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公開番号
2025116698
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011274
出願日
2024-01-29
発明の名称
コーヒー豆焙煎装置、およびコーヒー豆焙煎方法
出願人
個人
代理人
個人
主分類
A23N
12/08 20060101AFI20250801BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】たとえば家庭または店舗などにおいて、焙煎むらの発生を抑制しながら使用者の目的の味に対応する(適する)焙煎度を手軽に実現することができるコーヒー豆焙煎装置およびコーヒー豆焙煎方法を提供する。
【解決手段】本開示のコーヒー豆焙煎装置10は、コーヒーの生豆をその内部で収納する容器80が載置される焙煎室RSと、容器80の内部の生豆を加熱して焙煎する加熱部21と、加熱部21によって焙煎される生豆の重量の変化を計測する計量部31と、焙煎室RSの上方から容器80の内部に向けて送風して容器80の内部の生豆を攪拌する送風部23と、加熱部21によって生豆が焙煎されたり送風部23によって生豆が攪拌されたりする際に発生するチャフを捕捉するフィルタ部26と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
コーヒーの生豆をその内部で収納する容器が載置される空間と、
前記容器の内部の前記生豆を加熱して焙煎する加熱部と、
前記加熱部によって焙煎される前記生豆の重量の変化を計測する計量部と、
前記空間の上方から前記容器の内部に向けて送風して前記容器の内部の前記生豆を攪拌する送風部と、を含む、
コーヒー豆焙煎装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記容器を含んで構成され、
前記容器は上側が開口して形成され、
前記容器の内側壁面の少なくとも一部は、上方に行くに従って水平方向外側に向かって傾斜して形成される、
請求項1に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項3】
前記空間は、その上側が天壁によって画成され、
前記送風部の送風口は、前記天壁に配設され、
前記容器は、前記空間に載置された際にその開口縁が前記天壁に係合または近接するように形成される、
請求項2に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項4】
前記加熱部によって前記生豆が焙煎されたり前記送風部によって前記生豆が攪拌されたりする際に発生するチャフを捕捉するフィルタ部をさらに含み、
前記容器の前記内側壁面が全体的に筒状に形成され、
前記フィルタ部は、その吸気口が、前記容器が前記空間に載置された状態で前記容器の上方にかつ鉛直方向に延びる前記容器の仮想中心軸を通過して配置され、前記吸気口を通じて前記容器の内部から空気を吸気し、
前記送風部は、その送風口が、前記容器が前記空間に載置された状態で前記容器の上方にかつ前記容器の前記仮想中心軸を外れて配設され、前記送風口を通じて前記容器の前記内側壁面に向けて送風する、
請求項2に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項5】
前記送風部は、前記容器の前記内側壁面に対しその周方向に沿って送風する、
請求項4に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項6】
前記加熱部の加熱時間の長短を制御する制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記計量部の計測結果に基づいて、前記加熱時間を制御する、
請求項1に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項7】
前記生豆が前記加熱部によって加熱されることによって、前記生豆が所定期間連続的に爆裂することで発せられる爆ぜ音が間欠的に発生しており、
前記爆ぜ音の発生の有無の検出する音検出部と、
前記音検出部の検出結果に基づいて前記爆ぜ音の発生回数を計数する計数部と、をさらに含み、
前記制御部は、前記計量部の計測結果および前記計数部の計数結果に基づいて、前記加熱時間を制御する、
請求項6に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記送風部が動作開始または動作停止するタイミングも合わせて制御し、
前記制御部は、
第1回目の前記爆ぜ音が発生する期間内では前記送風部を第1の周期で間欠的に動作させ、
第2回目以降の前記爆ぜ音が発生する期間内では前記送風部を、前記第1の周期よりも短い第2の周期で間欠的に動作させる、
請求項7に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項9】
前記送風部が動作開始または動作停止するタイミングを制御する制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記加熱部による前記生豆の加熱が終了したと判定される場合、前記送風部を動作開始または動作継続させる、
請求項1に記載のコーヒー豆焙煎装置。
【請求項10】
前記容器は、電磁誘導加熱対応の素材を含んで設けられ、
前記加熱部は、電磁誘導加熱方式である、
請求項1に記載のコーヒー豆焙煎装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に家庭で使用されるコーヒー豆焙煎装置、およびコーヒー豆焙煎方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従前より家庭用のコーヒー豆焙煎装置として、コーヒー豆を収容するための焙煎チャンバーと、焙煎チャンバーに熱風を供給するための熱風供給装置と、コーヒー豆の皮を収集するための収集チャンバーと、を含んで構成されるものが知られる(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
