TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025130537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027769
出願日2024-02-27
発明の名称座金付きねじ供給装置及び方法
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類B23P 19/00 20060101AFI20250901BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】座金付きねじの不完全ねじ部へのワッシャの喰い付きを解消し、座金付きねじを使いやすい状態で安定的に供給可能な座金付きねじ供給装置及び方法を提供する。
【解決手段】座金付きねじ供給装置は、レール1と、第1駆動部2と、ヘッドタップ部3と、第2駆動部4とを備える。レール1は、座金付きねじであるワークWのねじ部をワークの進行方向に延び出た溝部10に収容する。第1駆動部2は、レール1を駆動して進行方向にワークWを送る。ヘッドタップ部3はレール1の上方に設けられ、ワーク頭部に接触して回転トルクを与える。第2駆動部4は、ヘッドタップ部3を進行方向に駆動する。これにより、座金付きねじ供給装置は、各駆動されるレール1及びヘッドタップ部3の協働により、ワッシャが不完全ねじ部に拘束されたワークWをねじ部の軸を中心に回転させ、ワッシャの拘束状態を解消する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
座金付きねじであるワーク(W)のねじ部を前記ワークの進行方向に延び出た溝部(10)に収容するレール(1)と、
前記レールを駆動して前記ワークを前記進行方向に送る第1駆動部(2)と、
前記レールの上方に設けられ、ワーク頭部に接触して回転トルクを与えるヘッドタップ部(3)と、
前記ヘッドタップ部を前記進行方向に駆動する第2駆動部(4)と、
を備え、
各駆動される前記レール及び前記ヘッドタップ部の協働により、ワッシャが不完全ねじ部に拘束された前記ワークを前記ねじ部の軸を中心に回転させ、前記ワッシャの拘束状態を解消する座金付きねじ供給装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記ヘッドタップ部は前記進行方向に向かって低くなる傾斜面(30)を有し、前記不完全ねじ部に前記ワッシャが拘束された前記ワークを前記レールと前記傾斜面との間に収容し、
前記第2駆動部は振動フィーダであり、
前記レールと前記傾斜面とが形成する空間のうち高さ方向の距離が最も小さい部分は、前記ワーク頭部の最上部から前記ワッシャの最下部までの距離の最小値である最近接幅に制限されている請求項1に記載の座金付きねじ供給装置。
【請求項3】
レール(1)とヘッドタップ部(3)の傾斜面(30)とが形成する空間のうち高さ方向の距離が最も小さい部分が、座金付きねじであるワーク(W)のワーク頭部の最上部からワッシャの最下部までの距離の最小値である最近接幅に制限されている状況のもと、
前記ワークのねじ部を前記ワークの進行方向に延び出た溝部に収容する前記レールを駆動して、前記ワークを前記進行方向に送ることと、
前記レールの上方に設けられ、前記進行方向に向かって低くなる前記傾斜面を有し、前記ワッシャが前記不完全ねじ部に拘束された前記ワークを前記レールと前記傾斜面との間に収容し、前記ワーク頭部に接触して回転トルクを与える前記ヘッドタップ部を駆動することと、
により、前記ワークを前記ねじ部の軸を中心に回転させ、前記ワッシャの拘束状態を解消する座金付きねじ供給方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、座金付きねじ供給装置及び方法に関する。
続きを表示(約 960 文字)【背景技術】
【0002】
従来、座金付きねじを供給する装置及び方法が知られている。例えば、特許文献1は、座金付きねじ(セムス又はWセムスねじ)を移送するレールと、ワーク頭部の浮き上がりを規制するガイド部材と、間欠的に上下動してワーク頭部を押える押え部材とを備えたねじ部品送り装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-216715号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、セムス又はWセムスねじ(以下セムス)をパーツフィーダにかけるとワッシャが不完全ねじ部の下部からねじ部の肩部にかけての境界領域に喰い付いたセムスがそのままフィードされる事案が頻発していた。
【0005】
このため、従来は、比較例の上下動式ヘッドタップ機構(図7~図8)などにより、ワッシャの喰い付き解消が図られていた。
【0006】
この機構はセムスを文字通り上から叩くものであるが、ワッシャの喰い付きが解消できないことも多く、相変わらずシュート内に詰まりを生じて安定供給を阻害していた。
【0007】
またセムスを叩くときに変形や異物を発生させる懸念があった。さらにこの機構の上下動はワークを送るフィーダの動きに干渉して動きを阻害し、作業効率を低下させていた。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、座金付きねじの不完全ねじ部の下部からねじ部の肩部にかけての境界領域へのワッシャの喰い付きを解消し、座金付きねじを使いやすい状態で安定的に供給可能な座金付きねじ供給装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の座金付きねじ供給装置は、レール(1)と、第1駆動部(2)と、ヘッドタップ部(3)と、第2駆動部(4)とを備える。
【0010】
レールは、座金付きねじであるワーク(W)のねじ部をワークの進行方向に延び出た溝部(10)に収容する。第1駆動部は、レールを駆動して進行方向にワークを送る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社デンソー
携帯機
1か月前
株式会社デンソー
ステータ
19日前
株式会社デンソー
電子装置
6日前
株式会社デンソーウェーブ
携帯端末
26日前
株式会社デンソー
電子装置
24日前
株式会社デンソー
駆動装置
5日前
株式会社デンソー
電子機器
1か月前
株式会社デンソー
圧電素子
1か月前
株式会社デンソー
通信装置
5日前
株式会社デンソー
ステータ
24日前
株式会社デンソー
送電装置
20日前
株式会社デンソー
駆動装置
1か月前
株式会社デンソー
受電装置
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
17日前
株式会社デンソー
駆動装置
1か月前
株式会社デンソー
駆動装置
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
20日前
株式会社デンソー
測距装置
10日前
株式会社デンソー
電源装置
1か月前
株式会社デンソー
光学部材
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
株式会社デンソー
光学部材
今日
株式会社デンソー
通信装置
1か月前
株式会社デンソー
書込装置
6日前
株式会社デンソー
ガスセンサ
6日前
株式会社デンソー
半導体装置
27日前
株式会社デンソー
半導体装置
1か月前
株式会社デンソー
センサ装置
1か月前
株式会社デンソー
レーダ装置
17日前
株式会社デンソー
点火プラグ
19日前
株式会社デンソー
回転体装置
3日前
株式会社デンソー
半導体装置
20日前
株式会社デンソー
センサ素子
5日前
株式会社デンソー
熱音響装置
24日前
株式会社デンソー
特性補償回路
1か月前
株式会社デンソー
小型電動車両
13日前
続きを見る