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公開番号
2025102501
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219980
出願日
2023-12-26
発明の名称
電極活物質及びその製造方法、電極合材、並びに電池
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
4/587 20100101AFI20250701BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本開示は、ハードカーボンを含み、低電位での容量を改善することができる電極活物質及びその製造方法、そのような電極活物質を含む電極合材、並びにそのような電極合材を含有している電池を提供する。
【解決手段】本開示の電極活物質に含まれるハードカーボンは、ラマンスペクトルにおいてG’バンド、Gバンド、及びDバンドを有する。G’バンドの強度I
G’
のGバンドの強度I
G
に対する割合I
G’
/I
G
は、0.05以上である。Dバンドの半値幅Hw
D
は、50以上160以下である。電極活物質を製造する本開示の方法は、下記の工程を含む:炭素を含む原料を提供すること、及び原料を、0%超1.0%未満の大気を含む不活性雰囲気下で焼成して炭化すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ハードカーボンを含む、電極活物質であって、
前記ハードカーボンが、ラマンスペクトルにおいてG’バンド、Gバンド、及びDバンドを有し、
前記G’バンドの強度I
G’
の前記Gバンドの強度I
G
に対する割合I
G’
/I
G
が、0.05以上であり、かつ
前記Dバンドの半値幅Hw
D
が、50以上160以下である、
電極活物質。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記Dバンドの半値幅Hw
D
が、90以上130以下である、請求項1に記載の電極活物質。
【請求項3】
前記Dバンドの強度I
D
の前記Gバンドの強度I
G
に対する割合I
D
/I
G
が、1.0以上1.6以下である、請求項1に記載の電極活物質。
【請求項4】
前記Dバンドの強度I
D
の前記Gバンドの強度I
G
に対する割合I
D
/I
G
が、1.2以上1.4以下である、請求項3に記載の電極活物質。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の電極活物質を含む、電極合材。
【請求項6】
負極集電体層、負極活物質層、電解質層、正極活物質層、及び正極集電体層をこの順で有し、かつ
前記負極活物質層及び前記正極活物質層のいずれか一方が、請求項5に記載の電極合材を含有している、
電池。
【請求項7】
前記負極活物質層が、請求項5に記載の電極合材を含有している、請求項6に記載の電池。
【請求項8】
前記電解質層がナトリウムイオンを有するナトリウムイオン電池である、請求項6に記載の電池。
【請求項9】
前記電解質層がナトリウムイオンを有する電解液を含む液系電池である、請求項8に記載の電池。
【請求項10】
前記電解質層がナトリウムイオンを有する固体電解質を含む固体電池である、請求項8に記載の電池。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電極活物質及びその製造方法、電極合材、並びに電池に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1及び2が開示しているように、負極活物質として、ハードカーボンを含む電池が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/147242号
特開2021-012872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電極活物質としてハードカーボン含む電池において、低電位での容量について、改善の余地がある。
【0005】
本開示は、ハードカーボンを含み、低電位での容量を改善することができる電極活物質及びその製造方法、そのような電極活物質を含む電極合材、並びにそのような電極合材を含有している電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本件開示者等は、以下の手段により上記課題を解決することができることを見出した。
〈態様1〉
ハードカーボンを含む、電極活物質であって、
前記ハードカーボンが、ラマンスペクトルにおいてG’バンド、Gバンド、及びDバンドを有し、
前記G’バンドの強度I
G’
の前記Gバンドの強度I
G
に対する割合I
G’
/I
G
が、0.05以上であり、かつ
前記Dバンドの半値幅Hw
D
が、50以上160以下である、
電極活物質。
〈態様2〉
前記Dバンドの半値幅Hw
D
が、90以上130以下である、態様1に記載の電極活物質。
〈態様3〉
前記Dバンドの強度I
D
の前記Gバンドの強度I
G
に対する割合I
D
/I
G
が、1.0以上1.6以下である、態様1又は2に記載の電極活物質。
〈態様4〉
前記Dバンドの強度I
D
の前記Gバンドの強度I
G
に対する割合I
D
/I
G
が、1.2以上1.4以下である、態様3に記載の電極活物質。
〈態様5〉
態様1~4のいずれか一項に記載の電極活物質を含む、電極合材。
〈態様6〉
負極集電体層、負極活物質層、電解質層、正極活物質層、及び正極集電体層をこの順で有し、かつ
前記負極活物質層及び前記正極活物質層のいずれか一方が、態様5に記載の電極合材を含有している、
電池。
〈態様7〉
前記負極活物質層が、態様5に記載の電極合材を含有している、態様6に記載の電池。
〈態様8〉
前記電解質層がナトリウムイオンを有するナトリウムイオン電池である、態様6又は7に記載の電池。
〈態様9〉
前記電解質層がナトリウムイオンを有する電解液を含む液系電池である、態様8に記載の電池。
〈態様10〉
前記電解質層がナトリウムイオンを有する固体電解質を含む固体電池である、態様8に記載の電池。
〈態様11〉
下記の工程を含む、態様1~4のいずれか一項に記載の電極活物質の製造方法:
炭素を含む原料を提供すること、及び
前記原料を、0%超1.0%未満の大気を含む不活性雰囲気下で焼成して炭化すること。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ハードカーボンを含み、低電位での容量を改善することができる電極活物質及びその製造方法、そのような電極活物質を含む電極合材、並びにそのような電極合材を含有している電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示のナトリウムイオン電池の一例を示す概略断面図である。
図2は、実施例1の電極活物質のラマンスペクトルである。
図3は、比較例3の電極活物質のラマンスペクトルである。
図4は、各実施例及び比較例の電池における、低電位(0.05V(vs Na/Na
+
)以下)での容量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について詳述する。なお、本開示は、以下の実施の形態に限定されるのではなく、開示の本旨の範囲内で種々変形して実施できる。
【0010】
《電極活物質》
本開示の電極活物質は、ハードカーボンを含み、ハードカーボンは、ラマンスペクトルにおいてG’バンド、Gバンド、及びDバンドを有する。G’バンドの強度I
G’
のGバンドの強度I
G
に対する割合I
G’
/I
G
は、0.05以上である。Dバンドの半値幅Hw
D
は、50以上160以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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