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公開番号
2025127485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024150
出願日
2024-02-21
発明の名称
プログラマブルロジックコントローラ
出願人
株式会社キーエンス
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
G05B
19/05 20060101AFI20250826BHJP(制御;調整)
要約
【課題】シーケンス制御とモーション制御の双方が可能な基本ユニットにて、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)の動作状態を視認し易くし、PLCの設置自由度と放熱特性の両方を高めたPLCを提供する。
【解決手段】PLC10はシーケンス制御部31とメモリ部50とモーション制御部32と筐体80を有する。シーケンス制御部31はシーケンスプログラム54を実行する。メモリ部50はデバイス値58を記憶する。モーション制御部32はモーション制御プログラム55を実行する。筐体80はシーケンス制御部31とメモリ部50とモーション制御部32を格納する。筐体80はディスプレイ41と第1ポート71と前面放熱孔87を備える。ディスプレイ41はPLC10の動作状態を表示する。第1ポート71は前面81に形成され、コンベヤ20、サーボプレス25が接続される。前面放熱孔87は前面81に形成され、筐体80内の熱を放出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
スキャン周期に従って繰り返しシーケンスプログラムを実行するシーケンスプログラム実行エンジンと、
前記シーケンスプログラム実行エンジンにより参照される変数値を記憶するメモリと、
前記シーケンスプログラム実行エンジンからの指令に基づいて、モーション制御プログラムを実行するモーション制御プログラム実行エンジンと、
前記シーケンスプログラム実行エンジンと前記メモリと前記モーション制御プログラム実行エンジンとを格納する筐体と、
を有し、
前記筐体は、
前記シーケンスプログラム実行エンジン及び前記モーション制御プログラム実行エンジンの動作状態を表示するディスプレイと、
前記筐体の外面のうち前記ディスプレイが設けられる面に形成され、前記モーション制御プログラムによる制御対象となる出力機器が接続されるコネクタと、
前記ディスプレイが設けられる面に形成され、前記筐体内の熱を放出するための放熱孔と、
を備えること
を特徴とするプログラマブルロジックコントローラ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記コネクタは、
前記出力機器が接続される第1のコネクタと、
外部機器と通信するための第2のコネクタと、
を有し、
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとは、前記ディスプレイが設けられる面において一列に配置されていること
を特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項3】
前記第1のコネクタは、前記出力機器が接続される第1ポートを備え、
前記第2のコネクタは、外部機器とイーサネット(登録商標)通信するための第2ポートと、外部機器とイーサネット/IP(登録商標)通信するための第3ポートと、を備え、
前記第1ポートと前記第2ポートと前記第3ポートとが、前記ディスプレイが設けられる面において一列に配置されること
を特徴とする請求項2に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項4】
前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとは、前記ディスプレイの表示面に対して傾斜した姿勢で設けられていること
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項5】
前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタの接続状態を示す表示灯が、前記ディスプレイが設けられる面において、前記第1のコネクタ及び前記第2のコネクタから離れた位置に設けられていること
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項6】
前記放熱孔は、前記コネクタの側方に設けられること
を特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項7】
前記放熱孔は、前記筐体内の熱を放出するための複数個の孔部から構成され、
前記孔部の各々は、前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが並ぶ方向に並べて形成されること
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項8】
前記筐体は、前記シーケンスプログラム実行エンジン及び前記モーション制御プログラム実行エンジンの動作状態を変更するための操作を行う操作スイッチを備え、
前記操作スイッチは、前記ディスプレイの下方であって、且つ、前記コネクタの側方に設けられること
を特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項9】
前記放熱孔は、前記操作スイッチの下方であって、且つ、前記コネクタの側方に設けられること
