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公開番号2025118704
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2025072903,2022507578
出願日2025-04-25,2020-08-05
発明の名称ククルビットウリルを使用する悪臭を低減するための方法
出願人アクドット・リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B01J 20/22 20060101AFI20250805BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】悪臭を低減するための方法及び固体組成物を提供する。
【解決手段】熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー媒体中に懸濁された及び/又はそれによって結合された1つ以上のククルビットウリル並びにその誘導体及び/又は類似体を含む固体組成物を用意するステップを含み、悪臭源が外部にある、方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
悪臭を低減するための方法であって、熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー媒体中に懸濁された及び/又はそれによって結合された1つ以上のククルビットウリル並びにその誘導体及び/又は類似体を含む固体組成物を用意するステップを含み、悪臭源が外部にある、方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
ククルビットウリルが、ククルビット[5]ウリル、ククルビット[6]ウリル、ククルビット[7]ウリル、ククルビット[8]ウリル及びこれらの混合物からなる群のいずれか1つから選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ククルビット[5]ウリルの濃度が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して約0~約99重量%、とりわけ約0.1~約75重量%、とりわけ約0.5~約50重量%、とりわけ約1~約30重量%、とりわけ約1~約25重量%、とりわけ約1~約20重量%である、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
ククルビット[6]ウリルの濃度が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して約0.1~約99重量%、とりわけ約1~約75重量%、とりわけ約5~約60重量%、とりわけ約20~約55重量%、とりわけ約35~約55重量%である、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
ククルビット[7]ウリルの濃度が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して約0.1~99重量%、とりわけ約5~約75重量%、とりわけ約10~約60重量%、とりわけ約20~約45重量%である、請求項2~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
ククルビット[7]ウリルの濃度が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して45重量%未満である、請求項2~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
ククルビット[8]ウリルの濃度が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して約0.1~99重量%、とりわけ約0.5~約75重量%、とりわけ約1~約30重量%、とりわけ約5~約25重量%、とりわけ約10~約20重量%である、請求項2~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
組成物中のククルビット[5]ウリル、ククルビット[6]ウリル、ククルビット[7]ウリル及びククルビット[8]ウリルの総濃度が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して75重量%を超える、とりわけ約90重量%を超える、とりわけ約99重量%を超える、請求項2~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
組成物が、組成物中のククルビットウリルの総重量に対して1~17重量%のククルビット[5]ウリル、30~50重量%のククルビット[6]ウリル、20~37重量%のククルビット[7]ウリル、10~27重量%のククルビット[8]ウリル、及び1重量%未満のククルビット[4]ウリル、ククルビット[9]ウリル、並びに/又はより高分子量のククルビットウリルを含む、請求項2~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
熱可塑性媒体が、線状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリレートホモ及びコポリマー、ポリメタクリレートホモ及びコポリマー、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、ポリアミド、ポリ(乳酸)、ポリ(ベンゾイミダゾール)、ポリカーボネート、ポリ(エーテルスルホン)、ポリ(オキシメチレン)、ポリ(エーテルエーテルケトン)、ポリ
(エーテルイミド)、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、セルロース、多糖、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、部分的に加水分解されたポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、先行する請求項のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、悪臭を低減するための方法、特に悪臭を低減するための方法であって、熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー媒体中に懸濁された及び/又はそれによって結合された1つ以上のククルビットウリル並びにその誘導体及び/又は類似体を含む固体組成物を用意するステップを含み、悪臭源が外部にある、方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
