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公開番号2025119242
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-14
出願番号2024014017
出願日2024-02-01
発明の名称静電荷像現像用トナー
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20250806BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】耐熱保存性及び保存後の低温定着性に優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがアルコール成分とカルボン酸成分とポリアミド化合物の重縮合物であり、前記結晶性ポリエステル樹脂Cの融点が50℃以上140℃以下である、静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがアルコール成分とカルボン酸成分とポリアミド化合物の重縮合物であり、前記結晶性ポリエステル樹脂Cの融点が50℃以上140℃以下である、静電荷像現像用トナー。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
結晶性ポリエステル樹脂Cの含有量が、結晶性ポリエステル樹脂Cと非晶性樹脂Aの合計量中、3質量%以上30質量%以下である、請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
結晶性ポリエステルCのカルボン酸成分が、脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有する、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
ポリアミド化合物の含有量が、結晶性ポリエステル樹脂Cのアルコール成分とカルボン酸成分の合計100質量部に対して、3質量部以上30質量部以下である、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
ポリアミド化合物の融点が、100℃以上200℃以下である、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられる静電荷像現像用トナーに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、低温定着性、耐高温オフセット性及び耐ブロッキング性に優れ、良好な発色を行うことができるトナーとして、高融点の結晶性ポリマーと非晶性ポリエステルを含むトナーに関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-189808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、トナーの低温定着性と耐熱保存性は相反する性質であり、一方が優れると一方が劣るトレードオフの関係にあるため、両立することが難しい。
トナーの低温定着性を向上させるために、比較的融点が低い結晶性ポリエステル樹脂が用いられるが、低融点であるがゆえに保存中に一部溶融するなどして、トナーの耐熱保存性や経時的な低温定着性の低下に課題がある。特許文献1の技術においても、保存後の低温定着性に改善の余地がある。
【0005】
本発明は、耐熱保存性及び保存後の低温定着性に優れた静電荷像現像用トナーに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、結晶性ポリエステル樹脂C及び非晶性樹脂Aを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂Cがアルコール成分とカルボン酸成分とポリアミド化合物の重縮合物であり、前記結晶性ポリエステル樹脂Cの融点が50℃以上140℃以下である、静電荷像現像用トナーに関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の静電荷像現像用トナーは、耐熱保存性及び保存後の低温定着性において優れた効果を奏するものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」ともいう)は、非晶性樹脂Aと特定の融点を有する結晶性ポリエステル樹脂Cを含有し、該結晶性ポリエステル樹脂Cがポリアミド化合物を用いて得られるものである点に大きな特徴を有する。本発明のトナーが、耐熱保存性及び保存後の低温定着性に優れる理由は定かではないが、以下のように推察される。なお、下記メカニズムは推定であり、これに限定されるものではない。
【0009】
本発明のトナーは、アルコール成分とカルボン酸成分とポリアミド化合物との重縮合物である結晶性ポリエステル樹脂Cを含有する。一般的に、エステル結合に比べ、アミド結合の凝集力が高いため、結晶性ポリエステル樹脂中にポリアミド化合物セグメントを導入することで、結晶性ポリエステル樹脂間での凝集力が向上する。その結果、結晶性ポリエステル樹脂の結晶化が促進され、生成した結晶ドメインが経時的にも安定化する。本発明においては、融点が低温定着性に有利な比較的低温域(50℃以上140℃以下)にある結晶性ポリエステル樹脂であっても、保存中の結晶ドメインの状態が安定化することで、得られるトナーが耐熱保存性に優れ、保存後の低温定着性にも優れると考えられる。
【0010】
結晶性ポリエステル樹脂Cは、アルコール成分とカルボン酸成分とポリアミド化合物の重縮合物である。
(【0011】以降は省略されています)

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