を特徴とする請求項8に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
【請求項10】
前記シーケンスプログラム実行エンジンと前記メモリと前記モーション制御プログラム実行エンジンとを備える基本ユニットと、
前記基本ユニットの機能を拡張するために前記基本ユニットに接続される拡張ユニットと、
を有し、
前記筐体は、前記基本ユニットを格納すること
を特徴とする請求項1に記載のプログラマブルロジックコントローラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラマブルロジックコントローラに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
プログラマブルロジックコントローラ(以下、PLCと称す)は、FA(Factory Automation)制御システムにおいて、シーケンス制御装置として広く使用される。FA制御システムにおいて、PLCは、センサ等の入力機器、或いはモータ等の出力機器に接続され、ラダープログラム(「シーケンスプログラム」の一例)を実行することによって出力機器を制御する。PLCの一例としては、ラダープログラムを実行する基本ユニット(CPUユニットとも呼ばれる)と、モーション機能を実行する拡張ユニット(モーションユニットとも呼ばれる)とから構成される特許文献1のPLCが挙げられる。
【0003】
特許文献1のPLCでは、拡張ユニットは、基本ユニットからの指令に基づいて、ユーザによって編集可能なモーションプログラムを実行し、拡張ユニット自身に接続される増幅器(例えば、モータアンプ)に各種指令値を出力することで、出力機器(例えば、モータ)を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-79008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示すようなPLCでは、出力機器を制御するために、ラダープログラムを実行する基本ユニットと、モーションプログラムを実行する拡張ユニットとの両方が用意されている必要がある。そのため出力機器の制御を行おうとするユーザは、基本ユニットと拡張ユニットの両方を揃えておく必要がある。そこで、基本ユニットにおいて、ラダープログラムとモーションプログラムの双方のプログラムを実行可能なPLCの開発が求められている。
【0006】
このようなラダープログラムとモーションプログラムを実行可能なPLCでは、双方のプログラムを基本ユニットにおいて実行するため、基本ユニット内の発熱が大きくなる。このため、このようなPLCには、基本ユニットの筐体の上面、底面、或いは背面に、基本ユニット内の熱を外部に逃がすための放熱孔を形成する必要がある。
【0007】
しかしながら、このようなPLCを制御盤の中に組み込む場合等には、基本ユニットの筐体の上面、底面、背面に形成した放熱孔が制御盤等によって遮られ、基本ユニット内の熱を外部に充分に逃がすことができない。そのため、放熱孔による放熱効果が低下し、放熱孔が充分に機能しない虞がある。特に、ユーザがPLCの動作状態を視認し易くするために、PLCの動作状態を表示するディスプレイ(例えば、液晶の表示部)を基本ユニットの筐体の前面を設けた場合には、放熱孔による放熱効果が充分に得られないことによってディスプレイが誤作動し、正常な表示が行われない虞がある。
【0008】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、シーケンスプログラムの実行(シーケンス制御)とモーション制御プログラムの実行(モーション制御)の双方が可能な基本ユニットにおいて、プログラマブルロジックコントローラの動作状態を視認し易くするとともに、プログラマブルロジックコントローラの設置自由度と放熱特性の両方を高めたプログラマブルロジックコントローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一局面によれば、プログラマブルロジックコントローラは、シーケンスプログラム実行エンジンと、メモリと、モーション制御プログラム実行エンジンと、筐体と、を有する。シーケンスプログラム実行エンジンは、スキャン周期に従って繰り返しシーケンスプログラムを実行する。メモリは、シーケンスプログラム実行エンジンにより参照される変数値を記憶する。モーション制御プログラム実行エンジンは、シーケンスプログラム実行エンジンからの指令に基づいて、モーション制御プログラムを実行する。筐体は、シーケンスプログラム実行エンジンとメモリとモーション制御プログラム実行エンジンとを格納する。また、筐体は、ディスプレイと、コネクタと、放熱孔と、を備える。ディスプレイは、シーケンスプログラム実行エンジン及びモーション制御プログラム実行エンジンの動作状態を表示する。コネクタは、筐体の外面のうちディスプレイが設けられる面に形成され、モーション制御プログラムによる制御対象となる出力機器が接続される。放熱孔は、ディスプレイが設けられる面に形成され、筐体内の熱を放出する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のプログラマブルロジックコントローラによれば、ディスプレイが設けられる面に放熱孔が形成されていることから、筐体においてディスプレイが配置されている側から筐体内の熱を外部へ効率良く放出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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