この種の装置では、収集チャンバーは焙煎チャンバーと連通しており、焙煎チャンバーの底部には外部と連通する第1の豆出口が設けられ、第1の豆出口には開閉可能なチャンバードアが設けられる。この装置によれば、装置全体を手動で持ち上げて傾けることなく、焙煎されたコーヒー豆を取り出すことができて利便性が高められるとされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2022-524565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記特許文献1の装置は、焙煎の程度を調整することが可能なものではない。また、前記特許文献1の装置は、焙煎チャンバーに熱風を吹き込むだけの構造であり、焙煎時におけるコーヒーの生豆の攪拌が不十分となり焙煎むらが発生する可能性もある。
【0006】
ここで、コーヒーの生豆を焙煎する際には、その焙煎の程度(焙煎度)を適切に管理するとともに、焙煎むらが発生しないようにすることが重要である。コーヒーの味は焙煎度によって左右される。たとえば焙煎度を下げる(浅煎りにする)と苦味が弱めで酸味が強く、焙煎度を上げる(深煎りにする)と酸味が弱めで苦味が強くなる傾向がある。そして、コーヒーの生豆の焙煎は、加熱の程度が焦げの領域に到達することを要し、焙煎むらの原因は焙煎に使用する容器において生豆とその容器表面との接触状態が影響を与えていると推定される。そのためには、焙煎には攪拌という工程も重要となってくる。
【0007】
そのようなコーヒー豆の焙煎の管理は、広く一般的には“焙煎士”という用語があるほど職人または専門家が行うことがよいとされ、その技能によってコーヒーの美味しさが大きく変わるといわれる。焙煎むらなく、その味に対応する(適した)焙煎度にするには、卓越したその職人などの技能・技術が要するとされる。
【0008】
その一方、一般消費者にとって、前述のような職人がいなくても家庭または店舗などで、飲用直前にコーヒーの生豆を手軽に焙煎可能とすることが好ましい。この点、前記特許文献1の装置は改善の余地があったといえる。
【0009】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、たとえば家庭または店舗などにおいて、焙煎むらの発生を抑制しながら使用者の目的の味に対応する(適する)焙煎度を手軽に実現することができるコーヒー豆焙煎装置およびコーヒー豆焙煎方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の前述した目的は、後記の構成により達成される。
[1]
コーヒーの生豆をその内部で収納する容器が載置される空間と、
前記容器の内部の前記生豆を加熱して焙煎する加熱部と、
前記加熱部によって焙煎される前記生豆の重量の変化を計測する計量部と、
前記空間の上方から前記容器の内部に向けて送風して前記容器の内部の前記生豆を攪拌する送風部と、を含む、
コーヒー豆焙煎装置。
[2]
前記容器を含んで構成され、
前記容器は上側が開口して形成され、
前記容器の内側壁面の少なくとも一部は、上方に行くに従って水平方向外側に向かって傾斜して形成される、
[1]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[3]
前記空間は、その上側が天壁によって画成され、
前記送風部の送風口は、前記天壁に配設され、
前記容器は、前記空間に載置された際にその開口縁が前記天壁に係合または近接するように形成される、
[2]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[4]
前記加熱部によって前記生豆が焙煎されたり前記送風部によって前記生豆が攪拌されたりする際に発生するチャフを捕捉するフィルタ部をさらに含み、
前記容器の前記内側壁面が全体的に筒状に形成され、
前記フィルタ部は、その吸気口が、前記容器が前記空間に載置された状態で前記容器の上方にかつ鉛直方向に延びる前記容器の仮想中心軸を通過して配置され、前記吸気口を通じて前記容器の内部から空気を吸気し、
前記送風部は、前記送風口が、前記容器が前記空間に載置された状態で前記容器の上方にかつ前記容器の前記仮想中心軸を外れて配設され、前記送風口を通じて前記容器の前記内側壁面に向けて送風する、
[2]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[5]
前記送風部は、前記容器の前記内側壁面に対しその周方向に沿って送風する、
[4]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[6]
前記加熱部の加熱時間の長短を制御する制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記計量部の計測結果に基づいて、前記加熱時間を制御する、
[1]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[7]
前記生豆が前記加熱部によって加熱されることによって、前記生豆が所定期間連続的に爆裂することで発せられる爆ぜ音が間欠的に発生しており、
前記爆ぜ音の発生の有無の検出する音検出部と、
前記音検出部の検出結果に基づいて前記爆ぜ音の発生回数を計数する計数部と、をさらに含み、
前記制御部は、前記計量部の計測結果および前記計数部の計数結果に基づいて、前記加熱時間を制御する、
[6]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[8]
前記制御部は、前記送風部が動作開始または動作停止するタイミングも合わせて制御し、
前記制御部は、
第1回目の前記爆ぜ音が発生する期間内では前記送風部を第1の周期で間欠的に動作させ、
第2回目以降の前記爆ぜ音が発生する期間内では前記送風部を、前記第1の周期よりも短い第2の周期で間欠的に動作させる、
[7]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[9]
前記送風部が動作開始または動作停止するタイミングを制御する制御部をさらに含み、
前記制御部は、前記加熱部による前記生豆の加熱が終了したと判定される場合、前記送風部を動作開始または動作継続させる、
[1]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
[10]
前記容器は、電磁誘導加熱対応の素材を含んで設けられ、
前記加熱部は、電磁誘導加熱方式である、
[1]に記載のコーヒー豆焙煎装置。
(【0011】以降は省略されています)
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