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公開番号
2025161274
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064323
出願日
2024-04-12
発明の名称
履歴情報管理システムおよび装置
出願人
株式会社 日立産業制御ソリューションズ
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
G05B
19/418 20060101AFI20251017BHJP(制御;調整)
要約
【課題】
収集された設定値や稼働状況を用いて、より適切に製造システムを管理する。
【解決手段】
複数の設備4を有する製造システムにおける製造物を製造に関する製造履歴情報を管理するための履歴情報管理システムにおいて、前記製造物を製造に関する複数の関連機器と、前記複数の関連機器と接続する履歴情報管理装置1を有し、履歴情報管理装置1は、前記複数の関連機器から、前記複数の設備における製造履歴を示す製造履歴情報を収集する履歴情報収集部12と、第1の設備における第1の製造履歴情報が収集された場合、当該第1の製造履歴情報が示す製造履歴による前記製造システムに対する影響範囲を特定する影響範囲特定部132と、前記第1の製造履歴情報に応じて、前記影響範囲に含まれる第2の設備における製造に対する製造管理処理を実行する製造管理部133を有する履歴情報管理システム。
【選択図】 図16
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の設備を有する製造システムにおける製造物を製造に関する製造履歴情報を管理するための履歴情報管理システムにおいて、
前記製造物を製造に関する複数の関連機器と、
前記複数の関連機器と接続する履歴情報管理装置を有し、
前記履歴情報管理装置は、
前記複数の関連機器から、前記複数の設備における製造履歴を示す製造履歴情報を収集する履歴情報収集部と、
第1の設備における第1の製造履歴情報が収集された場合、当該第1の製造履歴情報が示す製造履歴による前記製造システムに対する影響範囲を特定する影響範囲特定部と、
前記第1の製造履歴情報に応じて、前記影響範囲に含まれる第2の設備における製造に対する製造管理処理を実行する製造管理部を有する履歴情報管理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の履歴情報管理システムにおいて、
前記第1の設備は前記製造システムで共通して使用される共有資源を貯蔵する共有資源貯蔵庫であり、前記第1の製造履歴情報は前記共有資源に対する使用予定を示し、
前記製造管理部は、前記使用予定に基づき、前記共有資源の前記第2の設備で使用可能な数量として管理する履歴情報管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の履歴情報管理システムにおいて、
前記第1の設備は、前記第2の設備よりも上流の製造工程を実行し、
前記製造管理部は、前記第1の製造履歴情報に応じて、前記第2の設備に対する制御指令を作成する履歴情報管理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の履歴情報管理システムにおいて、
前記複数の関連機器は、前記設備を制御する制御装置である履歴情報管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の履歴情報管理システムにおいて、
前記製造履歴情報には、前記制御装置に接続する端末装置を介して入力される設定値が含まれる履歴情報管理システム。
【請求項6】
複数の設備を有する製造システムにおける製造物を製造に関する製造履歴情報を管理するための履歴情報管理装置において、
前記製造物を製造に関する複数の関連機器と接続する入力部と、
前記入力部を介して、前記複数の関連機器から、前記複数の設備における製造履歴を示す製造履歴情報を収集する履歴情報収集部と、
第1の設備における第1の製造履歴情報が収集された場合、当該第1の製造履歴情報が示す製造履歴による前記製造システムに対する影響範囲を特定する影響範囲特定部と、
前記第1の製造履歴情報に応じて、前記影響範囲に含まれる第2の設備における製造に対する製造管理処理を実行する製造管理部を有する履歴情報管理装置。
【請求項7】
請求項6に記載の履歴情報管理装置において、
前記第1の設備は前記製造システムで共通して使用される共有資源を貯蔵する共有資源貯蔵庫であり、前記第1の製造履歴情報は前記共有資源に対する使用予定を示し、
前記製造管理部は、前記使用予定に基づき、前記共有資源の前記第2の設備で使用可能な数量として管理する履歴情報管理装置。
【請求項8】
請求項6に記載の履歴情報管理装置において、
前記第1の設備は、前記第2の設備よりも上流の製造工程を実行し、
