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公開番号2025103411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220778
出願日2023-12-27
発明の名称フラッシュランプ
出願人株式会社ミトリカ
代理人個人
主分類H01J 61/54 20060101AFI20250702BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】安定した光出力が得られ、かつ放電回数の累積により発光強度が減少することを防止できるフラッシュランプを提供する。
【解決手段】本発明のフラッシュランプ1は、不活性ガスが封入され密封されたランプハウジング2と、アーク放電を生じさせる陰極20及び陽極30と、アーク放電に先立って予備放電を行うトリガ電極40と、アーク放電始動のためのイオン化を促進する複数のスパーカ60,70と、を備え、複数のスパーカ60,70はそれぞれ離間して配置される。複数のスパーカの少なくとも1個を陰極20の近傍に配置することができる。さらに、トリガ電極40を複数備えることができる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
不活性ガスが封入され密封されたランプハウジングと、
アーク放電を生じさせる陰極及び陽極と、
前記アーク放電に先立って予備放電を行うトリガ電極と、
前記アーク放電始動のためのイオン化を促進する複数のスパーカを備え、
前記複数のスパーカはそれぞれ離間して配置されることを特徴とするフラッシュランプ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記複数のスパーカのうち少なくとも1個は前記陰極の近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュランプ。
【請求項3】
前記トリガ電極を複数備えたことを特徴とする請求項1に記載のフラッシュランプ。
【請求項4】
前記陰極及び前記陽極と前記トリガ電極と前記複数のスパーカは、前記ランプハウジング内のステム上に配置され、前記陽極と前記トリガ電極と前記複数のスパーカのそれぞれに電気を供給するリードは、前記ステムから電気的に絶縁されて植立されて前記ランプハウジングの外面に導出され、前記ステムは金属製の排気管を備え、前記排気管は前記陰極に接続して給電する端子としたことを特徴とする請求項1に記載のフラッシュランプ。
【請求項5】
前記陰極及び前記陽極と前記トリガ電極と前記複数のスパーカは、前記ランプハウジング内のステム上に配置され、前記陰極と前記トリガ電極と前記複数のスパーカのそれぞれに電気を供給するリードは、前記ステムから電気的に絶縁されて植立されて前記ランプハウジングの外面に導出され、前記ステムは金属製の排気管を備え、前記排気管は前記陽極に接続して給電する端子としたことを特徴とする請求項1に記載のフラッシュランプ。
【請求項6】
不活性ガスが封入され密封されたランプハウジングと、
アーク放電を生じさせる陰極及び陽極と、
前記アーク放電に先立って予備放電を行うトリガ電極と、
前記アーク放電始動のためのイオン化を促進するスパーカと、を備え、
前記陰極及び前記陽極と前記トリガ電極と前記スパーカは、前記ランプハウジング内のステム上に配置され、前記陽極と前記トリガ電極と前記スパーカのそれぞれに電気を供給するリードは、前記ステムから電気的に絶縁されて植立されて前記ランプハウジングの外面に導出され、前記ステムは金属製の排気管を備え、前記排気管は前記陰極に接続して給電する端子としたことを特徴とするフラッシュランプ。
【請求項7】
不活性ガスが封入され密封されたランプハウジングと、
アーク放電を生じさせる陰極及び陽極と、
前記アーク放電に先立って予備放電を行うトリガ電極と、
前記アーク放電始動のためのイオン化を促進するスパーカと、を備え、
前記陰極及び前記陽極と前記トリガ電極と前記スパーカは、前記ランプハウジング内のステム上に配置され、前記陰極と前記トリガ電極と前記スパーカのそれぞれに電気を供給するリードは、前記ステムから電気的に絶縁されて植立されて前記ランプハウジングの外面に導出され、前記ステムは金属製の排気管を備え、前記排気管は前記陽極に接続して給電する端子としたことを特徴とするフラッシュランプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フラッシュランプに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、封入する不活性ガスとして特にキセノンガスを用いたフラッシュランプは、紫外線から赤外線の広帯域にわたる強い発光スペクトルが得られることから、分光分析用の光源として活用されている。その使用用途は、水質検査装置、自動車排ガスモニター、窒素酸化物モニターなどである。発光が充電コンデンサの放電によるアーク放電により得られるため、重水素ランプなどによる光源と比較して高光出力・低発熱・長寿命となり、省エネ・メンテナンスフリーな点が光源として重用される要因である。
【0003】
しかしながら、従来のフラッシュランプでは発光に至らないフラッシュミス現象が発生する、或いは発光毎に発光強度が変動する、又は放電回数の累積により発光強度の絶対値が減少するなどの欠点があり、様々な方法で改良が試みられてきた。一例として、陰極の材料として電子の放出が容易なように仕事関数を下げタングステンを基材にバリウムを多く含む金属材料を使うと、電極の消耗が激しくなり短寿命になり、また、アーク放電に伴うスパッタにより発光光が通過するガラス面板が曇る現象が起きやすく放電回数の累積により発光強度が減少してしまう。
【0004】
この解決策としてバリウム量を減らしてスパッタを減らす試みが考えられるが、陰極と陽極間のアーク放電空間距離が短い場合でも放電回数の累積等により初期の段階でアーク放電が開始せず発光に至らない現象が発生する。このため電極からの放電がし難くなるのを複数のトリガ電極を設けて補う手段がとられる。しかし、この方法でもアーク放電が開始せず発光に至らないフラッシュミス現象が発生する場合があり、一方この現象を回避したとしても、アーク放電の経路が放電毎に若干異なる現象が発生し、フラッシュランプの導出光を狭いスリットを介して用いる光学系では、スリットを通過する光量が見かけ上変動するアパーチャージッタが増えるなどして根本的な解決には至らなかった。
【0005】
特許文献1には、パルス発光毎の放電経路のばらつきを少なくし、光出力安定性が向上される技術が記載されている。不活性ガスが封入されたランプハウジング内にアーク放電を行う陰極および陽極が対向配置され、アーク放電に先立って予備放電を行う複数本の針状のトリガ電極が、陰極および陽極間に配置されている。
【0006】
特許文献2には、フラッシュランプ及び付属スパーカに係わる労働、コスト及び作業のばらつきを低減する技術が記載されている。スパーカは、フラッシュランプの密閉貫通接続ヘッダに直接組み込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第4575012号公報
特許第6097437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1、2のフラッシュランプは光出力安定性を向上させたものであるが、さらに発光毎の発光強度の変動を極力抑え、放電回数の累積により発光強度の絶対値が減少する特性を排除したキセノンフラッシュランプが望まれる。
【0009】
また、陰極と陽極の間のアーク放電距離が長いフラッシュランプであっても、上記の特徴を有するキセノンフラッシュランプが望まれる。さらに、フラッシュランプに植立され導出するリードの本数を減らし、フラッシュランプをプリント基板のパターンに接続する際パッド間の沿面距離を確保し沿面放電をし難くすると共に、陰極の温度上昇を下げることが可能なキセノンフラッシュランプが望まれている。
【0010】
本発明は上記課題に鑑み、安定した光出力が得られ、かつ放電回数の累積により発光強度が減少することを防止できるフラッシュランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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