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公開番号2025110289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024004136
出願日2024-01-15
発明の名称シート状化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類A61K 8/25 20060101AFI20250718BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】シート状化粧料によって手軽にメイク直しを行うことを可能にする。
【解決手段】シート状化粧料は、親水性繊維及び疎水性繊維から構成される織布及び不織布から選ばれる1種以上のシートと、前記シートに含浸されている液状組成物と、を備える。上記液状組成物は、以下の成分(A)~(C)を含有し、以下の成分(D)を含有しないか、1.0質量%未満の上記成分(D)を含有する。
(A)中空シリカ粒子 3.0質量%以上10.0質量%以下
(B)金属酸化物を含む複合シリカ粒子 0.5質量%以上5.5質量%以下
(C)水
(D)液状油
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
シートを基材とするシート状化粧料であって、
親水性繊維及び疎水性繊維から構成される織布及び不織布から選ばれる1種以上のシートと、前記シートに含浸されている液状組成物と、を備え、
前記液状組成物は、以下の成分(A)~(C)を含有し、以下の成分(D)を含有しないか、1.0質量%未満の前記成分(D)を含有する
シート状化粧料。
(A)中空シリカ粒子 3.0質量%以上10.0質量%以下
(B)金属酸化物を含む複合シリカ粒子 0.5質量%以上5.5質量%以下
(C)水
(D)液状油
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記成分(A)の屈折率が1.00以上1.35以下である
請求項1に記載のシート状化粧料。
【請求項3】
前記成分(B)の屈折率が1.60以上2.60以下である
請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
【請求項4】
前記液状組成物における前記成分(A)の前記成分(B)に対する質量比(A)/(B)が1.0以上7.0以下である
請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
【請求項5】
前記液状組成物における前記成分(D)の前記成分(A)に対する質量比(D)/(A)が0.3未満である
請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
【請求項6】
前記液状組成物における前記成分(D)の前記成分(B)に対する質量比(D)/(B)が2.0未満である
請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
【請求項7】
前記液状組成物は、吸油量が40mL/100g以上であり、前記成分(A)及び前記成分(B)とは異なる多孔質シリカ粒子で構成され、1.0質量%以上5.0質量%以下の成分(E)を更に含有する
請求項1又は2に記載のシート状化粧料。
【請求項8】
前記液状組成物における前記成分(E)の前記成分(A)に対する質量比(E)/(A)が0.14以上1.0以下である
請求項7に記載のシート状化粧料。
【請求項9】
前記液状組成物における前記成分(E)の前記成分(B)に対する質量比(E)/(B)が0.2以上10.0以下である
請求項7に記載のシート状化粧料。
【請求項10】
前記液状組成物における前記成分(A)、前記成分(B)、及び前記成分(E)の質量比(A):(B):(E)が3.0以上10.0以下:0.5以上5.5以下:1.0以上5.0以下である
請求項7に記載のシート状化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液状組成物をシートに含浸させたシート状化粧料に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、メイク用品市場では、メイク崩れ対策用の商品、特にメイクの持続性を高める商品(下地や、ファンデーションや、メイクの上から使用するミスト化粧水等)が増えてきている。しかしながら、これらの商品を用いても、肌の状態や、併用する化粧料(化粧水、乳液、下地、UV製剤、下地、ファンデーション等)との相性や、過ごす環境などの要因によってメイクの持続性が充分に得られない場合がある。
【0003】
つまり、メイク崩れの対策を充分に施したつもりでも、結局のところ思ったよりも早くメイク崩れが生じてしまうことがある。このため、事後的なメイク直しが必要となるが、メイク崩れの本格的な修復には時間や労力がかかるため、修復せずに諦めてしまう消費者も多く存在する。したがって、時間や労力をかけずに手軽にある程度のメイク直しが可能な商品が消費者のニーズに合うものと考えられる。
【0004】
特許文献1には、メイクの上から肌を清拭するためのシート状化粧料が開示されている。このシート状化粧料では、清拭によって、なるべくメイクを肌上に残しつつ、皮脂や汚れたメイクを選択的に除去するように構成されている。また、このシート状化粧料では、清拭の際に皮脂を吸着する作用を有するシリカを肌に転写することで、肌のべたつきを抑制し、肌のさらさら感の持続性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-161876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
メイク崩れが生じた肌には、色がくすむことによって透明感を消失したり、毛穴やしわが目立つようになったり、メイクの凹凸ムラが発生したりといった見た目の劣化が生じる。この点、特許文献1に記載のシート状化粧料では、肌のべたつきなどによる不快感を抑制する作用が得られるものの、崩れたメイクを積極的に修復することで上記のように劣化した見た目を改善する作用は得られない。
【0007】
シート状化粧料によって手軽にメイク直しを行うことを可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一形態に係るシート状化粧料は、親水性繊維及び疎水性繊維から構成される織布及び不織布から選ばれる1種以上のシートと、前記シートに含浸されている液状組成物と、を備える。
上記液状組成物は、以下の成分(A)~(C)を含有し、以下の成分(D)を含有しないか、1.0質量%未満の上記成分(D)を含有する。
(A)中空シリカ粒子 3.0質量%以上10.0質量%以下
(B)金属酸化物を含む複合シリカ粒子 0.5質量%以上5.5質量%以下
(C)水
(D)液状油
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、シート状化粧料によって手軽にメイク直しを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
メイク直後の肌の状態を示す模式図である。
メイク後に時間が経過した肌の状態を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係るシート状化粧料の除去機能を説明するための図である。
上記シート状化粧料の付与機能を説明するための図である。
上記シート状化粧料による清拭後の肌の状態を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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