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公開番号2025118022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013072
出願日2024-01-31
発明の名称導電性基板、タッチパネル
出願人富士フイルム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 5/14 20060101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導電性細線の腐食耐性の経時劣化が抑制された導電性基板、及び、導電性基板を有するタッチパネルを提供することを課題とする。
【解決手段】基材と、基材上に配置された導電性細線と、を有し、導電性細線が、金属、並びに、式(1A)で表される化合物及び式(1B)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種の特定化合物を含む、導電性基板。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材上に配置された導電性細線とを有し、
前記導電性細線が、金属と、下記式(1A)で表される化合物及び下記式(1B)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種の特定化合物とを含む、導電性基板。
TIFF
2025118022000023.tif
29
144
式(1A)及び式(1B)中、


~E

は、それぞれ独立に、単結合、-O-、-S-、-NH-、又は、-NR-を表す。Rは、置換基を表す。


、B

、B

、及び、B

は、それぞれ、k+1価、l+1価、m+1価、及び、n+1価の有機基を表す。ただし、前記式(1A)中、B

、B

、B

、及び、B

の少なくとも1つが、置換基を有していてもよい、k+1価、l+1価、m+1価、又は、n+1価の芳香環基を表し、前記式(1B)中、B

及びB

の少なくとも1つが、置換基を有していてもよい、k+1価又はl+1価の芳香環基を表す。
k、l、m、及び、nは、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。ただし、前記式(1A)中、k、l、m及びnの合計は2以上であり、前記式(1B)中、k及びlの合計は2以上である。
Lは、それぞれ独立に、2価の有機基を表す。
rは、0以上の整数を表す。
Tは、s価の有機基を表す。
sは、1以上の整数を表す。


~X

及びZ

~Z

は、それぞれ独立に、式(2)で表される基を表す。
TIFF
2025118022000024.tif
21
52
式(2)中、*は結合位置を表す。


は、それぞれ独立に、単結合又は2価の連結基を表す。


は、それぞれ独立に、置換基を有していてもよい芳香環基、又は、置換基を有していてもよい脂肪族環基を表す。
Q及びY

は、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、チオール基、カルボン酸基、スルホン酸基、アミド基、スルホンアミド基、及び、アルコキシ基からなる群から選択される特定官能基を表す。
pは、それぞれ独立に、0以上の整数を表す。
qは、それぞれ独立に、0~2の整数を表す。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
Q及びY

が、それぞれ独立に、水酸基又はスルホンアミド基を表す、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項3】
rが1以上の整数を表し、
sが2以上の整数を表す、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項4】
前記特定化合物の分子量が700以上である、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項5】
Q及びY

が、それぞれ独立に、水酸基又はスルホンアミド基を表し、
rが1以上の整数を表し、
sが2以上の整数を表し、
前記特定化合物の分子量が700以上である、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項6】
前記基材上において前記導電性細線に隣接して配置された金属を含まない透明絶縁部を更に有し、
前記透明絶縁部が、特定化合物を含み、
前記導電性細線及び前記透明絶縁部の合計面積あたりの前記特定化合物の含有量が、7~25nmol/cm

である、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項7】
前記金属が銀を含む、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項8】
前記基材上において前記導電性細線に隣接する透明絶縁部を有さず、
前記導電性細線が配置されている前記基材の表面の面積あたりの前記特定化合物の含有量が、0.01~2.5nmol/cm

である、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項9】
前記導電性細線によって形成されたメッシュパターンを有する、請求項1に記載の導電性基板。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか1項に記載の導電性基板を有する、タッチパネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、導電性基板及びタッチパネルに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
導電性細線(導電性を示す細線状の配線)を有する導電性基板は、タッチパネル、太陽電池、及び、EL(エレクトロルミネッセンス:Electro luminescence)素子等種々の用途に幅広く利用されている。特に、近年、携帯電話及び携帯ゲーム機器へのタッチパネルの搭載率が上昇しており、多点検出が可能な静電容量方式のタッチパネル用の導電性基板の需要が急速に拡大している。
【0003】
例えば、特許文献1には、金属からなる導通パターンと該導通パターンと接続した周辺配線部を有する画像単位と、隣り合う画像単位を接続不能とする非導電部からなる繰り返し単位を複数個有する電極パターンシートの製造方法に関する技術が開示されており、導通パターン及び周辺配線部の形成方法として、印刷方式、フォトリソグラフィー方式、及び、銀塩写真感光材料を導電性材料前駆体として用いる方法などが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-133239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このようなタッチパネルには、導電性基板とともに、その周辺に様々な部材が搭載されている。また、タッチパネルの使用中、その周囲には含まれる様々な成分に導電性基板は晒されている。これら周囲の部材及び周囲環境に含まれる成分の種類によっては、導電性基板の性能への影響も考えられ得る。
本発明者らは、特許文献1を参照しながら導電性細線を有する導電性基板について検討した結果、導電性基板の長期間使用時における、導電性細線の腐食耐性の経時劣化の抑制について、更なる改善の余地があることを知見した。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、導電性細線の腐食耐性の経時劣化が抑制される導電性基板の提供を課題とする。また、本発明は、上記導電性基板を有するタッチパネルの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題について鋭意検討した結果、以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
〔1〕基材と、上記基材上に配置された導電性細線とを有し、上記導電性細線が、金属と、後述する式(1A)で表される化合物及び後述する式(1B)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種の特定化合物とを含む、導電性基板。
〔2〕Q及びY

が、それぞれ独立に、水酸基又はスルホンアミド基を表す、〔1〕に記載の導電性基板。
〔3〕rが1以上の整数を表し、sが2以上の整数を表す、〔1〕又は〔2〕に記載の導電性基板。
〔4〕上記特定化合物の分子量が700以上である、〔1〕~〔3〕のいずれかに記載の導電性基板。
〔5〕Q及びY

が、それぞれ独立に、水酸基又はスルホンアミド基を表し、rが1以上の整数を表し、sが2以上の整数を表し、上記特定化合物の分子量が700以上である、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の導電性基板。
〔6〕上記基材上において上記導電性細線に隣接して配置された金属を含まない透明絶縁部を更に有し、上記透明絶縁部が、特定化合物を含み、上記導電性細線及び上記透明絶縁部の合計面積あたりの上記特定化合物の含有量が、7~25nmol/cm

である、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の導電性基板。
〔7〕上記金属が銀を含む、〔1〕~〔6〕のいずれかに記載の導電性基板。
〔8〕上記基材上において上記導電性細線に隣接する透明絶縁部を有さず、上記導電性細線が配置されている上記基材の表面の面積あたりの上記特定化合物の含有量が、0.01~2.5nmol/cm

である、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の導電性基板。
〔9〕上記導電性細線によって形成されたメッシュパターンを有する、〔1〕~〔8〕のいずれかに記載の導電性基板。
〔10〕〔1〕~〔9〕のいずれかに記載の導電性基板を有する、タッチパネル。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、導電性細線の腐食耐性の経時劣化が抑制される導電性基板を提供できる。また、本発明によれば、導電性基板を有するタッチパネルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の導電性基板の構成の一例を示す模式的断面図である。
本発明の導電性基板が有する導電性細線により構成されるメッシュパターンの一例を示す平面図である。
本発明の導電性基板を適用してなるタッチセンサフィルムの構成の一例を示す平面図である。
タッチセンサフィルムの引き出し配線と検知電極の構成の一例を示す平面図である。
タッチセンサフィルムの外部接続端子の構成の一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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