、前記シートバックが推奨される限界位置まで後傾した安楽姿勢を採っているときにのみ、膨張展開するように構成されている請求項1又は請求項2に記載の車両用乗員保護装置。
【請求項4】
前記シートバックは、前記車両用シートが車両後方側の所定位置までスライドしているときにのみ、前記安楽姿勢へ後傾可能に構成されている請求項3に記載の車両用乗員保護装置。
【請求項5】
前記頭部用サイドエアバッグは、前記カーテンエアバッグよりも遅れて膨張展開するように構成されている請求項1又は請求項2に記載の車両用乗員保護装置。
【請求項6】
前記頭部用サイドエアバッグは、前記ヘッドレストにおける車幅方向外側端部及び車幅方向内側端部に搭載され、車両の側面衝突時にガスが供給されることにより、前記乗員の頭部の車幅方向外側及び車幅方向内側で、車両前方側へ膨張展開するとともに、車幅方向外側及び車幅方向内側の前端部が車幅方向に延在する前突用チャンバによって一体に連結されている請求項1又は請求項2に記載の車両用乗員保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
メインチャンバからガスの供給を受けて車両前方側で、かつドアベルトラインよりも車両下方側へ膨張展開する先端チャンバを備えた車両用カーテンエアバッグ装置は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用カーテンエアバッグ装置では、車両用シートが安楽状態となったときに、乗員の頭部が接触するカーテンエアバッグの下端部領域に、頭部拘束時の反力を高める拘束性能向上部(高摩擦力付与部)を有することで、乗員の頭部が車幅方向外側(窓側)へすり抜けるのを抑制している。また、車両に斜め方向からの衝突が生じたときに、乗員の頭部側方で、かつ略前方に膨張展開するエアバッグを内蔵したヘッドレストも、従来から知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-055465号公報
特開平8-175309号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車両の自動運転での走行時など、シートバックを推奨される限界位置まで後傾させた安楽姿勢を採った場合には、乗員の頭部が車両下方側へ大きく下がるため、カーテンエアバッグの膨張部から外れてしまう可能性がある。つまり、車両の側面衝突時に、カーテンエアバッグによって乗員の頭部を保護できなくなる可能性がある。
【0005】
また、ヘッドレストに乗員の頭部側方で、かつ略前方に膨張展開する頭部用サイドエアバッグを設けていても、車両の側面衝突時には、膨張展開された頭部用サイドエアバッグがカーテンエアバッグに干渉して(当たって)しまうおそれがあるため、カーテンエアバッグの膨張展開が阻害されるおそれがある。カーテンエアバッグが車両下方側まで正常に展開しないと、その後に生じる可能性のあるロールオーバー(横転)時に、車外放出防止機能が確保されない。
【0006】
そこで、本発明は、車両用シートのシートバックの後傾角度によらずに、かつカーテンエアバッグの膨張展開に影響を与えずに、車両の側面衝突時に、乗員の頭部を保護できる車両用乗員保護装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の車両用乗員保護装置は、車両用シートのヘッドレストにおける少なくとも車幅方向外側端部に搭載され、車両の側面衝突時にガスが供給されることにより、前記車両用シートのシートクッションに着座した乗員の頭部の少なくとも車幅方向外側で車両前方側へ膨張展開するように構成された頭部用サイドエアバッグと、車両の少なくともルーフサイドレールに搭載され、車両の側面衝突時にガスが供給されることにより、車両下方側へ膨張展開するカーテンエアバッグと、を備え、前記頭部用サイドエアバッグは、前記車両用シートのシートバックが所定角度以上後傾した場合にのみ、膨張展開するように構成されている。
【0008】
第1の態様の発明によれば、車両用シートのシートバックが所定角度以上後傾した場合にのみ、頭部用サイドエアバッグが膨張展開するように構成されている。ここで、上記のように、シートバックの後傾角度を所定角度以上に特定しているため、ヘッドレストの位置が車両下方側における特定の領域に限定される。
【0009】
したがって、車両用シートのシートバックが所定角度以上後傾した場合における車両の側面衝突時に、ヘッドレストから頭部用サイドエアバッグが膨張展開しても、その頭部用サイドエアバッグがカーテンエアバッグの膨張展開を阻害するのが抑制される。これにより、車両用シートのシートバックが所定角度以上後傾した場合における車両の側面衝突時には、頭部用サイドエアバッグによって乗員の頭部が保護され、車両のロールオーバー時には、カーテンエアバッグによって乗員が保護される(車外放出が防止される)。
【0010】
また、車両用シートのシートバックが所定角度以上後傾していない場合には、頭部用サイドエアバッグは膨張展開しない。つまり、その場合における車両の側面衝突時には、カーテンエアバッグによって乗員の頭部が保護される。このように、本発明によれば、車両用シートのシートバックの後傾角度によらずに、かつカーテンエアバッグの膨張展開に影響を与えずに、車両の側面衝突時に、乗員の頭部が保護される。なお、ここで言う「衝突時」には、衝突の不可避を予測(予知)したときも含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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