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公開番号
2025108289
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002126
出願日
2024-01-10
発明の名称
電気自動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
B60L
3/00 20190101AFI20250715BHJP(車両一般)
要約
【課題】運転者に対して物体の接近を効果的に通知することのできる電気自動車を提供すること。
【解決手段】電気自動車は、手動変速式内燃機関車の変速操作に用いる操作部材を模した疑似変速操作部材と、電気自動車を制御する制御装置と、電気自動車に接近する物体を検出する認識センサと、を備える。制御装置は、運転者の選択により疑似変速操作部材の操作を電気モータのトルクに関連付ける制御モードを実行することと、電気自動車に接近する物体を検出した場合に、電気自動車が車室内に備える何れかの部材を振動させることによって運転者に対する通知を行うことと、を実行するように構成される。上記制御モードの実行中に行われる運転者に対する通知は、疑似変速操作部材を振動させることによって運転者に対する通知を行うことを含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電気モータを駆動源として有する電気自動車であって、
前記電気自動車の運転に用いる運転操作部材と、
手動変速式内燃機関車の変速操作に用いる操作部材を模した疑似変速操作部材と、
前記運転操作部材の操作に応じて前記電気自動車を制御する制御装置と、
前記電気自動車に接近する物体を検出する認識センサと、を備え、
前記制御装置は、
前記認識センサによって前記電気自動車に接近する物体を検出することと、
運転者の選択により、前記疑似変速操作部材の操作を前記電気モータのトルクに関連付ける制御モードを実行することと、
前記電気自動車に接近する物体を検出した場合に、前記電気自動車が車室内に備える何れかの部材を振動させることによって前記運転者に対する通知を行うことと、を実行するように構成され、
前記制御モードの実行中に行われる前記運転者に対する通知は、前記疑似変速操作部材を振動させることによって前記運転者に対する通知を行うことを含む
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記運転操作部材はアクセルペダルを含み、
前記疑似変速操作部材は、
手動変速機のH型シフタを模擬した疑似H型シフタと、
クラッチ操作装置を模した疑似クラッチ操作装置と、を含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項3】
請求項2に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、前記制御モードにおいて、前記疑似H型シフタで選択されたシフトポジションと、前記疑似クラッチ操作装置の操作量と、前記アクセルペダルの操作量とに応じて前記電気モータのトルクを変化させるように構成され、
前記制御モードの実行中に行われる前記運転者に対する通知は、前記疑似H型シフタ及び前記疑似クラッチ操作装置の少なくとも何れかを振動させることによって行われる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項4】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記運転操作部材はアクセルペダルを含み、
前記疑似変速操作部材は手動変速機のシーケンシャルシフタを模擬した疑似シーケンシャルシフタを含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項5】
請求項4に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、前記制御モードにおいて、前記疑似シーケンシャルシフタで選択されたシフトポジションと、前記アクセルペダルの操作量とに応じて前記電気モータのトルクを変化させるように構成され、
前記制御モードの実行中に行われる前記運転者に対する通知は、前記疑似シーケンシャルシフタを振動させることによって行われる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項6】
請求項1に記載の電気自動車において、
前記運転操作部材はアクセルペダルを含み、
前記疑似変速操作部材は手動変速機のH型シフタを模擬した疑似H型シフタを含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項7】
請求項6に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、前記制御モードにおいて、前記疑似H型シフタで選択されたシフトポジションと、前記アクセルペダルの操作量とに応じて前記電気モータのトルクを変化させるように構成され、
前記制御モードの実行中に行われる前記運転者に対する通知は、前記疑似H型シフタを振動させることによって行われる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項8】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の電気自動車において、
前記制御装置は、前記疑似変速操作部材を振動させることによって前記運転者に対する通知を行っている間、前記疑似変速操作部材からの入力を無効にする
