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公開番号2025114076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008504
出願日2024-01-24
発明の名称熱交換装置及びバッテリーパック
出願人ZACROS株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 10/6557 20140101AFI20250729BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】冷却性能を向上させることができる熱交換装置を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る熱交換装置は、内部に、熱交換媒体が流通する熱交換流路を有する袋体と、内部に、前記熱交換流路の一端に連通し、前記熱交換流路に前記熱交換媒体を供給する供給流路と、前記熱交換流路の他端に連通し、前記熱交換媒体を回収する回収流路とを有する板状体とを備え、前記袋体は、前記熱交換媒体が流入する流入口と、前記熱交換媒体が流出する流出口とを有し、前記板状体は、前記供給流路と連通し前記熱交換媒体を流出する流出孔を有する第1ボス部と、前記回収流路と連通し前記熱交換媒体が流入する流入孔を有する第2ボス部とを有し、前記第1ボス部は、前記流入口に嵌合し、前記第2ボス部は、前記流出口に嵌合している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に、熱交換媒体が流通する熱交換流路を有する袋体と、
内部に、前記熱交換流路の一端に連通し、前記熱交換流路に前記熱交換媒体を供給する供給流路と、前記熱交換流路の他端に連通し、前記熱交換媒体を回収する回収流路とを有する板状体とを備え、
前記袋体は、前記熱交換媒体が流入する流入口と、前記熱交換媒体が流出する流出口とを有し、
前記板状体は、前記供給流路と連通し前記熱交換媒体を流出する流出孔を有する第1ボス部と、前記回収流路と連通し前記熱交換媒体が流入する流入孔を有する第2ボス部とを有し、
前記第1ボス部は、前記流入口に嵌合し、前記第2ボス部は、前記流出口に嵌合している熱交換装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記袋体は、表面シートと、前記表面シートと対向する裏面シートと、前記流入口を有する第1口部材と、前記流出口を有する第2口部材とを備え、
前記表面シートは、最も内側に第1シーラント層を有する積層フィルムから構成され、
前記裏面シートは、最も内側に第2シーラント層を有する積層フィルムから構成され、
前記第1口部材及び前記第2口部材のそれぞれは、前記表面シートと前記裏面シートとの間に設けられ、前記第1シーラント層及び前記第2シーラント層と熱融着している請求項1に記載の熱交換装置。
【請求項3】
前記流出孔及び前記流入口は、同軸上に配置され、前記流入孔及び前記流出口は、同軸上に配置されている請求項2に記載の熱交換装置。
【請求項4】
前記袋体は、周縁部において、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層とが接合された周縁シール部と、前記周縁シール部より内側において、前記第1シーラント層と前記第2シーラント層とが接合された内側シール部とを有し、
前記熱交換流路は、前記周縁シール部と、前記内側シール部と、前記袋体の内面とから構成されている請求項3に記載の熱交換装置。
【請求項5】
前記表面シート及び前記裏面シートのそれぞれは、金属層を含む請求項4に記載の熱交換装置。
【請求項6】
前記板状体は、複数の前記第1ボス部と、複数の前記第2ボス部とを有し、
前記板状体に、複数の前記袋体が互いに離隔して並列に取り付けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の熱交換装置。
【請求項7】
請求項6に記載の熱交換装置と、
複数のバッテリーセルとを備え、
前記複数のバッテリーセルのそれぞれは、前記複数の袋体の各間に配置されているバッテリーパック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換装置及びバッテリーパックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車等に搭載されるバッテリーの使用時に発生する熱を冷却する熱交換装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、バッテリーモジュールの下面とバッテリーケースの底板部の上面との間に配された冷却器と、冷却器の内部に形成され、冷却器の上壁部と下壁部とを連結する隔壁部と、冷却器の内部において、隔壁部で区画されることにより水平方向に並列するように形成され、冷却液を流動させる複数の整流路とを備えるバッテリー用冷却装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-163741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような従来の熱交換装置では、冷却部位がバッテリーの下面であるため、バッテリーの側面からの発熱を抑制することができず、十分な冷却性能が得られないという問題があった。
【0006】
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、冷却性能を向上させることができる熱交換装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る熱交換装置は、内部に、熱交換媒体が流通する熱交換流路を有する袋体と、内部に、前記熱交換流路の一端に連通し、前記熱交換流路に前記熱交換媒体を供給する供給流路と、前記熱交換流路の他端に連通し、前記熱交換媒体を回収する回収流路とを有する板状体とを備え、前記袋体は、前記熱交換媒体が流入する流入口と、前記熱交換媒体が流出する流出口とを有し、前記板状体は、前記供給流路と連通し前記熱交換媒体を流出する流出孔を有する第1ボス部と、前記回収流路と連通し前記熱交換媒体が流入する流入孔を有する第2ボス部とを有し、前記第1ボス部は、前記流入口に嵌合し、前記第2ボス部は、前記流出口に嵌合している。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様に係る熱交換装置によれば、冷却性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態による熱交換装置を一方向から見た斜視図である。
一実施形態による熱交換装置を一方向から見た分解斜視図である。
一実施形態による熱交換装置を他方向から見た斜視図である。
一実施形態による袋体の斜視図である。
図4のI-I断面を示す図である。
一実施形態による袋体の表面シートの断面の模式図である。
一実施形態による熱交換装置における熱交換媒体の流れを説明する図である。
一実施形態によるバッテリーパックを一方向から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては同一の符号を付して、重複する説明は省略する場合がある。本明細書では、3軸方向(X方向、Y方向、Z方向)の3次元直交座標系を用い、板状体3の表面F1に平行な面において、互いに直交する2つの方向のうち一方をX方向、他方をY方向とし、板状体3の表面F1に垂直な方向をZ方向とする。なお、熱交換装置1の使用時の姿勢は、図1及び図2に示す例に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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