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公開番号
2025133230
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031051
出願日
2024-03-01
発明の名称
半導体装置、端子部品及び半導体装置の製造方法
出願人
新電元工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20250904BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】外部に取り出された端子部分を曲げ加工により固定する場合の外力による外部端子の変形を抑制可能とする半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、ケース本体16に基板12が収納され、開口を閉鎖する蓋部材18の外面に端子台26が設けられ、基板と端子台との間には外部端子20が配置される。外部端子20は、内部接合端子部22、外部固定端子部24及び支持脚部25を備える。内部接合端子部22は、板状部材を基板と平行に延出して先端を基板側に屈曲して半導体回路の所定位置に接合される。外部固定端子部は、内部接合端子部の後部から基板と垂直に蓋部材に向けて延出され、先端を蓋部材に形成された端子通し穴30に挿通して外部に取り出され端子台に曲げ固定される。支持脚部25は、外部固定端子部24の先端を端子台に曲げ固定する場合に加わる外力による変形を抑止するように基板に対し端子中間部を支持する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
半導体回路が実装された基板と、
前記半導体回路の周囲を囲むように前記基板に配置された箱枠状のケース本体と、
前記ケース本体の開口に配置されて閉鎖し、外面に端子台が形成された蓋部材と、
導電性の板状部材を曲げ加工で構成され、先端を基板側に屈曲して前記半導体回路部の所定位置に接合される内部接合端子部と、前記内部接合端子部の後部から前記蓋部材に向けて延出され、先端を前記端子台に形成された通し穴に通して外部に取り出された後に前記端子台に曲げ固定される外部固定端子部とが設けられた外部端子と、
を備えた半導体装置であって、
前記外部端子は、前記内部接合端子部と前記外部固定端子部に加え、端子中間部を前記基板に対し支持する支持脚部が一体に設けられたことを特徴とする半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1記載の半導体装置であって、
前記支持脚部は、前記外部固定端子部の先端を前記端子台に曲げ固定する場合に加わる外力による変形を抑止するように前記端子中間部を前記基板に対し支持することを特徴とする半導体装置。
【請求項3】
請求項2記載の半導体装置であって、
前記外部端子の支持脚部は、前記端子中間部として、前記内部接合端子部と前記外部固定端子部が連接されるコーナー部又はその近傍の所定位置を前記基板に対し支持することを特徴とする半導体装置。
【請求項4】
請求項1記載の半導体装置であって、
前記外部端子の板状部材は、前記端子台に形成された矩形状の台座に曲げ固定される所定の板幅を有し、
前記板状部材の一端側に前記外部固定端子部を形成し、
前記板状部材の他端側を二股に分岐し、一方の分岐側に前記内部接合端子部を形成するとともに、他方の分岐側に前記支持脚部を形成したことを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
請求項1記載の半導体装置であって、
前記外部端子の板状部材は、前記端子台に形成された矩形状の台座に曲げ固定される所定の板幅を有し、
前記板状部材の一端側に前記外部固定端子部を形成し、
前記板状部材の他端側を三股に分岐し、中央の分岐側に前記内部接合端子部を形成するとともに、両側の分岐側に前記支持脚部を形成したことを特徴とする半導体装置。
【請求項6】
請求項1記載の半導体装置であって、
前記支持脚部の先端を前記基板に接合したことを特徴とする半導体装置。
【請求項7】
請求項1記載の半導体装置であって、
前記支持脚部の先端を前記基板に当接したことを特徴とする半導体装置。
【請求項8】
請求項1記載の半導体装置であって、
前記外部固定端子部は、ローラ装置により外力を加えて前記端子台に曲げ固定されることを特徴とする半導体装置。
【請求項9】
基板に実装された半導体回路部の周囲を囲むように前記基板に箱枠状のケース本体が配置され、外面に端子台が形成された蓋部材を前記ケース本体の開口に配置して閉鎖する半導体装置の外部端子に使用される端子部品であって、
導電性の板状部材に、
先端を基板側に屈曲して前記半導体回路部の所定位置に接合される内部接合端子部と、
前記内部接合端子部の後部から前記蓋部材に向けて延出され、先端を前記端子台に形成された端子通し穴に挿通して外部に取り出される外部固定端子部と、
