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公開番号2025117873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012837
出願日2024-01-31
発明の名称固定部材及び固定部材付ワイヤーハーネス
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H02G 3/30 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】被取付部材の移動に伴う、被取付部材に取り付けた長尺部材に作用する負荷を低減できる固定部材を提供することを目的とする。
【解決手段】ワイヤーハーネスWHを保持するハーネス保持部20と、ドアパネルPに設けた挿通孔P1に挿通させてドアパネルPに固定する挿通固定部40と、固定状態において、ドアパネルPとハーネス保持部20とを、軸方向Zに離間させて間隔を保持する間隔保持部50とが備えられ、挿通固定部40に、挿通孔P1に挿通される挿通軸41と、軸方向Zと反対方向に向かうに伴い、挿通軸41から離間するように、挿通軸41から延出する複数の延出片42とが備えられ、延出片42及び間隔保持部50の双方に、軸方向Zに沿って他方に向かうに伴い縮径するとともに、固定状態において、内周面P11と当接し、ドアパネルPの移動に伴い内周面P11に沿って摺動する第一摺動面423及び第二摺動面511が設けられた。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
被取付部材に取り付ける長尺部材を保持する保持部と、
前記被取付部材に設けた貫通孔に挿通させるとともに、前記被取付部材に固定する挿通固定部と、
前記被取付部材に取り付けて固定した固定状態において、
前記被取付部材と前記保持部とを、前記貫通孔に前記挿通固定部を挿通させる挿通方向に離間させて間隔を保持する間隔保持部とが備えられ、
前記挿通固定部に、
前記貫通孔に挿通される挿通軸と、
前記挿通方向と反対方向に向かうに伴い、前記挿通軸から離間するように、前記挿通軸から延出する複数の延出片とが備えられ、
前記延出片及び前記間隔保持部の少なくとも一方は、前記挿通方向に沿って他方に向かうに伴い縮径するとともに、
前記固定状態において、前記貫通孔の内周面と当接し、前記被取付部材との相対移動に伴い前記内周面に沿って摺動する摺動部を有する
固定部材。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記摺動部は、前記延出片及び前記間隔保持部の他方に向かって凸状の断面円弧である
請求項1に記載の固定部材。
【請求項3】
前記延出片及び前記間隔保持部の他方は、前記延出片及び前記間隔保持部の一方に向けて付勢できる付勢部材である
請求項2に記載の固定部材。
【請求項4】
前記延出片及び前記間隔保持部の双方が、前記摺動部を有する
請求項2に記載の固定部材。
【請求項5】
前記延出片は、前記挿通方向から視て、前記挿通軸を中心として周方向に均等に配置された
請求項4に記載の固定部材。
【請求項6】
前記間隔保持部は、
前記挿通方向に向かうに伴い、前記挿通軸に近接する複数の支持片で構成された
請求項5に記載の固定部材。
【請求項7】
前記支持片は、前記挿通方向に付勢できる付勢部材である
請求項6に記載の固定部材。
【請求項8】
前記支持片は、前記挿通方向から視て、前記挿通軸を中心として周方向に均等に配置された
請求項6又は請求項7に記載の固定部材。
【請求項9】
前記支持片は、前記挿通方向から視て、前記延出片と異なる位置に配置された
請求項8に記載の固定部材。
【請求項10】
前記挿通軸は、前記挿通方向に沿ったリブを有する
請求項1に記載の固定部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、車両に搭載される長尺部材を被取付部材に取り付けて固定する固定部材及び固定部材付ワイヤーハーネスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載されるワイヤーハーネスなどの長尺部材を車体パネルや電気接続箱などの被取付部材に取り付けて固定するために、固定部材が広く用いられている。このような固定部材として、長尺部材であるワイヤーハーネスをテープ固定して保持する板状の保持部と、被取付部材である車体パネルに設けた貫通孔に挿通させて保持部を固定するアンカーとを有するクランプが特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示されているクランプは、長尺部材であるワイヤーハーネスを所望の配索経路に沿って経路規制しながら、車体パネルに固定することができる。
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載されているクランプでは、ドアパネルなどのような可動する被取付部材にワイヤーハーネスを固定した場合、被取付部材の移動に伴って、保持部にテープ固定されたワイヤーハーネスに屈曲やねじれが生じ、ワイヤーハーネスに負荷が作用する可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-243624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、被取付部材の移動に伴う、前記被取付部材に取り付けた長尺部材に作用する負荷を低減できる固定部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、被取付部材に取り付ける長尺部材を保持する保持部と、前記被取付部材に設けた貫通孔に挿通させるとともに、前記被取付部材に固定する挿通固定部と、前記被取付部材に取り付けて固定した固定状態において、前記被取付部材と前記保持部とを、前記貫通孔に前記挿通固定部を挿通させる挿通方向に離間させて間隔を保持する間隔保持部とが備えられ、前記挿通固定部に、前記貫通孔に挿通される挿通軸と、前記挿通方向と反対方向に向かうに伴い、前記挿通軸から離間するように、前記挿通軸から延出する複数の延出片とが備えられ、前記延出片及び前記間隔保持部の少なくとも一方は、前記挿通方向に沿って他方に向かうに伴い縮径するとともに、前記固定状態において、前記貫通孔の内周面と当接し、前記被取付部材との相対移動に伴い前記内周面に沿って摺動する摺動部を有する固定部材であることを特徴とする。
【0007】
またこの発明は、被取付部材に取り付ける長尺部材であるワイヤーハーネスと、上述の固定部材とが備えられ、前記ワイヤーハーネスが前記保持部に保持された固定部材付ワイヤーハーネスであることを特徴とする。
【0008】
前記被取付部材とは、取り付けられた前記保持部に対して相対移動する部材をさし、例えば、開閉動作により移動させることができるドアパネルや、車両の前後方向に移動するスライドシートの他、車両の振動などの影響を受ける電気接続箱などを含む。
【0009】
前記長尺部材とは、ワイヤーハーネスや通信ケーブル、チューブなどを含む。
前記保持部は、前記長尺部材を保持できるものであり、例えば、前記長尺部材を固定して保持する平板や、前記長尺部材の外周に巻き回して前記長尺部材を保持するバンド部などの他、スルー構造などのような前記長尺部材の端部に設けられたコネクタを保持する構造を含む。
【0010】
この発明によれば、被取付部材の移動に伴う、前記被取付部材に取り付けた長尺部材に作用する負荷を低減できる。
詳述すると、被取付部材に設けた貫通孔に挿通させる挿通軸、及び挿通軸から延出する延出片を備えた挿通固定部と間隔保持部とが備えられているため、被取付部材に対して挿通方向に間隔を隔てた状態で、長尺部材を保持する保持部を被取付部材に取り付けて固定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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