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公開番号2025131258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028886
出願日2024-02-28
発明の名称アンテナ、制御装置、制御方法および制御プログラム
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01Q 1/52 20060101AFI20250902BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナのアイソレーション特性を向上する。
【解決手段】アンテナ1は、所定周波数で電波を送信する送信アンテナ10と、送信アンテナ10が送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナ20と、送信アンテナ10および受信アンテナ20に接続する制御装置30を備える。制御装置30は、送信アンテナ10を、周方向に回転した際の受信アンテナ20での受信電力のうち、受信電力が最小となる設置角度を、検出し、送信アンテナ10に、第1の設置角度に設定する指示を送信した後、受信アンテナ20を、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、受信アンテナ20に、第2の設置角度に設定する指示を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定周波数で電波を送信する送信アンテナと、
前記送信アンテナが送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナと、
前記送信アンテナおよび前記受信アンテナに接続し、前記送信アンテナと前記受信アンテナの設置角度を決定する制御装置を備え、
前記制御装置は、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第1のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第1の設置角度を、検出し、
前記第1のアンテナに、前記第1の設置角度に設定する指示を送信した後、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第2のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、
前記第2のアンテナに、前記第2の設置角度に設定する指示を送信して、
前記送信アンテナと前記受信アンテナの設置角度を決定する
アンテナ。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御装置は、
前記受信アンテナの受信電力の所定値以上の変動を検知すると、
前記送信アンテナの設置角度と前記受信アンテナの設置角度を決定する
請求項1に記載のアンテナ。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記受信アンテナの受信電力の所定値以上の変動を検知した後、所定期間、前記受信アンテナの受信電力の所定値以上の変動が継続する場合、
前記送信アンテナの設置角度と前記受信アンテナの設置角度を決定する
請求項2に記載のアンテナ。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記受信アンテナの受信電力の所定値以上の変動を検知した後の所定期間の前記受信アンテナの受信電力の指標値が、前記受信電力の変動前の所定期間の指標値と比べて、所定値以上の変動がある場合、
前記送信アンテナの設置角度と前記受信アンテナの設置角度を決定する
請求項2に記載のアンテナ。
【請求項5】
所定周波数で電波を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナが送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナに接続する接続部と、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第1のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第1の設置角度を、検出し、
前記第1のアンテナに、前記第1の設置角度に設定する指示を送信した後、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第2のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、
前記第2のアンテナに、前記第2の設置角度に設定する指示を送信する制御部
を備える制御装置。
【請求項6】
所定周波数で電波を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナが送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナに接続するコンピュータが、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第1のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第1の設置角度を、検出し、
前記第1のアンテナに、前記第1の設置角度に設定する指示を送信した後、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第2のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、
前記第2のアンテナに、前記第2の設置角度に設定する指示を送信する
制御方法。
【請求項7】
所定周波数で電波を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナが送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナに接続するコンピュータを、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第1のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第1の設置角度を、検出し、
前記第1のアンテナに、前記第1の設置角度に設定する指示を送信した後、
前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第2のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、
前記第2のアンテナに、前記第2の設置角度に設定する指示を送信する制御部
として機能させる制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ、制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信システムにおいて、全二重無線通信がある。全二重無線通信は、同一周波数で送信及び受信を行う。全二重無線通信は、半二重の通信と比較して、周波数利用効率を二倍に増やすことができる。
【0003】
しかしながら、全二重通信は、自己干渉を引き起こす場合がある。自己干渉は、送信および受信で同一の周波数を使うので、受信アンテナが、その周波数で、自端末の送信アンテナから送信した電波と、通信相手の電波を受信することにより、生じる。
【0004】
この自己干渉を抑制するために、送信アンテナと受信アンテナ間の分離度を表すアイソレーション特性を高くする必要がある。高いアイソレーション特性を確保するために、送信アンテナから受信アンテナへ回り込む電波を、遮断、打ち消し、または減衰させる方法がある。また、送信アンテナの放射が弱い方向と、受信アンテナの放射が弱い方向とを互いに向けることにより、高いアイソレーション特性が確保される。
【0005】
例えば、送信アンテナおよび受信アンテナ間のアイソレーション特性を確保するアンテナがある(特許文献1)。特許文献1は、送信アンテナおよび受信アンテナを、それぞれの最小近傍界方向を対向させて設置することで、アイソレーション特性を確保することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-200326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1は、最小近傍界方向が既知であることを前提としている。特許文献1は、最小近傍界方向が既知でない場合、または、アンテナの設置環境によって、アンテナ特性が影響を受ける場合などにおいて、アイソレーション特性を確保する技術について開示がない。
【0008】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、アンテナのアイソレーション特性を向上する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様に係るアンテナは、所定周波数で電波を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナが送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナと、前記送信アンテナおよび前記受信アンテナに接続し、前記送信アンテナと前記受信アンテナの設置角度を決定する制御装置を備え、前記制御装置は、前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第1のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第1の設置角度を、検出し、前記第1のアンテナに、前記第1の設置角度に設定する指示を送信した後、前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第2のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、前記第2のアンテナに、前記第2の設置角度に設定する指示を送信して、前記送信アンテナと前記受信アンテナの設置角度を決定する。
【0010】
本発明の他の態様に係る制御装置は、所定周波数で電波を送信する送信アンテナと、前記送信アンテナが送信する電波の周波数と同じ周波数で、電波を受信する受信アンテナに接続する接続部と、前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第1のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第1の設置角度を、検出し、前記第1のアンテナに、前記第1の設置角度に設定する指示を送信した後、前記送信アンテナと前記受信アンテナのうちの第2のアンテナを、周方向に回転した際の前記受信アンテナでの受信電力のうち、受信電力が最小となる第2の設置角度を、検出し、前記第2のアンテナに、前記第2の設置角度に設定する指示を送信する制御部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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