端子中間部を前記基板に対し支持する支持脚部と、
が一体に形成されたことを特徴とする端子部品。
【請求項10】
請求項9記載の端子部品であって、
前記支持脚部は、前記外部固定端子部の先端を前記端子台に曲げ固定する場合に加わる外力による変形を抑止するように前記端子中間部を前記基板に対し支持することを特徴とする端子部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パワーモジュール等の半導体装置、端子部品及び半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、パワーモジュール等の半導体装置には、装置内の半導体回路部と装置外部の端子台との間を電気的且つ機械的に接続する外部端子が設けられている。
【0003】
図14(A)は従来の半導体装置の一例を示す。図14(A)に示すように、従来の半導体装置100は、半導体素子を用いた半導体回路が実装された基板1012をケース本体1016の底部に収納し、ケース本体1016の上部開口には蓋部材1018が配置され、基板1012上の回路パターンと蓋部材1018の端子台1026との間に外部端子1020が配置され、外部端子1020は鋼材等の導電性の板状部材の一部を曲げ加工した形をとっている。
【0004】
ここで、図14の説明では、X-Y-Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、半導体装置100の一面を正面に見て、X方向を左右方向とし、Y方向を上下方向とし、Z方向を前後方向とする。また、X方向における+X側を右側、-X側を左側とし、Y方向における+Y側を上側、-Y側を下側とし、Z方向における+Z側を前側、-Z側を後側とする。この点は本発明の実施形態となる図1~図13においても同様となる。
【0005】
半導体装置100の外部端子1020は、内部接合端子部1022と外部固定端子部1024を備える。回路接合端子部1022は、板状部材が基板1012と平行に延出された後に曲げ加工された先端を回路パターンにはんだ接合している。外部固定端子部1024は、内部接合端子部1022の右側に続いて基板1012と垂直な方向に曲げ加工された後、蓋部材1018の端子通し穴に挿通して外部に取り出され、続いて、ローラ1044を用いて端子台1026に曲げ加工して固定されるようにしている。
【0006】
ところで、従来の半導体装置100の外部端子1020の端子取出構造は、ケース本体1016に保持することなく蓋部材1018の端子通し穴に挿通して外部に取り出す端子取出構造としているが、このような端子取出構造以外に、外部端子1020の一部をケース本体1016に埋込んで保持した状態で外部に取り出すことで、外部端子を支持する強度を高めるようにした端子取出構造が知られている(特許文献1)。
【0007】
しかしながら、特許文献1の端子取出構造にあっては、ケース本体を樹脂成型により製造する場合に、曲げ加工した外部端子の一部をケース本体内に埋込固定する構造が形成される樹脂成型が必要であり、その分、製造に手間がかかると共にコストも嵩むことになる。このため、図14(A)に示したように、外部端子1020をケース本体1016で保持することなく、蓋部材1018の端子通し穴に挿通して外部に取り出して端子台1026に固定する簡単な端子取出構造とすることで、コストの低減を図るようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-091787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、図14(A)に示した従来の端子取出構造にあっては、蓋部材1018の外部に取り出した外部端子1020の部分を端子台1026に曲げ固定するローラ加工を行う場合に、外部端子1020を基板方向に押圧する力が加わり、図13(B)に示すように、外部端子1020が曲がり変形を起こす場合がある。このように外部端子1020の変形が起きると、外部端子1020の変形箇所で基板1012に接触したり、また、絶縁を確保するに必要な空間距離(沿面距離)が保てなくなったりする。また、ローラ加工の際に外部端子1020に変形が起きていても、外部から確認することができず、半導体装置の信頼性を損なうおそれがある。
【0010】
この問題を解決するため、例えば図14(C)に示すように、外部端子1020と基板1012との間にスペーサ1050を配置し、ローラ加工により外部端子1020に加わる力をスペーサ1050で受けて外部端子1020の変形を抑制することが考えられるが、新たにスペーサ1050を配置する必要があることからコスト増加の要因となり、また、スペーサ1050を配置固定する工程が加わることで生産性が低下する可能性もある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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