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公開番号2025108277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002109
出願日2024-01-10
発明の名称インバータ制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02M 7/48 20070101AFI20250715BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】インバータの定常誤差を補正可能なインバータ制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】インバータ制御装置の制御部22は、ダイナモ14が一定回転数かつ一定トルクが継続することを判定する判定部32と、予め定めた一定回転でダイナモを運転する定常運転において、ダイナモ14の計測トルクを取得する取得部34と、ダイナモ14の定常運転における指令トルクを導出する導出部36と、導出部36が導出した指令トルクと、取得部34が取得した計測トルクの差分に基づいて、ダイナモの個体に合わせて予め作成した誤差補償マップを補正する補正部38と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
インバータによって予め定めた一定回転でダイナモを運転する定常運転において、前記ダイナモの計測トルクを取得する取得部と、
前記定常運転における指令トルクを導出する導出部と、
前記導出部が導出した前記指令トルクと、前記取得部が取得した前記計測トルクの差分に基づいて、前記ダイナモの個体に合わせて作成した誤差補償マップを補正する補正部と、
を備えたインバータ制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、インバータ制御装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、インバータ出力に電流検出器を設け、電流検出器により検出された電流の極性を電流極性判別手段にて判別すると共に周波数指令に基づいて設定したインバータ装置の出力電圧を極性判別結果に応じて電圧補正手段にて補正し、電流極性判別手段に出力電流に対応する閾値を設定するインバータ装置の出力電圧誤差補正装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平５－１８４１５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の技術では、インバータ出力電圧の短絡防止期間による出力電圧誤差を小さくすることができるものの、定常誤差の補正までは考慮されていないため、改善の余地がある。
【０００５】
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、インバータの定常誤差を補正可能なインバータ制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
第１態様に係るインバータ制御装置は、インバータによって予め定めた一定回転でダイナモを運転する定常運転において、前記ダイナモの計測トルクを取得する取得部と、前記定常運転における指令トルクを導出する導出部と、前記導出部が導出した前記指令トルクと、前記取得部が取得した前記計測トルクの差分に基づいて、前記ダイナモの個体に合わせて作成した誤差補償マップを補正する補正部と、を備える。
【０００７】
第１態様によれば、取得部では、インバータによって予め定めた一定回転でダイナモを運転する定常運転において、ダイナモの計測トルクが取得され、導出部では、定常運転における指令トルクが導出される。そして、制御部では、導出部が導出した指令トルクと、取得部が取得した計測トルクの差分に基づいて、ダイナモの個体に合わせた誤差補償マップが補正される。このように、誤差補償マップを補正することで、インバータの定常誤差を補正することが可能となる。
【発明の効果】
【０００８】
以上説明したように本発明によれば、インバータの定常誤差を補正可能なインバータ制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態に係るインバータ制御装置の主要部の構成を示す図である。
制御部の機能構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態に係るインバータ制御装置の制御部において、インバータの誤差を学習する際に行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
アクセルのオンオフによる過渡運転におけるダイナモの挙動を示す図である。
本実施形態に係るインバータ制御装置の制御部で、インバータの早期故障検知を行う場合の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図１は、本実施形態に係るインバータ制御装置の主要部の構成を示す図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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