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公開番号2025116561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011052
出願日2024-01-29
発明の名称水田用除草装置、及びそれに用いられる回転ブラシ
出願人株式会社ナチュラルスタイル
代理人弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類A01B 39/18 20060101AFI20250801BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 水田の除草作業を省力化できるだけでなく、水田の状況やブラシの損耗に応じてブラシの交換が容易で除草以外の用途でも使用が可能な水田用除草装置、及びそれに用いられる回転ブラシを提供すること。
【解決手段】 水田上に浮遊可能な船体1と、この船体1の外側に配置された回転ブラシ2と、この回転ブラシ2を回転させるための駆動モータ3と、この駆動モータ3と前記回転ブラシ2とを繋ぐ伝動軸4と、を含んで水田用除草装置を構成すると共に、前記回転ブラシ2を軸体21の周囲に湾曲形状の毛部材22を立設して構成した。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
水田上に浮遊可能な船体と、この船体の外側に脱着自在に取着された回転ブラシと、この回転ブラシを回転させるための駆動モータと、この駆動モータと前記回転ブラシとを繋ぐ伝動軸と、を含んで成り、
前記回転ブラシの軸体の周囲に湾曲した線状体から成る毛部材が立設されている、水田用除草装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記回転ブラシの毛部材が軸体の周方向または軸体の軸方向に湾曲した、請求項1記載の水田用除草装置。
【請求項3】
前記回転ブラシが船体の両側、或いは並行に配置された複数の船体の内側に配置された、請求項1または2に記載の水田用除草装置。
【請求項4】
前記回転ブラシが船体の両側に配置されると共に、回転ブラシの船体と逆側に防護部材が取着された、請求項3記載の水田用除草装置。
【請求項5】
前記回転ブラシの周囲に泥除け部が設けられると共に、前記船体または泥除け部の上面側にソーラーパネルが設けられている、請求項1または2に記載の水田用除草装置。
【請求項6】
軸体と軸体の周囲に立設された毛部材とから成り、毛部材が軸体の周方向または軸体の軸方向に湾曲した線状体から成る、水田用除草装置に用いられる回転ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水田上を航行して除草等を行う水田用除草装置、及びそれに用いられる部品に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
水稲などの作物を育成する水田において、水田中に雑草が繁殖すると作物から水分や養分を奪い、品質低下などの悪影響を及ぼすため、雑草を除去する除草機が開発されている。除草機としては、歩行型や乗用型、田植機などに装着するアタッチメント型など、種々のものが存在しているが、大型の機械は取り扱いが大変であり、有人の作業は労力も大きいため、作業を手軽に行えないという問題がある。
【0003】
そこで、従来においては、水田中に浮かべて使用できる小型の除草装置も開発されているが(例えば、特許文献1参照)、これら従来の除草装置のうち、スクリュー型の装置は水田中の雑草を掻き取る効果が低いため、水深の大きい水田において充分な除草効果を得られ難い。またスクリュー型の装置は、水深が小さい場所で座礁するトラブルも生じ易いため、底に高低差のある水田では使い難い。そのため、従来においては、回転ブラシを用いた除草装置も開発されている(例えば、特許文献2~3参照)。
【0004】
しかしながら、上記従来の回転ブラシ型の除草装置は、装置の船体内部に回転ブラシを備えた構造であったため、回転ブラシの毛の長さに限界があり、水深の大きい場所において毛先が水田の底に着かず除草効果が低下する問題がある。更に底の泥面に毛先が触れないと水田の土をかき混ぜて水を濁らせる効果も弱くなるため、雑草を除去する効果だけでなく雑草の繁殖を抑える効果も得られ難い。
【0005】
また上記ブラシ内蔵型の装置は、回転ブラシの脱着や取り替えが難しいだけでなく、大型化も難しかったため、一度の航行で除草できる範囲が限定されてしまう。更に上記従来の装置は、水田の代掻きや土づくりに使用することは前提とされておらず、それに対応した回転ブラシを手軽に脱着することもできなかったため、装置を多機能化して除草以外の用途で使用することも難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第7291425号公報
特開2016-152775号公報
特開2020-162492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記従来技術の問題を解決することを課題としており、要約すると水田の除草作業を省力化できるだけでなく、水田の状況やブラシの損耗に応じてブラシの交換が容易で除草以外の用途でも使用が可能な水田用除草装置、及びそれに用いられる回転ブラシを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するために、水田上に浮遊可能な船体1と、この船体1の外側に配置された回転ブラシ2と、この回転ブラシ2を回転させるための駆動モータ3と、この駆動モータ3と前記回転ブラシ2とを繋ぐ伝動軸4と、を含んで水田用除草装置を構成すると共に、前記回転ブラシ2を軸体21の周囲に湾曲形状の毛部材22を立設して構成した(効果は後述する)。
【0009】
なお本明細書中において、「水田用除草装置」は少なくとも除草用途で使用できる装置を意味するが、除草以外の用途、例えば、代掻きや土の攪拌などを主用途とする装置も含まれるものとする。また「除草」には、成長した雑草の除去だけでなく雑草の成長抑制や繁殖抑制も含まれるものとする。
【0010】
更に本発明では、上記回転ブラシ2の毛部材22を軸体21の周方向または軸体21の軸方向に湾曲させることで、除草効果を向上させることができ、水深の浅い水田においてブラシの過剰接触により苗を傷める問題も解消できる。更に回転ブラシ2を上記形状とすることで、回転ブラシ2の回転抵抗を小さく抑えて駆動モータ3に必要な出力を抑えることができるため、駆動モータ3自体を小型化して装置の軽量化・小型化を図ることもできる。更に装置を小型化・軽量化すれば装置を小電力で稼働させることができ、連続稼働時間を延ばすこともできる。
(【0011】以降は省略されています)

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