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公開番号
2025139732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024038726
出願日
2024-03-13
発明の名称
放送システム及び放送方法
出願人
株式会社国際電気
代理人
個人
主分類
H04B
17/18 20150101AFI20250919BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 後段装置において放送休止中か異常発生かを判別可能とし、システムの状態を容易に把握できる放送システム及び放送方法を提供する。
【解決手段】 放送信号を送信する送信装置1と、当該放送信号を受信して後段の装置に出力する受信装置2とを備え、送信装置1が、放送信号を送信する時は、放送信号にパイロット信号を付加して送信し、放送休止時は、パイロット信号のみを送信し、受信装置2が、放送信号とパイロット信号の双方を受信した場合には、放送信号をパイロット信号に基づいて位相雑音をキャンセリングして出力し、パイロット信号のみを受信した場合には、放送休止中の信号を出力し、パイロット信号を受信しない場合には、異常発生の信号を出力するとする放送システム及び放送方法としている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地上デジタル放送の放送信号を送信する送信装置と、前記放送信号を受信して後段に出力する受信装置とを備える放送システムであって、
前記送信装置は、前記放送信号を送信する時は、前記放送信号にパイロット信号を付加して送信し、放送休止時は、前記パイロット信号のみ送信し、
前記受信装置は、前記放送信号と前記パイロット信号の双方を受信した場合には、当該放送信号を当該パイロット信号に基づき位相雑音をキャンセリングして出力し、前記パイロット信号のみを受信した場合には、放送休止中の信号を出力し、前記パイロット信号を受信しない場合には、異常発生の信号を出力することを特徴とする放送システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記送信装置は、
前記放送信号をIF信号に変調する第1のデジタル変調器と、
前記放送信号をIF信号に変調する第2のデジタル変調器と、
前記第1のデジタル変調器からのIF信号に前記パイロット信号を付加してマイクロ波までアップコンバートし、電力増幅を行う第1の送信変換器と、
前記第2のデジタル変調器からのIF信号に前記パイロット信号を付加してマイクロ波までアップコンバートし、電力増幅を行う第2の送信変換器と、
前記第1の送信変換器又は前記第2の送信変換器の出力のいずれかを選択して出力する切替器と、を備え、
前記切替器が、放送休止時を検出すると、前記第1の送信変換器と前記第2の送信変換器に前記パイロット信号のみを送信するよう制御することを特徴とする請求項1記載の放送システム。
【請求項3】
前記受信装置は、
前記送信装置からの前記放送信号を受信して分配する分配器と、
前記分配器で分配された一方の前記放送信号をIF信号に変換する第1の受信変換器と、
前記分配器で分配された他方の前記放送信号をIF信号に変換する第2の受信変換器とを備え、
前記第1の受信変換器が、前記IF信号の位相雑音を前記付与されたパイロット信号を用いてキャンセリングし、前記パイロット信号のみを受信した場合には放送休止中の信号を出力し、前記パイロット信号を受信しなかった場合には、異常発生の信号を出力し、
前記第2の受信変換器が、前記IF信号の位相雑音を前記付与されたパイロット信号を用いてキャンセリングし、前記パイロット信号のみを受信した場合には放送休止中の信号を出力し、前記パイロット信号を受信しなかった場合には、異常発生の信号を出力することを特徴とする請求項2記載の放送システム。
【請求項4】
受信装置の後段に後段装置を設け、
前記後段装置が、前記放送休止中の信号を入力すると、スタンバイ状態で動作し、前記異常発生の信号を入力すると、メンテナンス状態で動作することを特徴とする請求項1記載の放送システム。
【請求項5】
地上デジタル放送の放送信号を送信する送信装置と、前記放送信号を受信して後段の装置へ出力する受信装置とを備える放送システムにおける放送方法であって、
前記送信装置が前記放送信号を送信する時は、前記放送信号にパイロット信号を付加して送信し、前記受信装置は、前記放送信号と前記パイロット信号の双方を受信して、当該放送信号を当該パイロット信号に基づき位相雑音をキャンセリングして出力し、