WO2017/141029(Aqdot Limited)は、湿潤環境において悪臭を打ち消すための、ククルビット[5]ウリル、ククルビット[6]ウリル、ククルビット[7]ウリル及びククルビット[8]ウリルから選択される、2種以上のククルビットウリルの混合物を含む組成物の使用を開示する。用語ククルビット[5]ウリル、ククルビット[6]ウリル、ククルビット[7]ウリル及びククルビット[8]ウリルは、各々5、6、7及び8つのグリコールウリル分子から形成されるククルビットウリル分子を意味する。組成物は、防腐剤、色素、顔料、金属イオン封鎖剤及び酸化防止剤から選択される添加剤を含み得、布などの基材に吸着させた形態を含む様々な形態で提供され得る。ククルビットウリルはまた、ランドリー、ホーム又はパーソナルケア用の消費者用製品などの製品に添加されてもよく、製品は、粉末又は顆粒、錠剤又は一回分単位、分散体、エマルジョン、マイクロエマルジョン、溶液、含水アルコール製品、ワイプ、スポンジ、エアロゾル又は液体ディスペンサー、クリーム、バルサム、艶出し剤、ワックスなどの形態である。消費者用製品は、数ある中でも、エアーフレッシュナー又は空気ろ過デバイスであり得る。
【0003】
WO2018/037209(Aqdot Limited)は、媒体中に懸濁されたククルビットウリル粒子を含む安定な懸濁組成物を開示する。媒体はワックスであり得る。組成物は、ポリビニルアルコールなどの多数のポリマーから選択される懸濁化剤をさらに含み得る。組成物は、界面活性剤、殺生物剤、粘性化剤、酸化防止剤、キレート化剤、湿潤剤、沈着剤、抑泡剤、フレグランス、溶媒、色素、顔料、制汗剤、及びコンディショニング剤からなる群から選択される添加剤をさらに含み得る。組成物は、ろうそくを含む上記に記載された消費者用製品の一部を形成し得、製品は、粉末又は顆粒、錠剤又は一回分単位、ワイプ、スポンジ、圧縮ガス、エアロゾル又は液体ディスペンサー、クリーム、バルサム、艶出し剤、ワックスなどの形態である。WO2018/037209の組成物はまた、キッチン若しくは浴室表面などの無生物表面、又は顆粒若しくはビーズの表面に塗布され得る。
【0004】
WO2016/185209(Aqdot Limited)は、硬化作用物質に複合体化されたククルビットウリルを含むエポキシ組成物を開示する。したがって、一例において、硬化剤1,4-ジアミノブタンを含む組成物は、ククルビット[8]ウリルと少なくとも部分的に複合体化され、ビスフェノールAジグリシジルエーテルは、ククルビット[8]ウリルを含まない比較組成物より貯蔵時の硬化速度が遅いことを示し、すなわち、より安定であった。
【0005】
米国特許出願第2018/0247632号(Henkel AG&Co.、KGAA)は、減衰用途、好ましくは消音用途に適切で、適用温度で揮発性有機化合物の放出が少ないホットメルト組成物であって、組成物が、ポリ-α-オレフィン、エラストマースチレンベースのコポリマー、粘着付与剤及び大環状分子を含む、ホットメルト組成物を開示する。大環状分子は、シクロデキストリン、カリックスアレーン及びククルビットウリルから選択され得る。一例において、C3/C2ポリ-α-オレフィン、スチレン-イソプ
レン-スチレンコポリマー、アルキルフェノール樹脂(粘着付与剤)、グラファイト充填剤及びβ-シクロデキストリンを含む組成物が、「フォギング試験」において、β-シクロデキストリンを含まない比較組成物より少ない揮発性有機化合物を製品から100℃で放出したことが実証された。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、悪臭を低減するための方法であって、固体組成物を用意するステップを含み、悪臭源が外部にあり、特に固体組成物が、ククルビットウリル並びに/又はその誘導体及び/若しくは類似体を含み、固体組成物が、単離フィルム又は無生物表面に付着したコーティングの形態である、方法を提供することが依然として必要とされている。驚くべきことに、ククルビットウリルは、熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー媒体中に懸濁されているにもかかわらず、悪臭源が外部にある、悪臭を低減するその能力を保持することが観察された。さらに、熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー媒体の存在は、ククルビットウリル微粒子粉末のダスティングの技術的問題を低減又は排除する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様において、悪臭を低減するための方法であって、熱可塑性及び/又は熱硬化性ポリマー媒体中に懸濁された及び/又はそれによって結合された1つ以上のククルビットウリル並びにその誘導体及び/又は類似体を含む固体組成物を用意するステップを含み、悪臭源が外部にある、方法が提供される。
【0008】
本明細書では、用語「悪臭」は、日常生活で頻繁に遭遇する不快又は不要な臭気を意味し、様々な起源を有する。典型的な悪臭は、制御されていない工業活動から、消毒剤を含む洗浄剤から、発汗及び排出などのヒト及びペットの身体から、キッチン(食品及び飲料を含むが、これらに限定されない)から及び食品加工から、タバコの煙から、並びにカビから発する臭気を含む。人間にとって最も煩わしい悪臭のうちのいくつかは、汗、糞便、尿、濡れたペット、調理の臭気、特にニンニク、キャベツ、魚及び玉ねぎなどである。悪臭は、消費者用製品、例えば石けん、洗剤、シャンプー及びコンディショナー中に存在する脂肪酸及び脂肪酸誘導体から発することもある。特に望ましくない悪臭の他の例は、脱毛クリーム(硫黄化合物)により発生する悪臭である。これらの悪臭は全て、特に刺激が強い。
【0009】
低減されるべき悪臭は、悪臭発生分子の混合物により発生し得る。悪臭は、1つ以上のククルビットウリル並びにその誘導体及び/又は類似体を含む固体組成物により低減される。
【0010】
悪臭の低減は、悪臭発生分子と1つ以上のククルビットウリル並びにその誘導体及び/又は類似体との複合体化により達成される。
本明細書では、用語「固体」は、最大少なくとも80℃、好ましくは少なくとも100℃、より好ましくは少なくとも120℃の温度で固体、且つ熱可塑性ポリマーでは少なくとも80℃、好ましくは少なくとも100℃、より好ましくは少なくとも120℃のガラス転移温度を有する固体を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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