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公開番号
2025133594
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024031632
出願日
2024-03-01
発明の名称
車両下部構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B62D
21/00 20060101AFI20250904BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】車両の衝突の際、サスペンションメンバの折れモードを安定させることが可能な車両下部構造を得る。
【解決手段】サスペンションメンバ14に搭載されるモータユニット26の前方側には、モータユニット26の重心Gよりも車両下方側にモータユニット26の前部を支持する前側マウント部28が設けられている。また、モータユニット26の後方側には、モータユニット26の重心Gを間において前側マウント部28の反対側かつ上方側の左右にモータユニット26の後部を支持する後側マウント部32がそれぞれ設けられている。これにより、モータユニット26に衝撃荷重Fが伝達されると、モータユニット26は重心Gを中心として車両下方側かつ車両後方側へ向かうモーメントMが作用し、サスペンションメンバ14を安定的に下凸折れさせることが可能となる。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
サスペンションメンバの前部側を構成し車両幅方向に延在されたクロスメンバに設けられ、車両を駆動させるモータユニットの重心よりも車両下方側に配置され前記モータユニットの前部を支持する前側マウント部と、
前記モータユニットの重心を間において前記前側マウント部の反対側かつ車両上方側に配置され、当該モータユニットの後部を支持する後側マウント部と、
を備えている車両下部構造。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記モータユニットは、車両前部に配設され、
前記前側マウント部は、車両幅方向の略中央部の一箇所に設けられ、前記後側マウント部は、車両幅方向の左右に設けられている請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記後側マウント部は、ダイキャストで一体成形された鋳物部材によって支持されている請求項2に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記サスペンションメンバの一部を構成し車両前後方向に延在されたサイドレールの下部において、車両側面視で前記前側マウント部の車両前方側に、車両が衝突された際に前記サイドレールの折れの起点とされる第1屈曲部が設けられている請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項5】
前記サスペンションメンバの一部を構成し車両前後方向に延在されたサイドレールの下部において、車両側面視で前記後側マウント部の車両後方側に、車両が衝突された際に前記サイドレールの折れの起点とされる第2屈曲部が設けられている請求項1に記載の車両下部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、駆動用モータを支持する平面視で矩形状のモータコンパートメントクロスメンバ(以下、「MCクロスメンバ」と称する)を備えた技術が開示されている。この先行技術では、MCクロスメンバの端部の一部において、他の箇所に比べて強度が低く、車両幅方向の内側に折れたフロントサイドメンバが入り込める脆弱部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-083144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、駆動モータがサスペンションメンバによって支持される場合、車両の前面衝突時(以下、「車両の前突時」と称する)又は車両の後面衝突時(以下、「車両の後突時」と称する)にサスペンションメンバを安定的に車両下側へ向かって折る、いわゆる下凸折れさせることは困難である。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、車両の衝突の際、サスペンションメンバの折れモードを安定させることが可能な車両下部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る車両下部構造は、サスペンションメンバの前部側を構成し車両幅方向に延在されたクロスメンバに設けられ、車両を駆動させるモータユニットの重心よりも車両下方側に配置され前記モータユニットの前部を支持する前側マウント部と、前記モータユニットの重心を間において前記前側マウント部の反対側かつ車両上方側に配置され、当該モータユニットの後部を支持する後側マウント部と、を備えている。
【0007】
請求項1に係る車両下部構造では、モータユニットの前部を支持する前側マウント部及びモータユニットの後部を支持する後側マウント部を備えている。前側マウント部は、サスペンションメンバの前部側を構成し車両幅方向に延在されたクロスメンバに設けられ、車両を駆動させるモータユニットの重心よりも車両下方側に配置されている。一方、後側マウント部は、当該モータユニットの重心を間において前側マウント部の反対側かつ車両上方側に配置され、モータユニットの後部を支持する。
【0008】
本発明では、例えば、車両の前突時において、サスペンションメンバに対して衝撃荷重が入力されると、前側マウント部を介してモータユニット側に衝撃荷重が伝達される。前側マウント部はモータユニットの重心よりも車両下方側に配置され、後側マウント部は、当該モータユニットの重心を間において前側マウント部の反対側かつ車両上方側に配置されている
【0009】
このため、本発明では、モータユニットに衝撃荷重が伝達されると、当該モータユニットには重心を中心として車両下方側かつ車両後方側へ向かうモーメントが作用する。これにより、本発明では、当該モータユニットは、車両下方側かつ車両後方側へ向かって回転しようとし、その結果、サスペンションメンバが車両下方側へ向かって下凸折れ可能となる。
【0010】
つまり、本発明では、モータユニットが車両下方側かつ車両後方側へ向かって回転しようとする力を利用して、サスペンションメンバの下凸折れを助長し、サスペンションメンバを安定的に下凸折れさせることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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