TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025109019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002663
出願日2024-01-11
発明の名称放熱構造
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類H01L 23/40 20060101AFI20250716BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】移動体毎に放熱構造を実現するための費用の低減に寄与する放熱構造を提供する。
【解決手段】本開示の一形態に係る放熱構造(1)は、電子機器(2)の筐体(2a)の外側面に固定され、重力方向に溝(5c)が延在するように複数の放熱フィン(5b)が並べられたヒートシンク(3)と、溝(5c)を跨ぐように、放熱フィン(5b)における筐体(2a)の外側面の側に対して逆側の端部に交換可能に固定され、電子機器(2)を移動体に取り付けるための第1のネジ(6)がねじ込まれるネジ孔(4c)を有する取付部材(4)と、を備える。ヒートシンク(3)は、押し出し材から成り、取付部材(4)のネジ孔(4c)にねじ込まれた第1のネジ(6)が干渉する部分を切削した被切削部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子機器の筐体の外側面に固定され、重力方向に溝が延在するように複数の放熱フィンが並べられたヒートシンクと、
前記溝を跨ぐように、前記放熱フィンにおける前記筐体の外側面の側に対して逆側の端部に交換可能に固定され、前記電子機器を移動体に取り付けるための第1のネジがねじ込まれるネジ孔を有する取付部材と、
を備え、
前記ヒートシンクは、押し出し材から成り、前記取付部材のネジ孔にねじ込まれた前記第1のネジが干渉する部分を切削した被切削部を有する、放熱構造。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記ヒートシンクは、移動体毎に共通に用いられる共通ヒートシンクにおける前記取付部材のネジ孔にねじ込まれた前記第1のネジが干渉する部分に前記被切削部として逃げ部が形成されて成る、請求項1に記載の放熱構造。
【請求項3】
前記取付部材と、前記放熱フィンにおける前記筐体の外側面の側に対して逆側の端部と、の間に断熱層が配置されている、請求項1又は2に記載の放熱構造。
【請求項4】
前記取付部材は、前記ヒートシンクに対して、熱伝導率が低く、且つ剛性が高い、請求項1又は2に記載の放熱構造。
【請求項5】
前記取付部材は、前記ヒートシンクに第2のネジによって固定されている、請求項1又は2に記載の放熱構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、放熱構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電子機器は、発熱体であり、例えば、電子機器の性能が劣化しないように当該電子機器にヒートシンクが設けられている。例えば、特許文献1の放熱構造は、光源がヒートシンクを介して車両に固定されている。このとき、特許文献1の放熱構造において、ヒートシンクが当該ヒートシンクの回転軸孔に挿入された回転軸を介して車両に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-15804号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の放熱構造において、例えば、車両に応じて回転軸の位置が異なる場合、それに対応してヒートシンクの回転軸孔の位置が異なる。そのため、ヒートシンクを介して電子機器を車両に固定する場合、車両に応じてヒートシンクを交換する必要がある。したがって、例えば、車両に代表される移動体毎にヒートシンクを鋳造する必要があり、移動体毎に放熱構造を実現するための費用が嵩む課題を有する。
【0005】
本開示の目的は、上述した課題を解決するためになされたものであり、移動体毎に放熱構造を実現するための費用の低減に寄与する放熱構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態に係る放熱構造は、電子機器の筐体の外側面に固定され、重力方向に溝が延在するように複数の放熱フィンが並べられたヒートシンクと、
前記溝を跨ぐように、前記放熱フィンにおける前記筐体の外側面の側に対して逆側の端部に交換可能に固定され、前記電子機器を移動体に取り付けるための第1のネジがねじ込まれるネジ孔を有する取付部材と、
を備え、
前記ヒートシンクは、押し出し材から成り、前記取付部材のネジ孔にねじ込まれた前記第1のネジが干渉する部分を切削した被切削部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、移動体毎に放熱構造を実現するための費用の低減に寄与する放熱構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1の放熱構造が電子機器に取り付けられた状態を示す斜視図である。
実施の形態1の放熱構造における共通ヒートシンクを示す斜視図である。
実施の形態1の放熱構造における共通ヒートシンクに対して車両に応じて切削加工して形成されたヒートシンクを示す斜視図である。
実施の形態1の放熱効果を説明するための図である。
実施の形態2の放熱構造が電子機器に取り付けられた状態をZ軸+側から見た図である。
実施の形態3の放熱構造が電子機器に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではなく、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
【0010】
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態の放熱構造が電子機器に取り付けられた状態を示す斜視図である。なお、以下の説明では、説明を明確にするために三次元(XYZ)座標系を用いて説明する。ここで、X軸+側が電子機器の後側であり、X軸-側が電子機器の前側である。Y軸+側が電子機器の左側であり、Y軸-側が電子機器の右側である。Z軸+側が電子機器の上側であり、Z軸-側が電子機器の下側(即ち、重力方向)である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社潤工社
同軸ケーブル
16日前
レナタ・アーゲー
電池
1か月前
株式会社ExH
電流開閉装置
18日前
株式会社クオルテック
空気電池
1か月前
個人
鉄心用材料とその製造方法
23日前
株式会社メルビル
ステージ
25日前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
3日前
エイブリック株式会社
半導体装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
23日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
16日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
23日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
23日前
オムロン株式会社
電磁継電器
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
23日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
18日前
株式会社ダイヘン
変圧器
9日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
1か月前
住友電装株式会社
端子台
17日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
16日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
17日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
18日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
18日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
23日前
東洋電装株式会社
操作装置
19日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
19日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
ローム株式会社
チップ部品
18日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
3日前
続きを見る