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公開番号2025108151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001870
出願日2024-01-10
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60L 15/20 20060101AFI20250715BHJP(車両一般)
要約【課題】手動変速式内燃機関車の変速動作を模擬できる電気自動車において、手動変速式内燃機関車のフューエルカット時の挙動を再現可能にする。
【解決手段】本開示の実施形態に係る電気自動車は、アクセルペダル、手動変速式内燃機関車の変速操作に用いるシフターを模した疑似シフター、手動変速式内燃機関車のタコメータを模した疑似タコメータ、及び疑似タコメータが示す数値を変化させる表示制御装置を備える。表示制御装置は、疑似タコメータが示す数値を電気自動車の車速に比例させるとともに、疑似シフターの操作で選択されたシフトポジションに応じて疑似タコメータが示す数値と車速との比例関係を変化させる。ただし、アクセルペダルが踏まれている状態で疑似タコメータが示す数値が第1閾値に達した場合、表示制御装置は上記の比例関係に従わせることなく疑似タコメータが示す数値を次第に低下させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを駆動源として有する電気自動車であって、
アクセルペダルと、
手動変速式内燃機関車の変速操作に用いるシフターを模した疑似シフターと、
前記手動変速式内燃機関車のタコメータを模した疑似タコメータと、
前記疑似タコメータが示す数値を変化させる表示制御装置と、を備え、
前記表示制御装置は、
前記数値を前記電気自動車の車速に比例させるとともに、前記疑似シフターの操作で選択されたシフトポジションに応じて前記数値と前記車速との比例関係を変化させ、
前記アクセルペダルが踏まれている状態で前記数値が第1閾値に達した場合、前記比例関係に従わせることなく前記数値を次第に低下させる
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記表示制御装置は、
前記アクセルペダルが踏まれている状態で前記数値が前記第1閾値よりも低い第2閾値まで低下した場合、再び前記比例関係に従って前記数値を変化させる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項3】
請求項2に記載の電気自動車において、
前記表示制御装置は、
前記数値が前記第2閾値まで低下するよりも前に前記アクセルペダルが戻された場合、再び前記比例関係に従って前記数値を変化させる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気自動車において、
前記電気モータのトルクを制御するトルク制御装置をさらに備え、
前記トルク制御装置は、
前記トルクを前記アクセルペダルの開度に応じて変化させ、
前記数値が前記第1閾値に達した場合、前記アクセルペダルの開度に関わらず前記トルクを低下させる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項5】
請求項4に記載の電気自動車において、
前記トルク制御装置は、
前記数値が前記第1閾値よりも低い第2閾値まで低下した場合、再び前記アクセルペダルの開度に応じて前記トルクを変化させる
ことを特徴とする電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-030838号公報には、内燃機関を動力源とする手動変速機を備えた車両(以下、手動変速式内燃機関車という)の手動変速動作を電気モータの制御によって疑似的に再現可能な電気自動車が開示されている。この公報に開示された電気自動車は、疑似エンジン回転速度メーター(以下、疑似タコメータという)を備えている。疑似タコメータには、車輪の回転速度とギア比とに基づいて計算された仮想エンジン回転速度が表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-030838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
手動変速式内燃機関車では、エンジン回転速度が過大になった場合、内燃機関の保護のためにフューエルカットが行われる。フューエルカットの前後において手動変速式内燃機関車の挙動には変化が生じる。しかしながら、上記公報に開示された電気自動車では、手動変速式内燃機関車のフューエルカット時の挙動までは再現されていない。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものである。本開示の一つの目的は、手動変速式内燃機関車の変速動作を模擬できる電気自動車において、手動変速式内燃機関車のフューエルカット時の挙動を再現可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一つの実施形態に係る電気自動車は、電気モータを駆動源として有する電気自動車であって、アクセルペダルと、手動変速式内燃機関車の変速操作に用いるシフターを模した疑似シフターと、手動変速式内燃機関車のタコメータを模した疑似タコメータと、疑似タコメータが示す数値を変化させる表示制御装置とを備える。表示制御装置は、疑似タコメータが示す数値を電気自動車の車速に比例させるとともに、疑似シフターの操作で選択されたシフトポジションに応じて疑似タコメータが示す数値と車速との比例関係を変化させる。ただし、アクセルペダルが踏まれている状態で疑似タコメータが示す数値が第1閾値に達した場合、表示制御装置は、上記の比例関係に従わせることなく疑似タコメータが示す数値を次第に低下させる。
【0007】
本開示の一つの実施形態において、アクセルペダルが踏まれている状態で疑似タコメータが示す数値が第1閾値よりも低い第2閾値まで低下した場合、表示制御装置は再び上記の比例関係に従って疑似タコメータが示す数値を変化させてもよい。また、疑似タコメータが示す数値が第2閾値まで低下するよりも前にアクセルペダルが戻された場合、表示制御装置は再び上記の比例関係に従って疑似タコメータが示す数値を変化させてもよい。
【0008】
本開示の一つの実施形態に係る電気自動車は、電気モータのトルクを制御するトルク制御装置をさらに備えてもよい。トルク制御装置は、電気モータのトルクをアクセルペダルの開度に応じて変化させる。ただし、疑似タコメータが示す数値が第1閾値に達した場合、トルク制御装置はアクセルペダルの開度に関わらず電気モータのトルクを低下させてもよい。また、疑似タコメータが示す数値が第1閾値よりも低い第2閾値まで低下した場合、トルク制御装置は再び前記アクセルペダルの開度に応じてトルクを変化させてもよい。
【発明の効果】
【0009】
上記の電気自動車によれば、アクセルペダルが踏まれている状態で疑似タコメータが示す数値が第1閾値に達した場合、車速に関係なく疑似タコメータが示す数値は次第に低下していく。これは、手動変速式内燃機関車においてフューエルカットが行われたときに、タコメータが示すエンジン回転速度が低下していくことに対応している。つまり、上記の電気自動車によれば、手動変速式内燃機関車のフューエルカット時の挙動を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成を示す図である。
制御装置が備える車両モデルの構成を示す図である。
フューエルカット時の内燃機関のトルクの変化を模擬したトルク制御の流れを示すフロー図である。
フューエルカット時のエンジン回転速度の変化を模擬した表示制御の流れを示すフロー図である。
制御装置により電気自動車において再現された手動変速式内燃機関車のフューエルカット時の挙動の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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