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公開番号
2025115411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-07
出願番号
2024009853
出願日
2024-01-26
発明の名称
遮蔽材およびワイヤーハーネス
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
,
富山住友電工株式会社
代理人
弁理士法人上野特許事務所
主分類
H05K
9/00 20060101AFI20250731BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】金属箔を含まない遮蔽材、およびそのような遮蔽材を備えたワイヤーハーネスを提供する。
【解決手段】樹脂材料より構成された骨格11が、三次元網目構造を形成している多孔質樹脂10と、前記多孔質樹脂10の前記骨格11の表面を被覆する金属層12と、を有する遮蔽材1とする。また、少なくとも1本の通信用電線を含んだ電線群と、前電線群の表面の少なくとも一部を覆う、前記遮蔽材1と、を有するワイヤーハーネスとする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂材料より構成された骨格が、三次元網目構造を形成している多孔質樹脂と、
前記多孔質樹脂の前記骨格の表面を被覆する金属層と、を有する遮蔽材。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記多孔質樹脂は、発泡樹脂より構成される、請求項1に記載の遮蔽材。
【請求項3】
前記多孔質樹脂は、発泡ポリウレタン樹脂より構成される、請求項2に記載の遮蔽材。
【請求項4】
前記金属層は、前記多孔質樹脂の前記骨格の表面積の50%以上を被覆している、請求項1に記載の遮蔽材。
【請求項5】
前記遮蔽材の厚さ方向に沿って、前記金属層が2層以上配置されている、請求項1に記載の遮蔽材。
【請求項6】
前記金属層は、3μm以上の厚さを有する、請求項1に記載の遮蔽材。
【請求項7】
少なくとも1本の通信用電線を含んだ電線群と、
前記電線群の表面の少なくとも一部を覆う、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の遮蔽材と、を有するワイヤーハーネス。
【請求項8】
前記ワイヤーハーネスは、基材をさらに有し、
前記電線群を構成する各電線は、前記基材に固定されており、
前記遮蔽材は、前記電線群の表面を覆って、前記基材に固定されている、請求項7に記載のワイヤーハーネス。
【請求項9】
前記遮蔽材の前記金属層をグランド電位に接続するグランド線を有さない、請求項7に記載のワイヤーハーネス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、遮蔽材およびワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の分野で用いられる通信用電線において、外部からのノイズの侵入や外部へのノイズの放出を低減するための遮蔽材として、金属箔、つまり連続した金属の層を含んだシート状の遮蔽材が用いられる場合がある。その種の遮蔽材は、典型的には、特許文献1に開示されたシールド電線に用いられている金属箔シールドのように、Cu,Al、またそれらの金属を含む合金等よりなる金属箔より構成される。あるいは、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂材料よりなる基材シートと金属箔を接合した遮蔽材も用いられる。
【0003】
シート状の遮蔽材を通信用電線のノイズ遮蔽に用いる場合に、遮蔽材の配置形態としては、特許文献1に挙げられているように、1本の通信用電線を構成するコア線の外周を被覆して遮蔽材を配置する形態のほか、複数の電線を含んだ電線群を有するワイヤーハーネスにおいて、電線群の外側を覆って、遮蔽材を配置する形態がありうる。例えば、特許文献2に開示されるように、高さ方向の省スペース性を保って複数の電線を集合させる等の目的で、樹脂シートや不織布よりなるシート材の面に、複数の電線を縫付または溶着によって固定したワイヤーハーネスが知られている。特許文献2にはワイヤーハーネスに遮蔽材を組み込むことは記載されていないが、ワイヤーハーネスを構成する複数の電線に通信用電線が含まれる場合には、その通信用電線に対してノイズ遮蔽を施すことが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-146850号公報
特開2018-196174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されているもののように、金属箔を有する遮蔽材を、通信用電線やワイヤーハーネスに配置する場合に、金属箔が金属の連続体として構成されていることにより、遮蔽材を利便性高く使用できない場合が生じうる。例えば、金属箔を含むことで、遮蔽材の比重が大きくなることや、金属箔をグランド電位に接続する必要性に伴って、電線やワイヤーハーネスの構造および加工工程が複雑化することが挙げられる。金属箔を含まない形態の遮蔽材を開発することが望まれる。
【0006】
そこで、金属箔を含まない遮蔽材、およびそのような遮蔽材を備えたワイヤーハーネスを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の遮蔽材は、樹脂材料より構成された骨格が、三次元網目構造を形成している多孔質樹脂と、前記多孔質樹脂の前記骨格の表面を被覆する金属層と、を有する。
【0008】
また、本開示のワイヤーハーネスは、少なくとも1本の通信用電線を含んだ電線群と、前記電線群の表面の少なくとも一部を覆う、前記遮蔽材と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の遮蔽材およびワイヤーハーネスは、金属箔を含まない遮蔽材、およびそのような遮蔽材を備えたワイヤーハーネスとなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の一実施形態にかかる遮蔽材の構造を模式的に示す断面図である。
図2は、図1中の楕円で示した箇所を示す拡大図である。
図3は、本開示の一実施形態にかかるワイヤーハーネスを示す平面図である。端部において構成部材を段階的に除いて表示している。
図4は、実際に遮蔽材の断面を観察した電子顕微鏡像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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