前記製造管理部は、前記第1の製造履歴情報に応じて、前記第2の設備に対する制御指令を作成する履歴情報管理装置。
【請求項9】
請求項6に記載の履歴情報管理装置において、
前記複数の関連機器は、前記設備を制御する制御装置である履歴情報管理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の履歴情報管理装置において、
前記製造履歴情報には、前記制御装置に接続する端末装置を介して入力される設定値が含まれる履歴情報管理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医薬品等の製造物を製造するための機器、機械、設備(以下、単に設備)の稼働の管理に関する。その中でも特に、設備における監査証跡を含む製造履歴情報を管理するための技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、IoT(Internet of Things)の普及に伴い、設備の稼働履歴や設定履歴といった製造履歴情報の収集等、その管理が行われている。例えば、データインテグリティの一環として、医薬や食品等の製造においては、制御やこのための設定の変更などのイベントが生じた際に、その内容を記録することが求められている。より具体的には、医薬品製造ではGMP(Good Manufacturing Practice)基準などで製造の記録保存が義務付けられ、監査証跡の管理を行うことが求められている。
【0003】
このような監査証跡の管理について、特許文献1が提案されている。特許文献1には、「医薬品、飲料又は食品を製造する処理装置と、前記処理装置を制御するPLC10と、設定画面を表示するとともに、利用者による操作を受け付けるタッチパネル20とを備え、タッチパネル20は、PLC10の設定値を変更するための設定画面を表示し、設定画面を介して入力した設定入力値を取得する設定値取得手段24と、設定値を変更する理由を選択的に入力するための理由入力画面を表示し、理由入力画面を介して入力された理由を取得する理由取得手段25と、設定入力値及び理由を記録する記録手段26と、を備える」監査証跡の管理システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-220127号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、設備の稼働管理においては、単に設定値を記録するだけでは十分でなく、これを利用することが重要である。そこで、本発明では、収集された設定値や稼働状況を用いて、より適切に製造システムを管理することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明では、複数の設備により実行される製造における製造履歴情報の管理において、設備に対する設定を受け付け、設定に応じて、前記設備を制御し、設定履歴を含む製造における製造履歴情報を収集し、これを利用することを可能とする。
【0007】
この一態様として、本発明では、複数の設備のいずれかにおける製造状況による製造システムへの影響範囲を判定し、この結果に応じて製造に対する管制処理を実行する。この管制処理は、製造に関する処理であり、共有資源の引当、制御指令、故障等の原因分析、設備の保守、調整、修理の指示などが含まれる。
【0008】
より具体的には、複数の設備を有する製造システムにおける製造物を製造に関する製造履歴情報を管理するための履歴情報管理システムにおいて、前記製造物を製造に関する複数の関連機器と、前記複数の関連機器と接続する履歴情報管理装置を有し、前記履歴情報管理装置は、前記複数の関連機器から、前記複数の設備における製造履歴を示す製造履歴情報を収集する履歴情報収集部と、第1の設備における第1の製造履歴情報が収集された場合、当該第1の製造履歴情報が示す製造履歴による前記製造システムに対する影響範囲を特定する影響範囲特定部と、前記第1の製造履歴情報に応じて、前記影響範囲に含まれる第2の設備における製造に対する製造管理処理を実行する製造管理部を有する履歴情報管理システムである。また、本発明には、履歴情報管理システムを構成する履歴情報管理装置も含まれる。
【0009】
さらに、本発明には、履歴情報管理装置や履歴情報管理システムが実行する履歴情報管理方法も含まれる。さらに、本発明には、履歴情報管理装置をコンピュータとして機能させるためのプログラムやこれを格納した記憶媒体も含まれる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の設備により実行される製造の製造履歴情報を効率的に管理でき、より適切な製造管理を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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