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公開番号
2025127864
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024826
出願日
2024-02-21
発明の名称
画像処理装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20250826BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ヒータを有する画像処理装置における省エネルギー性能を一層高めること。
【解決手段】画像処理装置は、1つ以上のヒータと、少なくとも1つの直流電源を含む電源部であって、合計消費電力の異なる複数の動作状態のうちの1つで動作する当該電源部と、上記少なくとも1つの直流電源から供給される電力を用いて、上記1つ以上のヒータを駆動する1つ以上の駆動手段と、上記1つ以上のヒータの駆動状態に基づいて、上記合計消費電力の余剰分が低減されるように選択される動作状態で、上記電源部を動作させる制御手段と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
1つ以上のヒータと、
少なくとも1つの直流電源を含む電源部であって、合計消費電力の異なる複数の動作状態のうちの1つで動作する当該電源部と、
前記少なくとも1つの直流電源から供給される電力を用いて、前記1つ以上のヒータを駆動する1つ以上の駆動手段と、
前記1つ以上のヒータの駆動状態に基づいて、前記合計消費電力の余剰分が低減されるように選択される動作状態で、前記電源部を動作させる制御手段と、
を備える画像処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記電源部は、前記制御手段からの制御に応じて作動し電力を消費する少なくとも1つの回路を含み、
前記電源部の前記複数の動作状態は、
前記少なくとも1つの回路が作動し、前記電源部の前記合計消費電力が第1電力値となる第1状態、及び
前記少なくとも1つの回路が作動せず、前記電源部の前記合計消費電力が前記第1電力値よりも低い第2電力値となる第2状態、
を含む、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記1つ以上のヒータは、複数のヒータを含み、
前記制御手段は、
前記複数のヒータのうち第1個数のヒータが駆動される場合に、前記電源部を前記第1状態で動作させ、
前記複数のヒータのうち前記第1個数より少ない第2個数のヒータが駆動される場合に、前記電源部を前記第2状態で動作させる、
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記1つ以上のヒータのうち少なくとも1つのヒータが駆動される場合に、前記電源部を前記第1状態で動作させ、
前記1つ以上のヒータのうちどのヒータも駆動されない場合に、前記電源部を前記第2状態で動作させる、
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの直流電源は、商用電源の交流電圧を直流電圧へ変換して、前記直流電圧で電力を供給し、
前記少なくとも1つの回路は、前記少なくとも1つの直流電源における力率を改善する力率改善回路を含む、
請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの回路は、前記少なくとも1つの直流電源を冷却する冷却手段を駆動する駆動回路を含む、請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記少なくとも1つの直流電源は、
前記1つ以上のヒータへ電力を供給する第1直流電源と、
前記制御手段へ電力を供給する第2直流電源と、
を含み、
前記電源部の前記複数の動作状態は、
前記第1直流電源から前記1つ以上のヒータへ電力が供給され、前記少なくとも1つの直流電源の前記合計消費電力が第3電力値となる第3状態、及び
前記第1直流電源を介する給電経路が遮断され、前記少なくとも1つの直流電源の前記合計消費電力が前記第3電力値よりも低い第4電力値となる第4状態、
を含む、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記1つ以上のヒータの前記駆動状態に基づいて判定される所要電力量と予め決定される閾値との比較に基づいて、前記電源部を動作させるべき前記動作状態を選択する、請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記1つ以上のヒータは、複数のヒータを含み、
前記画像処理装置は、
前記複数のヒータの各々の駆動時に要する電力量を記憶する記憶手段、
をさらに備え、
前記制御手段は、作動するように設定されるヒータについて前記記憶手段に記憶されている前記電力量を合計することにより、前記所要電力量を判定する、
請求項8に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記1つ以上のヒータの前記駆動状態、及び前記画像処理装置の動作モードに依存する前記1つ以上のヒータ以外の構成要素の消費電力に基づいて、前記所要電力量を判定する、請求項8に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プリンタやスキャナといった画像処理装置は、例えば地域、季節又は時間帯に依存して、環境温度を変動させる様々な要因にさらされている。例えば、夜間又は朝方に冷え込んだ装置の温度がオフィスの空調設備の動作開始後に急激に上昇すると、装置の内部に結露が生じ、結露した水分が印刷不良又は動作不良を引き起こす。このような温度変動に起因する不良を防止するために、装置にヒータを搭載して装置内の温度を管理する技術が知られている。そうした装置は、本来の動作を行っていない間もヒータを稼働させておく必要があることから、ヒータへの給電のために交流の商用電源へ接続されることが一般的である。しかし、交流の商用電源からヒータが給電される場合、装置の設置環境によってヒータの性能に相違が生じ得る。
【0003】
特許文献1は、商用電源からの交流電圧を直流電圧へ変換し、直流電圧で電力をヒータへ供給する画像形成装置を開示している。特許文献1の画像形成装置は、直流電源から複数のヒータへ電力が供給される際に消費電力が過大となることを防止するために、所定数以下のヒータのみが同時に給電されるように、直流電源からの給電を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-53954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1により開示された技術では、直流電源の動作状態の相違が考慮されていない。例えば、直流電源における給電効率は、力率改善(PFC)回路若しくは冷却ファンの作動/停止、又は複数存在し得る直流電源の各々のオン/オフといった動作状態に依存する。装置全体として求められる加熱量が大きい場合には、電源回路を十分に作動させて給電効率を高める必要がある。一方、わずかな加熱量しか求められない(又は加熱が不要である)場合には、省エネルギーの要請に応えるために、電源回路における消費電力を低減することが望ましい。
【0006】
本発明は、上述した点に鑑み、ヒータを有する画像処理装置における省エネルギー性能を一層高めようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある観点によれば、1つ以上のヒータと、少なくとも1つの直流電源を含む電源部であって、合計消費電力の異なる複数の動作状態のうちの1つで動作する当該電源部と、前記少なくとも1つの直流電源から供給される電力を用いて、前記1つ以上のヒータを駆動する1つ以上の駆動手段と、前記1つ以上のヒータの駆動状態に基づいて、前記合計消費電力の余剰分が低減されるように選択される動作状態で、前記電源部を動作させる制御手段と、を備える画像処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ヒータを有する画像処理装置における省エネルギー性能を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る複合機の構成の一例を示す模式図。
第1実施例に係るヒータ関連の回路の概略的な構成の一例を示すブロック図。
PFC回路の作動の制御について説明するための回路図。
1つ以上のヒータの設定のために提供されるUIの一例を示す説明図。
図2に示した切替回路及びヒータ駆動回路の詳細な構成の一例を示す回路図。
第1実施例に係るヒータの駆動状態と電源部の動作状態との間の対応関係を定義する対応表。
第1実施例に係る状態制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
第2実施例に係るヒータ関連の回路の概略的な構成の一例を示すブロック図。
第2実施例に係るヒータの駆動状態と電源部の動作状態との間の対応関係を定義する対応表。
第2実施例に係る状態制御処理の流れの一例を示すフローチャート。
図10に示したヒータ電源制御処理の詳細な流れの一例を示すフローチャート。
第1変形例に係るヒータ関連の回路の概略的な構成の一例を示すブロック図。
第2変形例に係るヒータ関連の回路の概略的な構成の一例を示すブロック図。
図13に示したスイッチ検知回路の詳細な構成の一例を示す回路図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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