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公開番号
2025110265
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-28
出願番号
2024004103
出願日
2024-01-15
発明の名称
路面維持管理業務支援システム
出願人
株式会社ベイシスコンサルティング
代理人
個人
主分類
G08G
1/00 20060101AFI20250718BHJP(信号)
要約
【課題】
道路などの路面状態の変化から損傷の発生を推定し、道路などの路面の維持管理用業務を支援する路面維持管理業務支援システムを提供することを目的とする。
【解決手段】
路面の維持管理業務を支援する路面維持管理業務支援システムであって、路面維持管理業務支援システムは、路面を走行する車両で計測した路面の垂直方向の加速度を取得し、位置を示す情報に対応づけて所定の記憶領域に記憶させる計測処理部と、取得した加速度を用いて、あらかじめ定めた間隔ごとの加速度実効値を算出する計測情報処理部と、算出した加速度実効値を用いて時系列相関係数を算出し、その時系列相関係数が所定条件を充足した地点を、損傷の発生の予測地点として推定する推定処理部と、を有する路面維持管理業務支援システムである。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
路面の維持管理業務を支援する路面維持管理業務支援システムであって、
前記路面維持管理業務支援システムは、
前記路面を走行する車両で計測した前記路面の垂直方向の加速度を取得し、位置を示す情報に対応づけて所定の記憶領域に記憶させる計測処理部と、
前記取得した加速度を用いて、あらかじめ定めた間隔ごとの加速度実効値を算出する計測情報処理部と、
前記算出した加速度実効値を用いて時系列相関係数を算出し、その時系列相関係数が所定条件を充足した地点を、損傷の発生の予測地点として推定する推定処理部と、
を有することを特徴とする路面維持管理業務支援システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記推定処理部は、
前記算出した加速度実効値を用いて時系列相関係数を算出し、前記時系列相関係数の増加率が所定の閾値を超えた地点を、損傷の発生の予測地点として推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の路面維持管理業務支援システム。
【請求項3】
前記路面維持管理業務支援システムは、
路面状態に関連する情報である道路関連情報を取得する道路関連情報処理部、を有しており、
前記推定処理部は、
前記加速度実効値と前記時系列相関係数と前記取得した道路関連情報の一部または全部とを用いて損傷発生予測値を算出し、損傷発生予測値が所定の条件を充足した地点を、損傷の発生の予測地点として推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の路面維持管理業務支援システム。
【請求項4】
前記推定処理部は、
前記加速度実効値と前記時系列相関係数と前記取得した道路関連情報の一部または全部とを用いて、数量化理論II類により、前記損傷発生予測値を算出する、
ことを特徴とする請求項3に記載の路面維持管理業務支援システム。
【請求項5】
前記道路関連情報として、道路の表層材料、基層材料、施工区分、縦断勾配、ポットホールの発生の有無、施工方法、施工時期、線形性、勾配、気候、過去の補修履歴、交通量、点検履歴、局部損傷の数のうちいずれか一以上を含む、
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の路面維持管理業務支援システム。
【請求項6】
前記路面維持管理業務支援システムは、
前記推定処理部で推定した損傷の発生の予測地点を表示する表示処理部、を有しており、
前記損傷の発生の予測をした地点に対応する位置を地図情報上に表示する、
ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の路面維持管理業務支援システム。
【請求項7】
車両を用いて行う路面の維持管理業務を支援する路面維持管理業務支援システムであって、
前記車両には、
車両のばね下の加速度を計測する加速度計測装置と、前記車両の緯度経度情報を計測するGPS装置と、前記車両の車速パルスを計測する車速パルス計測装置とを備えており、
前記路面維持管理業務支援システムは、
前記加速度計測装置から前記路面の垂直方向の加速度を、前記GPS装置から前記車両の緯度経度情報を、前記車速パルス計測装置から前記車両の車速パルスによる走行距離を取得し、前記取得した加速度を、前記緯度経度情報および/または走行距離に基づく位置を示す情報に対応づけて所定の記憶領域に記憶させる計測処理部と、
前記取得した加速度を用いて、あらかじめ定めた間隔ごとの加速度実効値を算出する計測情報処理部と、
