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公開番号
2025128684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025493
出願日
2024-02-22
発明の名称
農業用作業車両
出願人
三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250827BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】走行機体の後部又は後方に設ける作業装置に苗や肥料等を補給する際に、走行機体の後部寄り中央に設ける運転席の後方側における、作業者の左右移動やその場での苗や肥料等の補給作業を支障なく行うことができる農業用作業車両を提供する。
【解決手段】運転席の下面にシートスライド装置を装着して、作業者が着座したまま運転席の前後移動調節を行えるように構成する一方、係る運転席をこのシートスライド装置毎、前方に設けるステアリングハンドルに向けて倒伏させて、それまで運転席やシートスライド装置が占拠していた空間を開放して、作業者の苗や肥料等の補給作業空間に利用できるように構成する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
走行機体の後部寄り中央に設けるシートフレームの上部に運転席を、その前方に設けるステアリングハンドルに向けて倒伏自在に設けると共に、この運転席の左右両側から後方側にかけて作業用ステップを設け、係る作業用ステップにその前方に設けるフロアから立ち上がった作業者によって、走行機体の後部又は後方に設ける作業装置に苗や肥料等を補給する農業用作業車両において、前記運転席の下面にシートスライド装置を装着して、作業者が着座したまま運転席の前後移動調節を行えるように構成する一方、係る運転席をこのシートスライド装置毎、ステアリングハンドルに向けて倒伏させて、それまで運転席やシートスライド装置が占拠していた空間を開放して、作業者の苗や肥料等の補給作業空間に利用できるように構成する農業用作業車両。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記シートスライド装置は、下部ブラケットの上面に固定する左右一対のロアレールと、この左右一対のロアレールにスライド自在に嵌合する左右一対のアッパーレールと、このアッパーレールのスライドを阻止又は許容するロック機構と、前記左右一対のアッパーレールを運転席の下面に固定する上部ブラケットを備え、また、前記下部ブラケットの前部寄りに設ける取付部を、前記シートフレームの上部に設ける座席取付部に回動自在に装着して、前記運転席をシートスライド装置毎、ステアリングハンドルに向けて倒伏自在に設ける請求項1に記載の農業用作業車両。
【請求項3】
前記下部ブラケットの後部寄り下面に左右一対のクッションゴムを固定すると共に、この左右一対のクッションゴムを下方から受け止める支持板を、前記作業用ステップと略同一の高さとなるようにシートフレームの上部に設けて、係る支持板を作業者が運転席をステアリングハンドルに向けて倒伏させて苗や肥料等の補給作業を行う際の足場として利用可能に構成する請求項2に記載の農業用作業車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗用型田植機や、或いは田畑に播種したり肥料を播いたり薬剤等を散布する乗用型管理機等の農業用作業車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から農業用作業車両である乗用型田植機は、左右の前輪と後輪を備える走行機体の後方に植付装置を昇降自在に設け、この植付装置によって水田に稲苗を植え付ける。また、乗用型田植機は、稲作体系における施肥量の低減や労力の軽減を図るために、ペースト施肥機や粒状施肥機を走行機体の後部に備えて、これらの施肥装置によって苗の植付作業と同時に施肥作業を行うことが出来るようにする。
【0003】
さらに、乗用型田植機では、大規模農家や営農法人等のニーズに答えて6条植や8条植或いは10条植といった一度に植え付けることができる苗植付条数の多条化を図ると共に、植付速度の高速化を行って作業時間の短縮化を図る。また、このような苗の植付作業において、植付装置への苗の補給や施肥装置への肥料の補給は手作業で行うから、これ等の補給作業で生ずるロス時間を短縮して、連続的な植付作業を重視することによって作業の効率化を図り、生産コストの低減に取り組む必要がある。
【0004】
そこで、多条植田植機では、苗や肥料の補給作業を迅速に行うことが出来るように、例えば、特許文献1に記載された8条植え仕様の乗用型田植機では、走行機体の後部に苗植付装置を昇降自在に連結し、また、走行機体の後部に粒状肥料を貯留する肥料ホッパを備える施肥装置を設ける。そして、走行機体の後部寄りに設ける運転座席の足元に設けるステップ(フロア)の後部を運転座席の横側において一段高く屈曲延出して、運転座席の左右横側から後側に回り込む一連の補助ステップを形成し、また、拡張ステップの後部から補助ステップと同高さの乗り上がりステップを延出する。
【0005】
また、運転座席は、ロック解除レバーを操作することで前後にスライド位置調節自在に構成すると共に、運転座席を前方に大きく移動することで、運転座席と肥料ホッパとの間を大きく開けて、作業者が自由に左右移動して予備苗のせ台から取り出した予備苗を、補助ステップや乗り上がりステップに立ち上がって、高い位置から苗植付装置の苗のせ台に容易に苗補給を行うことができるように構成する。
【0006】
同様に特許文献2に記載された乗用型田植機では、運転座席の前方側に位置する運転部ステップの後端部から上方に立ち上がって後方に延びる後部側ステップを設け、この後部側ステップを用いて後方に設ける苗植付装置に苗補給を行うことができるように構成する。なお、この乗用型田植機では、機体フレームから立設する左右一対の縦フレームの上端部同士にわたって上部連結体を架設連結して、この上部連結体に運転座席の前部側下部を枢支連結して、運転座席の後部側を上方に持ち上げてメンテナンス姿勢に切り換えることができるように構成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2008-278765号公報
特開2013-203360号公報
特開2016-54659号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述のように、乗用型田植機等の農業用作業車両では、走行機体の後部寄り中央に運転席を設けると共に、この運転席の左右両側から後方側にかけて作業用ステップ(乗り上がりステップ、補助ステップ)を設け、係る作業用ステップにその前方に設けるフロア(運転座席の足元に設けるステップ)から立ち上がった作業者によって、走行機体の後部又は後方に設ける作業装置(苗植付装置、施肥装置)に苗や肥料等を補給する。
【0009】
そして、このように走行機体の後部又は後方に設ける作業装置に苗や肥料等を補給する際に、運転席の左右両側から後方側にかけて作業用ステップを設けると、フロアから作業用ステップに立ち上がった作業者によって、走行機体の後部又は後方に設ける作業装置に苗や肥料等を高い位置から迅速に補給することができる。但し、その場合に作業用ステップ(足場)の前後長が短いと、足下スペースが不足して作業者に安定性を欠いた体勢を強いることになる。
【0010】
そのため、作業者にゆとりをもった安定した体勢で補給作業を行えるように、作業用ステップの前後長を逆に長くすると、この場合、走行機体の前後長が増加(車両が大型化)して、小回り旋回によって枕地が少ないコンパクトな作業車両を得られなくなるという問題が生ずる。なお、係る問題は作業用ステップの後部上方に施肥装置を設けた場合に顕著となり、また、運転席の後方となる作業用ステップは、その前方空間が運転席によって占拠されてしまうので、どうしても前後長が不足することになって、作業者の左右移動を疎外したりその場での苗や肥料等の補給作業が困難となる。
(【0011】以降は省略されています)
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