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公開番号
2025121001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016125
出願日
2024-02-06
発明の名称
2次電池用加圧袋
出願人
タイガースポリマー株式会社
代理人
主分類
H01M
50/262 20210101AFI20250812BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 加圧の均一性を高めることのできる、2次電池用の加圧袋を提供する。
【解決手段】 2次電池用加圧袋1は、正面視が矩形状で薄板状である。2次電池用加圧袋1は、気密性で可撓性のシート材11,12を重ね合わせて、両シート材の周縁部を接合した袋である。両シート材11,12が接合される辺のうち少なくとも1辺において、両シート材が接合された接合領域GRと、両シート材が離間して中空の袋となる袋部分BRとの境界Eが、前記1辺の中央部(CE)では、シート材の外周縁SEと平行な直線状にされており、前記1辺の末端(EE)の少なくとも一方では、前記境界が、前記1辺の末端に向かうにしたがって、シート材の外周縁SEに近づく。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
正面視が矩形状で薄板状の2次電池用加圧袋であって、
加圧袋は、気密性で可撓性のシート材を重ね合わせて、両シート材の周縁部を接合した袋であり、
両シート材が接合される辺のうち少なくとも1辺において、
両シート材が接合された接合領域と、両シート材が離間して中空の袋となる袋部分との境界が、
前記1辺の中央部では、シート材の外周縁と平行な直線状にされており、
前記1辺の末端の少なくとも一方では、前記境界が、前記1辺の末端に向かうにしたがって、シート材の外周縁に近づく、
2次電池用加圧袋。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記境界は、前記1辺の末端の少なくとも一方で、直線状であり、
当該末端の境界と、前記1辺の中央部の境界が互いになす角が、20度以上45度以下である、
請求項1に記載の2次電池用加圧袋。
【請求項3】
1枚のシート材が折り重ねられて周縁部が接合された加圧袋であって、
前記1辺は、シート材の折縁に隣接する辺であり、
前記1辺の折縁側の末端では、前記境界が、折縁に向かうにしたがって、シート材の外周縁に近づく、
請求項1に記載の2次電池用加圧袋。
【請求項4】
平板状の2次電池を複数枚積層した組電池であって、
隣接する2次電池の間に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の2次電池用加圧袋が積層配置されている、
組電池。
【請求項5】
平板状の2次電池を複数枚積層した組電池であって、
2次電池を積層した集合体の少なくとも一方の端面に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の2次電池用加圧袋が積層配置されている、
組電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、2次電池と共に用いられる加圧袋、即ち2次電池用加圧袋に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
充電および放電が可能な2次電池は、電気自動車や家電製品、携帯電話等、多彩な用途に使用されている。2次電池は、正極と負極がセパレータを介して積層され捲回された電極体が、電解質とともに容器内に封入されたものが一般的である。また、自動車等の用途では、こうした2次電池を複数個、電気的に接続し一体化した組電池として使用することが一般的である。
【0003】
2次電池を加圧袋により加圧することも行われる。2次電池が電解液を有する2次電池である場合には、2次電池のパッケージ内の空気を抜いて電解液を隙間なく充填するために、2次電池を加圧袋で加圧することも行われる。また、2次電池がいわゆる全固体電池である場合には、固体電解質と電極体の密着性を高めたり、結晶性析出物の生成を予防したりするために、加圧袋等を利用した加圧環境下で2次電池が使用される。
【0004】
例えば、特許文献1には、複数のバッテリセルを等間隔で積層配置し、エアの圧力で膨張可能なスペーサ(加圧袋)を配置し、スペーサによりバッテリセルを厚さ方向に加圧する技術が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、2次電池が積層された電池モジュールにおいて、液体保持部と液体貯蔵部を備える圧力調整部材60(加圧袋)を2次電池の間や積層された2次電池の末端に配置する技術が開示されており、当該技術によれば、2次電池にかかる拘束圧が好適に制御され、電池性能の劣化が抑制されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開番号WO2015-141631号公報
特開2019-128980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これら2次電池を加圧するための技術において、可撓性のシート材を重ね合わせて、周縁部を接合して、平板状の袋とした加圧袋が用いられることがある。典型的には、ラミネートフィルムを重ね合わせて作成した、いわゆるパウチ袋のような加圧袋が用いられることがある。このような加圧袋は薄いものとすることができ、組電池等のコンパクト化に寄与しうるものである。
【0007】
しかしながら、このようなパウチ袋が2次電池用の加圧袋として使用される場合に、加圧が均一に行われにくいことを発明者らは発見した。発明者らの調査によれば、正面視で矩形状のパウチ袋を加圧袋として使用すると、矩形の角の付近で、加圧が不十分となりやすい。
【0008】
本発明の目的は、加圧の均一性を高めることのできる、2次電池用の加圧袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
発明者は、鋭意検討の結果、可撓性のシート材を重ね合わせて周縁部を接合した矩形状の袋において、矩形の角に対応する部分の、接合部の形状を工夫すると、袋が膨張する形状が変化して加圧の均一性を高めうることを知見し、本発明を完成させた。
【0010】
本発明は、正面視が矩形状で薄板状の2次電池用加圧袋であって、加圧袋は、気密性で可撓性のシート材を重ね合わせて、両シート材の周縁部を接合した袋であり、両シート材が接合される辺のうち少なくとも1辺において、両シート材が接合された接合領域と、両シート材が離間して中空の袋となる袋部分との境界が、前記1辺の中央部では、シート材の外周縁と平行な直線状にされており、前記1辺の末端の少なくとも一方では、前記境界が、前記1辺の末端に向かうにしたがって、シート材の外周縁に近づく、2次電池用加圧袋である(第1発明)。
(【0011】以降は省略されています)
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