TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025118036
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013096
出願日2024-01-31
発明の名称液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体を吐出する装置、および液体吐出ヘッドの製造方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドマウントに固定するためのねじが挿入されるねじ穴におけるサビの発生を防止することができる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】液体を吐出するヘッド3とヘッド3を保持するベース部材1とを備える液体吐出ヘッド10であって、ヘッドマウント2に対してヘッドマウント2の側から挿入されるねじ4により固定され、ベース部材1はねじ4が挿入される有底のねじ穴11を有し、ねじ穴11は内周面及び底面に親水膜を有する液体吐出ヘッド10である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するヘッドと前記ヘッドを保持するベース部材とを備える液体吐出ヘッドであって、
前記液体吐出ヘッドは、ヘッドマウントに対して前記ヘッドマウントの側から挿入されるねじにより固定され、
前記ベース部材は前記ねじが挿入される有底のねじ穴を有し、
前記ねじ穴は内周面及び底面に親水膜を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記親水膜が、酸化アルミニウムおよび/または二酸化ケイ素を含むことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記ベース部材は前記ヘッドを保持する開口部を有し、前記開口部と異なる面に前記ねじ穴を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記ねじ穴は、親水膜上にめっき膜を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出ヘッドが、前記ねじにより前記ヘッドマウントに固定されてなるヘッドモジュール。
【請求項6】
請求項5に記載のヘッドモジュールを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
【請求項7】
請求項5に記載のヘッドモジュールを備え、対象物に電極材料層を形成することにより電極を製造することを特徴とする液体を吐出する装置。
【請求項8】
液体を吐出するヘッドと前記ヘッドを保持するベース部材とを備え、ヘッドマウントに対して前記ヘッドマウントの側から挿入されるねじにより固定される液体吐出ヘッドの製造方法であって、
前記ベース部材に前記ねじが挿入される有底のねじ穴を形成する工程と、前記ねじ穴の内周面及び底面に親水膜を形成する工程と、前記親水膜上にめっき膜を形成する工程と、を含むことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッド、ヘッドモジュール、液体を吐出する装置、および液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出ヘッドは、ノズルからインク等の液体を吐出し、対象物に任意の画像や文字などを印刷することができ、幅広い分野で液体を吐出する装置に用いられている。また、多様な液体を吐出することができることから、近年は工業用途でも用いられ、例えば電極や電気化学素子等の製造にも用いられている。
【0003】
液滴吐出ヘッドは、ノズル列を有するアクチュエータダイなどを搭載したベース部材を介して液体を吐出する装置のヘッドマウント(例えば、キャリッジ等)に固定される。固定する手段としてねじを用いる態様において、ベース部材には、ねじ穴が設けられる。
【0004】
液体吐出ヘッドの着脱の際等にインク等の液体が液滴吐出ヘッド内に侵入するのを防止するために、ベース部材に設けられるねじ穴は非貫通(有底)の止め穴とされる。しかしながら、ねじ穴にインク等の液体が侵入した場合、サビの発生の原因となることがある。
【0005】
また、非貫通のねじ穴は、製造時のメッキ処理工程において気泡が抜けにくく、またメッキ液が充填されにくいという課題がある。さらに、洗浄工程で使用した洗浄液(水分)の残留によっても、ねじ穴にサビが発生してしまうリスクがある。
【0006】
液体を吐出する装置では、吐出された液体が接触する部材及びその周辺部材にサビや腐食を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、防塵キャビネットが防錆材料および表面を防錆処理した材料のいずれかで構成された態様が開示されている。防錆材料としては、例えばSUS(ステンレス)、防錆処理としてはメッキ処理等の表面処理を行うことが記載されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、液体吐出ヘッドを構成する部材の構造上の課題および製造工程における課題に起因したサビの発生を防止する技術、具体的には、ねじ穴のサビの発生を防止する技術は開示されていない。
【0008】
そこで本発明は、ヘッドマウントに固定するためのねじが挿入されるねじ穴におけるサビの発生を防止することができる液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出ヘッドは、液体を吐出するヘッドと前記ヘッドを保持するベース部材とを備える液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドは、ヘッドマウントに対して前記ヘッドマウントの側から挿入されるねじにより固定され、前記ベース部材は前記ねじが挿入される有底のねじ穴を有し、前記ねじ穴は内周面及び底面に親水膜を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ヘッドマウントに固定するためのねじが挿入されるねじ穴におけるサビの発生を防止することができる液体吐出ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社リコー
塗装装置
4日前
株式会社リコー
ユニット
3日前
株式会社リコー
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
水力発電装置
3日前
株式会社リコー
画像形成装置
12日前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
液体吐出装置
3日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液体塗布装置
4日前
株式会社リコー
画像形成装置
3日前
株式会社リコー
画像形成装置
15日前
株式会社リコー
液体吐出装置
4日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
生体情報測定装置
8日前
株式会社リコー
システムおよび方法
1か月前
株式会社リコー
印刷装置及び印刷方法
12日前
株式会社リコー
炭素繊維含有樹脂組成物
12日前
株式会社リコー
電子機器および通信方法
3日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
10日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
個片モジュールの製造方法
3日前
株式会社リコー
ジョブ設定調整メカニズム
3日前
株式会社リコー
電源装置及び画像形成装置
17日前
株式会社リコー
定着装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
検査装置および液体吐出装置
16日前
株式会社リコー
媒体供給装置及び画像形成装置
10日前
株式会社リコー
液体吐出装置及び液体吐出方法
4日前
株式会社リコー
画像形成装置及び画像形成方法
3日前
株式会社リコー
画像読取装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
押圧ローラ、及び、画像形成装置
16日前
株式会社リコー
シート搬送装置及び画像形成装置
1か月前
株式会社リコー
液付与システム及び排気量制御方法
16日前
株式会社リコー
加熱装置、定着装置、画像形成装置
18日前
関西ペイント株式会社
塗料組成物
4日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
3日前
株式会社リコー
媒体処理装置及び画像形成システム
4日前
続きを見る