放送休止時は、前記送信装置が前記パイロット信号のみ送信し、前記受信装置は、前記パイロット信号のみを受信した場合には、放送休止中の信号を出力し、前記パイロット信号を受信しない場合には、異常発生の信号を出力することを特徴とする放送方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送信号を伝送する放送システムに係り、特に、後段装置においてシステムの状態を容易に把握可能とする放送システム及び放送方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
[従来の技術:図4]
SHF(Super High Frequency)信号で地上デジタル放送の放送信号を伝送する放送システムがある。従来の放送システムについて図4を用いて説明する。図4は、従来の放送システムの概略構成を示す説明図である。ここでは、親局と中継局、又は中継局と中継局との間を中継伝送するIF(Intermediate Frequency)-TTL(Transmitter to Transmitter Link)装置を示している。また、図4では、放送休止時の状態を表している。
【0003】
図4に示すように、従来の放送システムは、送信装置3と、受信装置4とを備えている。
また、受信装置4の後段には、受信装置4から放送信号を受信する後段装置が接続されている。
【0004】
送信装置3は、デジタル変調器31a,31bと、送信変換器32a,32bと、SHF切替器33と、アンテナ34とを備えている。そして、デジタル変調器31a及び送信変換器32aとから成る系と、デジタル変調器31b及び送信変換器32bとから成る系によって二重化(冗長化)された構成となっており、一方の系が故障すると他方の系で運用を継続する。
尚、デジタル変調器31a,31bを区別しない場合にはデジタル変調器31と記載することもある。また、送信変換器32a,32bを区別しない場合には、送信変換器32と記載することもある。
【0005】
デジタル変調器31は、入力された地上デジタル放送信号をOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)変調し、中継伝送するためのIF信号を生成する。
送信変換器32は、デジタル変調器31から出力されるIF信号の周波数をマイクロ波までアップコンバートしてSHF信号とし、電力増幅を行う。
【0006】
SHF切替器33は、送信変換器32a,32bのいずれか一方からのSHF信号をアンテナ34に出力するよう切り替える。
放送時間帯において機器が正常に動作している場合、SHF切替器33には、送信変換器32a,32bの両方からSHF信号が入力されており、その一方をアンテナ34に出力する。系の選択は、予め設定された方法に従って行う。
アンテナ34は、SHF切替器33から出力されたSHF信号を空中に放射する。
【0007】
受信装置4は、アンテナ41と、受信共用分配器42と、受信変換器43a,43bとを備えている。受信変換器43a,43bを区別しない場合には、受信変換器43と記載することもある。受信装置4も、受信変換器43の故障に備えて冗長化が図られている。
【0008】
アンテナ41は、SHF信号を捕捉する。
受信共用分配器42は、アンテナ41から入力されたSHF信号を受信変換器43a,43bに分配する。
受信変換器43は、受信したSHF信号をIF信号までダウンコンバートして復調し、IF信号(地上デジタル放送信号)を生成して中継出力する。
【0009】
[従来の放送休止時の動作:図4]
次に、従来の放送システムにおける放送休止時の動作について図4を用いて説明する。
放送休止時には、デジタル変調器31a,32bには、地上デジタル放送信号(放送信号)は入力されない(図では「×」印で示している)。
デジタル変調器31は、放送信号が入力されない場合には、SHF切替器33に対して入力信号断アラームを出力する。
【0010】
SHF切替器33は、デジタル変調器31a,31bの両方から入力信号断アラームが入力された場合には、放送休止と判断して、放送変換器32a,32bにSHF信号の出力を停止するよう制御信号を出力する(停止制御信号)。これにより、送信装置からのSHF信号の出力は停止する。
そして、受信装置4では、受信変換器43へのSHF信号が入力されず、受信変換器43は、後段へのIF信号(放送信号)の中継出力を停止する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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