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公開番号2025107904
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001449
出願日2024-01-09
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60W 50/12 20120101AFI20250714BHJP(車両一般)
要約【課題】アクセルの誤操作を適正に判定することができる判定条件にてアクセルの誤操作を判定し、駆動力を適正に抑制することができるよう改良された車両制御装置を提供する。
【解決手段】判定装置は、シフトポジションが非駆動レンジである状況においてアクセル開度が第一の基準値以上である状況が基準継続時間を超えて継続し、しかる後、アクセル開度が第一の基準値よりも小さい第二の基準値以下になり、更にシフトポジションが駆動レンジへ切り替えられたときには、予め設定された制御時間に亘り、運転者のアクセル操作が誤操作であると判定され易くなるように、アクセル操作状態判定条件及び走行状態判定条件の少なくとも一方の条件を緩和する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シフトポジションが駆動レンジである状況において、運転者のアクセル操作状態が所定のアクセル操作状態であると判定するアクセル操作状態判定条件と、車両の走行状態が所定の走行状態であると判定する走行状態判定条件とが成立すると、運転者のアクセル操作が誤操作であるとの誤操作判定を行う判定装置を備えた車両制御装置において、
前記判定装置は、前記シフトポジションが非駆動レンジである状況において、アクセル開度が第一の基準値以上である状況が基準継続時間を超えて継続し、しかる後前記アクセル開度が前記第一の基準値よりも小さい第二の基準値以下になり、更に前記シフトポジションが前記駆動レンジへ切り替えられたときには、予め設定された制御時間に亘り、運転者のアクセル操作が誤操作であると判定され易くなるように、前記アクセル操作状態判定条件及び前記走行状態判定条件の少なくとも一方の条件を緩和する条件緩和を行うよう構成された、車両制御装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両制御装置において、前記アクセル操作状態判定条件は、前記アクセル開度が第三の基準値以上であることを含み、前記条件緩和は、前記第三の基準値を小さくすることを含む、車両制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両制御装置において、前記アクセル操作状態判定条件は、前記アクセル開度関連量が第四の基準値以上になってからの経過時間が基準経過時間以下であり且つ前記アクセル開度が前記第三の基準値以上であることを含む、車両制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両制御装置において、前記判定装置は、車速の情報を取得し、前記走行状態判定条件は、車速が車速基準値以下であることを含み、前記条件緩和は、前記車速基準値を大きくすることを含む、車両制御装置。
【請求項5】
請求項1に記載の車両制御装置において、前記判定装置は、路面勾配の情報を取得し、前記走行状態判定条件は、路面勾配が基準勾配以下であることを含み、前記条件緩和は、前記基準勾配を大きくすることを含む、車両制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載の車両制御装置において、前記判定装置は、運転者によるブレーキ操作及びウインカー操作の少なくとも一方の情報を取得し、前記走行状態判定条件は、取得した情報の操作が現在から判定時間前までの間に行われていないことを含み、前記条件緩和は、前記判定時間を小さくすることを含む、車両制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両のための車両制御装置に係り、更に詳細には、運転者のアクセル操作が誤操作であるときには駆動力を抑制する車両制御装置に係る。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車などの車両の制御装置の一つとして、運転者によりアクセルの誤操作が行われたと判定されたときには、車両の駆動力を抑制して車両の加速を抑制する車両制御装置が知られている。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、運転者によるアクセルの誤操作を所定の判定条件にて判定し、適切なタイミングで車両の駆動力を抑制することができるよう構成された車両制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-28187号公報
【発明の概要】
【0005】
〔発明が解決しようとする課題〕
アクセルの誤操作に対処する車両の駆動力抑制制御においては、アクセルの誤操作の誤判定を防止しつつアクセルの誤操作の適正な判定に基づく駆動力の抑制を図る必要があり、そのためにはアクセルの誤操作を判定するための判定条件を更に改善する必要がある。
【0006】
本発明は、従来に比してアクセルの誤操作を適正に判定することができる判定条件にてアクセルの誤操作を判定し、駆動力を適正に抑制することができるよう改良された車両制御装置を提供する。
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
【0007】
本発明によれば、シフトポジション(SP)が駆動レンジである状況において、運転者のアクセル操作状態が所定のアクセル操作状態であると判定するアクセル操作状態判定条件(S20、S30、S120、S130)と、車両の走行状態が所定の走行状態であると判定する走行状態判定条件(S40~S70、S140~S170)とが成立すると、運転者のアクセル操作が誤操作であるとの誤操作判定を行う(S180)判定装置(運転支援ECU10)を備えた車両制御装置(100)が提供される。
【0008】
判定装置(運転支援ECU10)は、シフトポジション(SP)が非駆動レンジである状況において(S80)、アクセル開度(AP)が第一の基準値(APc)以上である状況が基準継続時間(Tc1)を超えて継続し(S90)、しかる後アクセル開度が第一の基準値よりも小さい第二の基準値以下になり、更にシフトポジションが駆動レンジへ切り替えられたときには(S100)、予め設定された制御時間(Ts1)に亘り、運転者のアクセル操作が誤操作であると判定され易くなるように、アクセル操作状態判定条件及び走行状態判定条件の少なくとも一方の条件を緩和する条件緩和を行う(S120~S160)よう構成される。
【0009】
アクセルの誤操作に関する多数のデータを調査したところ、駆動力が駆動輪に伝達されない状況において運転者により所定のアクセル操作が行われたときには、その後駆動力が駆動輪に伝達される状況において運転者によりアクセルの誤操作が行われる可能性が高いとの知見を得た。更に、アクセルの誤操作が行われたことを精度よく判定するためには、アクセルの誤操作を判定するための所定の判定条件を緩和する必要があることが判明した。
【0010】
上記の構成によれば、特定の条件が成立すると、予め設定された制御時間に亘り、運転者のアクセル操作が誤操作であると判定され易くなるように、アクセル操作状態判定条件及び走行状態判定条件の少なくとも一方の条件が緩和される。特定の条件は、シフトポジションが非駆動レンジである状況において、アクセル開度が第一の基準値以上である状況が基準継続時間を超えて継続し、しかる後アクセル開度が第二の基準値以下になり、更にシフトポジションが駆動レンジへ切り替えられたことである。
(【0011】以降は省略されています)

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