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公開番号2025117447
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012289
出願日2024-01-30
発明の名称加熱蒸散用吸液芯、加熱蒸散方法及び加熱蒸散用製品
出願人アース製薬株式会社,テイボー株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類A01M 1/20 20060101AFI20250804BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、連続又は断続の通電加熱条件に関わらず、加熱蒸散用水性組成物を効率的に蒸散し得る加熱蒸散用吸液芯、並びにこれを用いた加熱蒸散方法及び加熱蒸散用製品を提供することを目的とする。
【解決手段】加熱蒸散性の有効成分と溶剤と水とを含む薬液を蒸散させるための加熱蒸散用吸液芯であって、前記加熱蒸散用吸液芯は、合成繊維が熱硬化性樹脂により接着加熱成形された吸液芯であり、前記加熱蒸散用吸液芯の吸液率は40~70%である、加熱蒸散用吸液芯、並びにこれを用いた加熱蒸散方法及び加熱蒸散用製品。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
加熱蒸散性の有効成分と溶剤と水とを含む薬液を蒸散させるための加熱蒸散用吸液芯であって、
前記加熱蒸散用吸液芯は、合成繊維が熱硬化性樹脂により接着加熱成形された吸液芯であり、
前記加熱蒸散用吸液芯の吸液率は40~70%である、加熱蒸散用吸液芯。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
請求項1記載の加熱蒸散用吸液芯を用いる加熱蒸散方法。
【請求項3】
請求項1記載の加熱蒸散用吸液芯と、加熱蒸散性の有効成分と溶剤と水とを含む薬液とを含む加熱蒸散用製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱蒸散用吸液芯、並びにこれを用いた加熱蒸散方法及び加熱蒸散用製品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体の加熱蒸散用薬剤を加熱蒸散用吸液芯に吸液させ、これを加熱して該加熱蒸散用薬剤に含まれる有効成分を蒸散させることにより有効成分の薬効を得ることが行われている。加熱蒸散用薬剤としてはピレスロイド系化合物等を有効成分として含有する加熱蒸散用組成物が汎用され、また種々検討されている。ピレスロイド系化合物等の有効成分は油性であることから、その多くは灯油などの油性溶剤に溶解させて、製剤化されている。
【0003】
その一方で、より安全性を求めて水やグリコールエーテル等の水性溶剤を配合した加熱蒸散用水性組成物が検討されている。例えば、特許文献1には、ピレスロイド系殺虫成分に対する感受性が低下した蚊類を防除するための加熱蒸散用水性組成物であって、ピレスロイド系殺虫成分を0.1~3.0質量%と、該殺虫成分の感受性低下対処助剤として沸点が150~300℃である少なくとも一種のグリコールエーテル系化合物を10~70質量%と、水とを含む加熱蒸散用水性組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/140172号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、加熱蒸散用水性組成物は水性溶剤を配合されていることから、加熱蒸散用吸液芯への目詰まりが生じたり、加熱による蒸散に対して当該水性組成物の吸液に供給が追い付かずに加熱蒸散用吸液芯の芯先が乾いた状態(以下、芯先の枯れともいう。)となり、蒸散量の低下が生じやすい。そのため、加熱が断続的である場合には、芯先の枯れと回復が断続的に生じて、蒸散量が不安定となる問題があった。
【0006】
したがって、本発明は、連続又は断続の通電加熱条件に関わらず、加熱蒸散用水性組成物を効率的に蒸散し得る加熱蒸散用吸液芯、並びにこれを用いた加熱蒸散方法及び加熱蒸散用製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、合成繊維が熱硬化性樹脂によって接着加熱成形されたものであり、且つ吸液率が特定範囲である加熱蒸散用吸液芯により、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
すなわち、本発明は以下の通りである。
1.加熱蒸散性の有効成分と溶剤と水とを含む薬液を蒸散させるための加熱蒸散用吸液芯であって、
前記加熱蒸散用吸液芯は、合成繊維が熱硬化性樹脂により接着加熱成形された吸液芯であり、
前記加熱蒸散用吸液芯の吸液率は40~70%である、加熱蒸散用吸液芯。
2.前記1記載の加熱蒸散用吸液芯を用いる加熱蒸散方法。
3.前記1記載の加熱蒸散用吸液芯と、加熱蒸散性の有効成分と溶剤と水とを含む薬液とを含む加熱蒸散用製品。
【発明の効果】
【0009】
本発明の加熱蒸散用吸液芯は、吸液率が特定範囲であり、合成繊維が熱硬化性樹脂により接着加熱成形されたものであることにより、連続又は断続の通電加熱条件に関わらず、加熱蒸散用水性組成物を効率的に蒸散させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る加熱蒸散用吸液芯を用いる加熱蒸散方法の一例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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