前記算出した加速度実効値を用いて時系列相関係数または損害発生予測値を算出し、前記時系列相関係数または損害発生予測値が所定条件を充足した地点を、損傷の発生の予測地点として推定する推定処理部と、
を有することを特徴とする路面維持管理業務支援システム。
【請求項8】
コンピュータを、
路面を走行する車両で計測した前記路面の垂直方向の加速度を取得し、位置を示す情報に対応づけて所定の記憶領域に記憶させる計測処理部、
前記取得した加速度を用いて、あらかじめ定めた間隔ごとの加速度実効値を算出する計測情報処理部、
前記算出した加速度実効値を用いて時系列相関係数を算出し、その時系列相関係数が所定条件を充足した地点を、損傷の発生の予測地点として推定する推定処理部、
として機能させることを特徴とする路面維持管理業務支援プログラム。
【請求項9】
コンピュータを、
車両のばね下の加速度を計測する加速度計測装置から路面の垂直方向の加速度を、前記車両に設置したGPS装置から前記車両の緯度経度情報を、前記車両に設置した車速パルス計測装置から前記車両の車速パルスによる走行距離を取得し、前記取得した加速度を、前記緯度経度情報および/または走行距離に基づく位置を示す情報に対応づけて所定の記憶領域に記憶させる計測処理部、
前記取得した加速度を用いて、あらかじめ定めた間隔ごとの加速度実効値を算出する計測情報処理部、
前記算出した加速度実効値を用いて時系列相関係数または損害発生予測値を算出し、前記時系列相関係数または損害発生予測値が所定条件を充足した地点を、損傷の発生の予測地点として推定する推定処理部、
として機能させることを特徴とする路面維持管理業務支援プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路などの路面状態の変化から損傷の発生を推定し、道路などの路面の維持管理用業務を支援する路面維持管理業務支援システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
道路などは走行安全性を確保できる状態に路面を維持し続けなければならない。そのため、道路の管理会社、あるいは道路を管理する国、地方自治体などでは、舗装や施設設備等の点検・補修、雪氷作業・交通巡回などの維持管理業務を実施している。
【0003】
道路に発生する損傷には、ひび割れ、わだち掘れ、段差、凹凸、窪み、ポットホールなどの各種の変状があり、しばらく経過観察できる損傷から、早急に補修工事を行わなければならない損傷まである。この損傷のうち、たとえば局所的な舗装の剥離現象であるポットホールは、車両などの損傷や、バイク、自転車の転倒などの事故の原因になる可能性もあるため、早期の補修が必要であるとともに、その発生を予測して、重点監視をしつつ、損傷が軽微なうちに補修をする措置が有効となる。
【0004】
そこで、車両にカメラを設置して、車両が道路を走行するときに撮影した路面から自動的に損傷箇所を検出する装置がある(特許文献1乃至特許文献3)。また、車両の走行時に検出した振動から路面の損傷箇所を検出する装置もある(特許文献4乃至特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-86645号公報
特開2005-43324号公報
特開2017-002658号公報
特開2015-161580号公報
特開2015-176540号公報
特開2017-61786号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ポットホールなどの路面の損傷は、初期段階では骨材の軽微な剥がれ、分離を伴うが、この事象を事前に予測することはかなり困難である。数mmから数十mm程度の路面上の孔は発見することは困難であって、損傷が進展してある程度の大きさ、たとえば100mm程度にならないとポットホールなどの損傷と認識されないことがある。
【0007】
また、ポットホールなどの損傷の発生原因は多岐にわたる。路線によって舗装構成や交通量、環境条件なども異なるため、発生原因を特定することも困難である。
【0008】
ポットホールなどの損傷の発生を予測できれば、加速度計を搭載した車両で、損傷の発生を予測した区域を走行して計測することで、損傷が進行する前に補修することができる。これによって、補修費を抑制することが可能となる。
【0009】
特許文献1乃至特許文献6は、いずれも、車両が走行した時点において、路面にポットホールなどの損傷が発生していることを検出する装置である。そのため、すでに損傷が発生していることを検出する場合に用いることはできるが、ポットホールなどの損傷の発生を予測(推定)することに用いることはできない。
【0010】
すなわち、ポットホールなどの損傷の発生の予測後に、その区域に対する高頻度モニタリングする場合に用いることはできるが、ポットホールなどの損傷の発生の予測に用いることはできない。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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