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項9】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の電気自動車において、
前記制御モードの実行中に行われる前記運転者に対する通知は、前記疑似変速操作部材、及び前記電気自動車の内装に用いられる内装部材を振動させることによって行われる
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項10】
請求項1乃至7の何れか1項に記載の電気自動車において、
前記疑似変速操作部材は、前記運転者による接触を検出する接触センサを備え、
前記制御モードの実行中に行われる前記運転者に対する通知は、
前記接触センサによって前記運転者が前記疑似変速操作部材に触れていることが検出されている場合、前記疑似変速操作部材を振動させることによって行われ、
前記接触センサによって前記運転者が前記疑似変速操作部材に触れていることが検出されていない場合、前記電気自動車の内装に用いられる内装部材を振動させることによって行われる
ことを特徴とする電気自動車。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、手動変速式内燃機関車(マニュアルトランスミッション車両)の手動変速動作を疑似的に再現可能な電気自動車を開示している。
【0003】
また、特許文献2は、電気自動車において、振動を発生させることにより車両の危険状況を運転者に通知する方法を開示している。電気自動車は、シートに埋め込まれた振動アクチュエータを備え、危険な状況を検知するとシートに振動を発生させることで運転者に対する通知を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第06787507号公報
米国特許出願第2022/0203891号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自動車の運転者が運転を行っている間、車両に接近する物体が存在し、運転者が当該物体の接近に気づかない場合や気づくのが遅れた場合、当該物体との衝突の恐れが生じる。そこで、衝突を回避するために、車両に接近する物体が検出された場合に運転者に対して通知を行うことが知られている。通知方法の1つとして、振動によって通知を行う方法がある。例えば、上記特許文献2によれば、シートを振動させることで運転者に対する通知が行われる。ただし、シートに振動を付与する場合、運転者にとっては危険を通知するために付与された振動と路面の凹凸によって発生する振動との区別が付かなくなることがあり、通知に気づくのが遅れる可能性がある。このように、振動により通知を行う場合、振動させる部材によっては運転者が通知に気づきにくくなる可能性がある。通知を適切に行うためには、振動させる部材の選択が課題となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの態様によれば、電気モータを駆動源として有する電気自動車が提供される。電気自動車は、運転に用いる運転操作部材と、手動変速式内燃機関車の変速操作に用いる操作部材を模した疑似変速操作部材と、運転操作部材の操作に応じて電気自動車を制御する制御装置と、電気自動車に接近する物体を検出する認識センサと、を備える。制御装置は、認識センサによって電気自動車に接近する物体を検出することと、運転者の選択により、疑似変速操作部材の操作を電気モータのトルクに関連付ける制御モードを実行することと、電気自動車に接近する物体を検出した場合に、電気自動車が車室内に備える何れかの部材を振動させることによって運転者に対する通知を行うことと、を実行するように構成される。上記制御モードの実行中に行われる運転者に対する通知は、疑似変速操作部材を振動させることによって運転者に対する通知を行うことを含む。
【0007】
制御装置は、疑似変速操作部材を振動させることに代えて、或いは疑似変速操作部材を振動させることに加えて、電気自動車の内装に用いられる内装部材を振動させることによって運転者に対する通知を行ってもよい。
【0008】
また、本開示の別な態様によれば、上記制御モードの実行中に行われる運転者に対する通知は、内装部材を振動させることによって前記運転者に対する通知を行うことを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の電気自動車によれば、疑似変速操作部材及び内装部材の少なくとも何れかを振動させることによって運転者に対する通知が行われる。運転者は、比較的感覚の敏感な手や足で疑似変速操作部材に触れるため、疑似変速操作部材の振動による通知に気づきやすい。内装部材の振動についても、振幅が大きくなるため、視覚的にも振動していることがわかりやすくなり、運転者が振動による通知に気づきやすくなる。このように、疑似変速操作部材及び内装部材の少なくとも何れかを振動させて通知を行うことによって、運転者が通知に気づきやすくなり、運転者に対して効果的に通知を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係る電気自動車の構成の例を示す図である。
制御装置で選択可能な電気自動車の制御モードの一例を示すツリー図である。
電気自動車の走行制御に関係する制御装置の構成の例を示す図である。
運転者に対する通知に関係する制御装置の構成の例を示す図である。
運転者に対する通知に関係する処理の例を示すフロー図である。
運転者に対する通知に関係する処理の別の例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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