TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025118127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013263
出願日
2024-01-31
発明の名称
空気入りタイヤ
出願人
TOYO TIRE株式会社
代理人
弁理士法人蔦田特許事務所
主分類
B60C
9/20 20060101AFI20250805BHJP(車両一般)
要約
【課題】操縦安定性を向上させるとともに、高速耐久性を維持ないし向上する。
【解決手段】実施形態に係る空気入りタイヤは、タイヤ周方向に対して傾斜させて配列したスチールコードを含むベルトプライを備え、スチールコードの1本あたりのコード曲げ硬さにコード打ち込み本数を掛け合わせて算出されるベルトプライの曲げ硬さが10N/25.4mm以上30N/25.4mm未満である。スチールコードの1本あたりの切断荷重とコード打ち込み本数との積に、スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度をθとしたときのcosθを掛け合わせて算出されるベルトプライの周方向強力が13.5kN/25.4mm以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
タイヤ周方向に対して傾斜させて配列したスチールコードを含むベルトプライを備える空気入りタイヤであって、
前記スチールコードの1本あたりのコード曲げ硬さにコード打ち込み本数を掛け合わせて算出される前記ベルトプライの曲げ硬さが10N/25.4mm以上30N/25.4mm未満であり、
前記スチールコードの1本あたりの切断荷重とコード打ち込み本数との積に、前記スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度をθとしたときのcosθを掛け合わせて算出される前記ベルトプライの周方向強力が13.5kN/25.4mm以上である、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記スチールコードのフィラメント径が0.15mm以上0.17mm以下であり、前記ベルトプライの幅方向におけるスチールコード占有率が55%以上70%以下であり、前記スチールコードのタイヤ周方向に対する傾斜角度が15°以上30°以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記スチールコードを構成するフィラメントの炭素含有量が0.88質量%以上0.95質量%以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤは、一般に、カーカスプライの外面とトレッドゴムとの間に、複数のベルトプライを積層したベルトを備え、該ベルトプライはタイヤ周方向に対して傾斜させて配列したスチールコードを含む。ベルトは、カーカスプライを締め付けてトレッドの剛性を高めるための部材であり、耐久性、操縦安定性、乗り心地性等を改善するために様々な提案がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1,2には、タイヤ質量を低減しつつ耐久性及び乗り心地性を改善するために、スチールコードのコード径又はフィラメント径を規定するとともに、スチールコード1本あたりのコード曲げ硬さ及びコード強度、並びに、ベルトプライ1枚あたりのコード強力を特定の範囲にすることが提案されている。
【0004】
特許文献3には、耐久性を維持しながら路面グリップ性を向上することを目的として、スチールコードのフィラメント径を0.14~0.18mmと細径化し、かつ、ベルトプライ間にコード角度が大きい新たなベルトプライを設けることが開示されている。
【0005】
特許文献4には、高速耐久性や耐摩耗性の向上と同時に、優れた操縦安定性を実現するために、少なくとも2層のベルトプライにおける夫々のスチールコードの配列角度を特定の範囲にすることが提案されている。
【0006】
特許文献5には、操縦安定性と振動乗り心地性能との改善を目的として、タイヤ縦ばね定数を規定するとともに、交差ベルト層の単位幅あたりのスチールコードの剛性としてコード引張剛性とコード曲げ剛性が特定の関係式を満足するように構成することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-104772号公報
特開2020-104773号公報
特開2011-051497号公報
特開平8-169207号公報
特開2010-047200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ベルトに使用されているスチールコードのフィラメント径を小さく曲げ硬さを下げると、路面に対する追従性が向上し、操縦安定性を向上させることができる。しかしながら、フィラメント径を小さくすると引張強力が低くなり、高速耐久性が悪化してしまう。また、引張強力を維持するためにスチールコードを構成するフィラメント本数を増やすと、ベルトプライの曲げ硬さが高くなって、操縦安定性の向上効果が損なわれる。
【0009】
本発明の実施形態は、以上の点に鑑み、操縦安定性を向上させるとともに、高速耐久性を維持ないし向上することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
【0010】
なお、特許文献1,2には、ベルトプライのコード強力と曲げ硬さについて記載されているが、曲げ硬さが本発明で規定している範囲を上回っており、高速耐久性と操縦安定性を両立することはできない。特許文献3には、ベルトプライに細径のフィラメントを撚り合わせたスチールコードを用いることが記載されているが、ベルトプライの周方向強力及び曲げ硬さについての記載はない。特許文献4には、スチールコード1本あたりの曲げ剛性について記載されているが、ベルトプライの周方向強力についての記載はない。特許文献5には、スチールコードの切断荷重についての記載がなく、スチールコードの傾斜角度を考慮した周方向強力についての記載もない。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
カーテント
2か月前
個人
タイヤレバー
25日前
個人
ルーフ付きトライク
16日前
個人
車輪清掃装置
2か月前
個人
ホイルのボルト締結
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
個人
キャンピングトライク
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
6日前
個人
車両通過構造物
26日前
日本精機株式会社
表示装置
23日前
日本精機株式会社
表示装置
23日前
日本精機株式会社
表示装置
23日前
個人
乗合路線バスの客室装置
1か月前
個人
車両用スリップ防止装置
2か月前
個人
アクセルのソフトウェア
1か月前
個人
キャンピングトレーラー
2か月前
個人
音声ガイド、音声サービス
1か月前
個人
車載小物入れ兼雨傘収納具
1か月前
個人
円湾曲ホイール及び球体輪
1か月前
株式会社ニフコ
照明装置
4日前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
産業車両
20日前
株式会社ニフコ
保持装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
2か月前
日本無線株式会社
取付金具
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
16日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
極東開発工業株式会社
車両
23日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
27日前
スズキ株式会社
運転支援装置
5日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る