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公開番号2025117314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012088
出願日2024-01-30
発明の名称液体吐出装置及び液体吐出方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250804BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】DTF方式の画像形成において、転写用基材の品質のばらつきにより生じる画像品質のばらつきを低減する液体吐出装置を提供する。
【解決手段】転写用基材に液体を吐出する液体吐出部23と、撮像部と130、液体が吐出された転写用基材に対してエネルギーを印加して加熱する加熱部と、制御部と、を有し、前記液体吐出部は、画像となる部分とは別に前記転写用基材にテストパッチ55を形成し、前記テストパッチは、前記吐出する液体としてインクを用いて形成したものであり、前記撮像部は、前記テストパッチを撮像し、前記制御部は、前記撮像部の撮像結果に基づいて前記転写用基材のインクにじみ量を判定し、前記インクにじみ量に基づいて前記加熱部の加熱を制御することを特徴とする液体吐出装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
転写用基材に液体を吐出する液体吐出部と、
撮像部と、
液体が吐出された転写用基材に対してエネルギーを印加して加熱する加熱部と、
制御部と、を有し、
前記液体吐出部は、画像となる部分とは別に前記転写用基材にテストパッチを形成し、
前記テストパッチは、前記吐出する液体としてインクを用いて形成したものであり、
前記撮像部は、前記テストパッチを撮像し、
前記制御部は、前記撮像部の撮像結果に基づいて前記転写用基材のインクにじみ量を判定し、前記インクにじみ量に基づいて前記加熱部の加熱を制御する
ことを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記転写用基材は、基材層と、該基材層上に形成され前記液体が吐出される受容層とを有し、
前記制御部は、前記撮像部の撮像結果に基づいて前記受容層の厚みのムラを判定し、前記受容層の厚みのムラに基づいて前記インクにじみ量を判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
基材層と該基材層上に形成され液体が吐出される受容層とを有する転写用基材と、
前記転写用基材に液体を吐出する液体吐出部と、
前記受容層の厚みのムラを判定する受容層の厚み判定部と、
前記液体が吐出された前記転写用基材に対してエネルギーを印加して加熱する加熱部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、前記受容層の厚みのムラに応じて、前記加熱部の加熱を制御する
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項4】
前記加熱部は、前記転写用基材の所定の領域ごとにエネルギー量を変えることが可能であり、
前記制御部は、所定の領域ごとに前記インクにじみ量を判定し、前記インクにじみ量に応じて所定の領域ごとに前記加熱部のエネルギー量を調整する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記テストパッチは、当該テストパッチ内のインク同士の干渉を判定するための境界部を有し、
前記境界部におけるインク同士の干渉が前記撮像部により撮像されて前記制御部により前記インクにじみ量が判定される
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記液体吐出部と前記撮像部を搭載するキャリッジを有し、
前記加熱部は、前記転写用基材の搬送箇所を介して前記キャリッジと対向する箇所に設けられる
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記転写用基材の単位面積においてインクにじみが発生しないインクの上限量をインク受容量1とし、あらかじめ作成した、前記インク受容量1に応じた前記加熱部のエネルギー量の下限値を求めたテーブルを記憶する情報保持部を有し、
前記制御部は、判定した前記インクにじみ量をもとに、にじみを生じさせないようにするためのインク受容量2を算出し、算出した前記インク受容量2を前記テーブルのインク受容量1に置き換えて、前記加熱部のエネルギー量の下限値を求め、得られた前記加熱部のエネルギー量の下限値を前記加熱部に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
転写用基材に液体を吐出する液体吐出部と、
転写用基材に対して反射率を測定する反射率測定部と、
液体が吐出された転写用基材に対してエネルギーを印加して加熱する加熱部と、
制御部と、を有し、
前記制御部は、前記反射率測定部により測定された反射率に基づいて前記転写用基材の受容層の有無を判定し、受容層の有無の判定結果に基づいて前記加熱部の加熱を制御する
ことを特徴とする液体吐出装置。
【請求項9】
前記転写用基材は、基材層と、該基材層上に形成され前記液体が吐出される受容層とを有し、
