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公開番号2025130305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027404
出願日2024-02-27
発明の名称液体吐出装置および循環状態判定方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/18 20060101AFI20250901BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】故障に起因する問題が生じるのを抑制することができる液体吐出装置および循環状態判定方法を提供する。
【解決手段】第1の時間経過後の吐出状態と、第1の時間より短い第2の時間経過後の吐出状態とを比較して、インクの循環動作不良を検知する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
圧力発生素子を駆動することにより圧力室の液体を吐出口から吐出させる吐出手段と、
前記圧力室の液体を外部との間で循環させる循環手段と、
前記吐出口からの液体の吐出状態を検知する吐出状態検知手段と、
前記循環手段による循環の状態を判定する循環状態判定手段と
を備えた液体吐出装置であって、
前記循環状態判定手段は、前記吐出手段による前回の吐出動作から第1の時間経過後に前記吐出状態検知手段が検知した結果と、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第1の時間よりも長い第2の時間経過後に前記吐出状態検知手段が検知した結果との差に基づいて、前記循環の状態を判定することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記吐出状態検知手段は、前記吐出口から吐出された液体の吐出速度を検知し、
前記循環状態判定手段は、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第1の時間経過後の吐出速度と、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第2の時間経過後の吐出速度との差分が、所定の閾値以上である場合に前記循環の状態が不良であると判定する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記吐出状態検知手段は、前記吐出口から吐出された液体の吐出速度を検知し、
前記循環状態判定手段は、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第1の時間経過後の吐出速度と、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第2の時間経過後の吐出速度との変化率が、所定の閾値以上である場合に前記循環の状態が不良であると判定する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記吐出状態検知手段は、複数の前記吐出口のうち不吐出の吐出口数を検知し、
前記循環状態判定手段は、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第1の時間経過後の不吐出の吐出口数よりも、前記吐出手段による前回の吐出動作から前記第2の時間経過後の不吐出の吐出口数が大きい場合に、前記循環の状態が不良であると判定する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記圧力発生素子は、発熱抵抗素子であり、
前記吐出状態検知手段は、吐出動作に伴う前記発熱抵抗素子の温度変化に基づいて吐出の良否を検知する請求項4に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記圧力室に設けられた第1圧力発生素子と、前記圧力室と連通する流路に設けられた第2圧力発生素子を備え、
前記循環手段は、前記圧力室と連通する流路に設けられた第2圧力発生素子によって、前記圧力室の液体を外部との間で循環させる請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記循環手段は、前記圧力室の一方の側に連通する第1の圧力調整機構と、前記圧力室の他方の側に連通する第2の圧力調整機構を有し、前記第1の圧力調整機構による負圧力と前記第2の圧力調整機構による負圧力との差によって前記圧力室の液体を循環させる請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
前記流路内の第2圧力発生素子は発熱素子から成るヒータ又はピエゾ素子である請求項6に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記循環状態判定手段が前記循環の状態を不良と判定した場合に、エラーを表示する請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記循環状態判定手段が前記循環の状態を不良と判定した場合に、前記循環手段は循環の速度を上げる請求項9に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、循環する液体を吐出する液体吐出装置および循環状態判定方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクなどの液体を循環させる循環機構を備えた液体吐出装置では、循環が正常に行われない状態で使用を継続すると、圧力室内におけるインクの固着やインクの沈降などが発生して、液体吐出ヘッドの交換等が必要になることがある。循環が正常に行われない場合とは、循環機構が動作しなくなる場合や、循環機構の動作は正常だが途中経路に詰まりなどが生じる場合等が挙げられる。また循環が正常に行われなくなるタイミングも、循環機構を動作させた直後であったり、液体の吐出動作を行っている間あったり、と様々である。
【0003】
このように、循環が正常に行われなくなる原因やタイミングは様々であるため、循環の状態をタイムリーに高精度に検知することは難しい。
【0004】
特許文献1には、インク流路内の圧力差や循環ポンプの回転数から、供給量と回収量とを測定することで、循環流路における異常を検知する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-183806号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の方法では、循環の能力低下によって生じる吐出状態の変化を検知することはできない。具体的には、吐出口における液体成分の固着やこれに伴う吐出不良が生じていても、これを検知することはできない。その結果、液体吐出装置の出力物において品位が低下してしまう虞が生じる。例えばインクジェット記録装置である場合には、画像品位の低下に繋がる虞がある。
【0007】
よって本発明は、循環の能力低下に伴う吐出状態の変化を適切に検知することができる液体吐出装置および循環状態判定方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そのため本発明の液体吐出装置は、圧力発生素子の作用により圧力室の液体を吐出口から吐出する吐出手段と、前記圧力室の液体を置換する置換手段と、前記吐出口からの液体の吐出状態を検知する吐出状態検知手段と、を備えた液体吐出装置であって、前記吐出状態検知手段によって検知した液体の吐出状態に基づいて、前記置換手段の動作の不具合を検知する不具合検知手段を更に備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、故障に起因する問題が生じるのを抑制することができる液体吐出装置および循環状態判定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
液体吐出装置を模式的に示す斜視図である。
液体吐出装置における記録制御系の構成を示すブロック図である。
液体吐出ヘッドの分解斜視図である。
液体吐出ヘッドの流路構成を示す図である。
液体吐出ヘッドの1色分の流路構成を示した模式図である。
第二圧力調整手段の構造を示す模式図である。
循環ポンプの動作毎の液体吐出ヘッドにおけるインクの流れを示す図である。
吐出速度計測ユニットと液体吐出ヘッドの一部とを示した概略図である。
循環動作確認シーケンスの処理を示したフローチャートである。
吐出口近傍を示した概略図である。
循環動作確認シーケンスの処理を示したフローチャートである。
吐出状態検知手段を示す概略図である。
正常吐出時と不吐出時との温度プロファイルを示したグラフである。
循環動作確認シーケンスの処理を示したフローチャートである。
リカバリーシーケンスのフローチャートと、駆動周波数を示した表である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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