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公開番号2025119919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015050
出願日2024-02-02
発明の名称画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250807BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高解像度画像と元の撮影画像から、高解像度画像における移動体領域の識別に利用可能な高精度の差分を取得することを可能にする技術を提供する。
【解決手段】第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向において隣接する撮影位置間の間隔が撮像素子の画素ピッチの非整数倍であるように位置付けられた複数の撮影位置で撮影された複数の撮影画像を取得する第1の取得手段と、前記複数の撮影画像の合成処理により、前記複数の撮影画像よりも解像度が高い高解像度画像を生成する生成手段と、前記高解像度画像に対して、前記合成処理により生じる高周波成分を減少させるフィルタを適用するフィルタ手段と、前記フィルタを適用済みの前記高解像度画像と、前記複数の撮影画像のうちの1つの撮影画像との間の差分を取得する処理を行う第2の取得手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向において隣接する撮影位置間の間隔が撮像素子の画素ピッチの非整数倍であるように位置付けられた複数の撮影位置で撮影された複数の撮影画像を取得する第1の取得手段と、
前記複数の撮影画像の合成処理により、前記複数の撮影画像よりも解像度が高い高解像度画像を生成する生成手段と、
前記高解像度画像に対して、前記合成処理により生じる高周波成分を減少させるフィルタを適用するフィルタ手段と、
前記フィルタを適用済みの前記高解像度画像と、前記複数の撮影画像のうちの1つの撮影画像との間の差分を取得する処理を行う第2の取得手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記差分に基づいて、前記高解像度画像における移動体領域を識別する識別手段と、
前記高解像度画像の前記移動体領域を、前記複数の撮影画像のうちのいずれかの対応する領域で置換する置換手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記移動体領域が閾値より大きい場合、前記置換手段は、前記高解像度画像を、前記複数の撮影画像のうちのいずれかを前記高解像度画像のサイズに拡大した画像で置換する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記差分を取得する処理は、前記フィルタを適用済みの前記高解像度画像、及び前記1つの撮影画像のサイズを揃えるように、前記フィルタを適用済みの前記高解像度画像、及び前記1つの撮影画像のうちの少なくとも一方を変倍する処理を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記フィルタ手段は、前記フィルタの周波数特性を示すフィルタ情報を記録媒体から読み出し、当該フィルタ情報に基づいて、前記高解像度画像に対して前記フィルタを適用する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記フィルタは、前記複数の撮影位置の位置関係に基づいた周波数特性を持つ、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記フィルタは、前記複数の撮影位置の位置関係、及び前記複数の撮影画像の撮影に用いられる光学系の光学特性に基づいた周波数特性を持つ、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記フィルタは、前記複数の撮影画像のナイキスト周波数よりも低い周波数帯域を通過させる周波数特性を持つ、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記フィルタ手段は、前記1つの撮影画像に対して前記フィルタを適用し、
前記第2の取得手段は、前記差分として、前記フィルタを適用済みの前記高解像度画像と、前記フィルタを適用済みの前記1つの撮影画像との間の差分を取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
前記撮像素子と、
を備えることを特徴とする撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
撮像素子の位置を変更可能なデジタルカメラにおいて、画素ピッチより小さい距離だけずれた撮影位置で撮影された複数の画像を合成することで、撮像素子の画素数を超える解像度の画像(高解像度画像)を生成する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-226489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
合成される複数の画像間で移動している被写体(移動被写体)が存在する場合、合成画像において、移動被写体が含まれる画像に由来する成分と移動被写体が含まれない画像に由来する成分とが混在する領域(移動体領域)が生じるため、合成画像が不自然になる。
【0005】
一般的に、画像間の差分を取得することにより、移動被写体の領域を検出することが知られている。
【0006】
ここで、高解像度画像における移動体領域を検出するために、高解像度画像と元の撮影画像との間の差分を取得することを考える。特許文献1のような技術により高解像度画像を生成すると、一般的に、元の撮影画像には含まれていない高周波成分が生じる。そのため、単純に高解像度画像及び元の撮影画像とのサイズを揃えて画像間の差分を取得すると、実際には移動体が存在しない領域においても、比較的大きな差分が取得される可能性がある。その結果、移動被写体を高精度で検出することができない。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、高解像度画像と元の撮影画像から、高解像度画像における移動体領域の識別に利用可能な高精度の差分を取得することを可能にする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、第1の方向又は前記第1の方向と直交する第2の方向において隣接する撮影位置間の間隔が撮像素子の画素ピッチの非整数倍であるように位置付けられた複数の撮影位置で撮影された複数の撮影画像を取得する第1の取得手段と、前記複数の撮影画像の合成処理により、前記複数の撮影画像よりも解像度が高い高解像度画像を生成する生成手段と、前記高解像度画像に対して、前記合成処理により生じる高周波成分を減少させるフィルタを適用するフィルタ手段と、前記フィルタを適用済みの前記高解像度画像と、前記複数の撮影画像のうちの1つの撮影画像との間の差分を取得する処理を行う第2の取得手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高解像度画像と元の撮影画像から、高解像度画像における移動体領域の識別に利用可能な高精度の差分を取得することが可能となる。
【0010】
なお、本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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