前記制御部は、前記反射率測定部により測定された反射率に基づいて前記転写用基材の前記受容層の厚みを判定し、判定した前記受容層の厚みに基づいて前記加熱部の加熱を制御する
ことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
転写用基材に液体を吐出する液体吐出部と、
転写用基材に吐出された液体の濃度を測定する濃度測定部と、
液体が吐出された転写用基材に対してエネルギーを印加して加熱する加熱部と、
制御部と、を有し、
前記液体吐出部は、画像となる部分とは別に前記転写用基材にテストパッチを形成し、
前記テストパッチは、前記吐出する液体としてインクを用いて形成したものであり、
前記濃度測定部は、前記テストパッチの濃度を測定し、
前記制御部は、前記濃度測定部の測定結果に基づいて前記転写用基材の受容層の有無を判定し、受容層の有無の判定結果に基づいて前記加熱部の加熱を制御する
ことを特徴とする液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置及び液体吐出方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置の一例としてDTF(Direct To Film)方式のプリンタが知られている。DTF方式のプリンタは、着色用のインクをフィルム等の転写用基材に付与し、加熱を行うことで転写用の画像を形成する。転写用の画像に、例えば熱溶解性の接着パウダーを塗布し、フィルム上の着色用のインクを衣類などの記録媒体に転写する。
【0003】
フィルム等の媒体に画像を形成する技術としては、例えば以下のものが知られている。
特許文献1には、テストパターンを印刷し、スキャナーでテストパターンを読み取り、読取データ上における画素列と、テストパターンが形成された列領域とを、一対一で対応させ、帯状パターンごとに、各列領域の濃度(読取階調値)を算出することが開示されている。特許文献1では、濃度補正処理等が行われた印刷データをプリンターに送信し、プリンターは受信した印刷データに基づいて印刷を実行し、用紙やフィルムなどの媒体に画像を形成する。
【0004】
特許文献2には、光学特性測定手段によりOHPシートの透過率又は/及び反射率を測定することが開示されている。用紙がOHPシートであるか紙であるか、さらにOHPシートである場合にはOHPシートが純正OHPシートであるか非純正OHPシートであるかを判別することが開示されている。特許文献2では、OHPシートが想定されたものであるかどうか判定することを目的としている。
【0005】
特許文献3には、光の照射を受けることにより硬化する透明な液体であって、黄色の成分を有する触媒を含有する液体を吐出し、光を照射することで液体を硬化させ、触媒の黄色の成分を脱色する光を照射することが開示されている。特許文献3では、透明なUVインクを用いて、紙、布、透明なフィルムシート等の媒体に液体を吐出し、良好な画質の画像を印刷することができるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来技術では、フィルム等の媒体の品質にばらつきが生じている場合、媒体によって画像品質が大きく左右されるといった問題があった。
【0007】
そこで本発明は、DTF方式の画像形成において、転写用基材の品質のばらつきにより生じる画像品質のばらつきを低減する液体吐出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、転写用基材に液体を吐出する液体吐出部と、撮像部と、液体が吐出された転写用基材に対してエネルギーを印加して加熱する加熱部と、制御部と、を有し、前記液体吐出部は、画像となる部分とは別に前記転写用基材にテストパッチを形成し、前記テストパッチは、前記吐出する液体としてインクを用いて形成したものであり、前記撮像部は、前記テストパッチを撮像し、前記制御部は、前記撮像部の撮像結果に基づいて前記転写用基材のインクにじみ量を判定し、前記インクにじみ量に基づいて前記加熱部の加熱を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、DTF方式の画像形成において、転写用基材の品質のばらつきにより生じる画像品質のばらつきを低減する液体吐出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
液体吐出装置の一例を示す斜視図である。
液体吐出装置の一例の構成を示す図である。
液体吐出装置の一例におけるハードウェア構成を示すブロック図である。
液体吐出装置の一例におけるヒータの構成を示す図である。
液体吐出部とセンサの配置の一例を示す概略図である。
転写用基材上のドットの一例を示す断面概略図である。
転写用基材上のドットの他の例を示す断面概略図である。
テストパッチの一例を示す平面概略図である。
テストパッチ内のインク同士の干渉の一例を説明するための平面概略図(A)~(C)である。
フローチャートの一例である。
フローチャートの他の例である。
ヒータの温度とインク受容量の相関の一例を示す図である。
液体吐出部とセンサの配置の他の例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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