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公開番号2025121158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016421
出願日2024-02-06
発明の名称同軸コネクタ
出願人株式会社プロテリアル
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H01R 24/38 20110101AFI20250812BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】同軸ケーブルの被覆部の一部を除去する場合に、スケールを用いた寸法の測定を不要とする。
【解決手段】同軸コネクタ30は、導体部13を覆う被覆部16を有する同軸ケーブル12に取り付けられる。同軸コネクタ30は、筒部52と、第1寸法線A1と、第2寸法線A2と、端面53と、を有する。筒部52は、同軸ケーブル12の軸方向の先端部に設けられる。第1寸法線A1又は第2寸法線A2は、筒部52に設けられ、同軸ケーブル12の前記軸方向の先端を位置決めさせる。端面53は、第1寸法線A1又は第2寸法線A2との軸方向の間隔が被覆部16の段剥き範囲の軸方向の長さと等しくなるように、筒部52に設けられる。端面53は、同軸ケーブル12の先端が第1寸法線A1又は第2寸法線A2に位置決めされた場合に、被覆部16が切断される切断対象位置を示す。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導体部を覆う被覆部を有する同軸ケーブルに取り付けられる同軸コネクタであって、
前記同軸ケーブルの軸方向の先端部に設けられる筒部と、
前記筒部に設けられ、前記同軸ケーブルの先端を前記軸方向に位置決めするための基準部と、
前記基準部との前記軸方向の間隔が前記被覆部の段剥き範囲の前記軸方向の長さと等しくなるように、前記筒部に設けられ、前記同軸ケーブルの先端が前記基準部に位置決めされた場合に、前記被覆部が切断される切断対象位置を示す目印部と、
を有する、同軸コネクタ。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記目印部は、前記筒部の外周面から前記軸方向と交差する方向に窪んだ溝部から成る、
請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項3】
前記筒部の外周面の一部には、平面部が設けられ、
前記目印部と前記基準部の少なくとも一方は、前記平面部に設けられている、
請求項2に記載の同軸コネクタ。
【請求項4】
前記目印部は、前記筒部の外周面から前記軸方向と交差する方向に突出した突出部から成る、
請求項1に記載の同軸コネクタ。
【請求項5】
前記被覆部は、外側被覆部と、前記外側被覆部よりも内側に位置する内側被覆部とを有し、
前記目印部は、前記外側被覆部の前記切断対象位置を示す第1目印と、前記内側被覆部の前記切断対象位置を示す第2目印と、から成る、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の同軸コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、同軸ケーブルアセンブリについて、シースを剥離して外側外部導体を露出させる工程と、中心導体が露出するように一体化外部導体を段差剥離する工程と、を有する製造方法が示されている。一体化外部導体が段差剥離された同軸ケーブルの両端には、同軸コネクタが装着されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-157389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
同軸コネクタは、同軸ケーブルの導体部を覆う絶縁体等の被覆部の一部が除去された部分に取り付けられる。同軸ケーブルの被覆部の一部を除去する場合には、被覆部の除去範囲の軸方向の寸法が所定の寸法になるように、スケールを用いて寸法の測定が行われる。スケールを用いて寸法が測定された被覆部の一部は、カッター等の工具を用いて切断され、除去される。このように、同軸ケーブルの被覆部の一部を除去する場合に、スケールを準備し、同軸ケーブルの端部から切断位置までの寸法をスケールで測定しなければならず、手間がかかっていた。
【0005】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、同軸ケーブルの被覆部の一部を除去する場合に、スケールを用いた寸法の測定を不要とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る同軸コネクタは、導体部を覆う被覆部を有する同軸ケーブルに取り付けられる。同軸コネクタは、筒部と、基準部と、目印部と、を有する。前記筒部は、前記同軸ケーブルの軸方向の先端部に設けられる。前記基準部は、前記筒部に設けられ、前記同軸ケーブルの前記軸方向の先端を位置決めさせる。前記目印部は、前記基準部との前記軸方向の間隔が前記被覆部の段剥き範囲の前記軸方向の長さと等しくなるように、前記筒部に設けられる。前記目印部は、前記同軸ケーブルの先端が前記基準部に位置決めされた場合に、前記被覆部が切断される切断対象位置を示す。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る同軸コネクタによれば、同軸ケーブルの被覆部の一部を除去する場合に、スケールを用いた寸法の測定を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の同軸コネクタ、同軸ケーブル及び相手側コネクタを示す図である。
図1の同軸ケーブルが段剥きされた状態を示す図である。
図1の同軸コネクタのコネクタハウジングを示す図である。
図3のコネクタハウジングの端面及び第1寸法線を用いて同軸ケーブルのシースが切断された状態を示す図である。
図4の同軸ケーブルに各部材が設けられ且つ外側導体部が屈曲された状態を示す図である。
図3のコネクタハウジングの端面及び第2寸法線を用いて図5の同軸ケーブルの絶縁部が切断された状態を示す図である。
第2実施形態の同軸コネクタのコネクタハウジングを示す図である。
図7のコネクタハウジングの基準線、第1寸法線及び第2寸法線を用いて同軸ケーブルのシース及び絶縁体が切断される状態を示す図である。
第3実施形態の同軸コネクタのコネクタハウジングを示す図である。
図9のコネクタハウジングの溝部によってカッターの刃が案内される状態を示す図である。
図9のコネクタハウジングの基準線、第1寸法線及び第2寸法線を用いて同軸ケーブルのシース及び絶縁体が切断される状態を示す図である。
第4実施形態の同軸コネクタのコネクタハウジングを示す図である。
図12のコネクタハウジングの基準線、第1寸法線及び第2寸法線を用いて同軸ケーブルのシース及び絶縁体が切断される状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、各実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態を説明するために参照する全ての図面において、同一又は実質的に同一の構成や要素には、同一の符号を用いる。また、一度説明した構成や要素については、原則として繰り返しの説明は行わない。
【0010】
〔第1実施形態の構成〕
図1には、第1実施形態に係る同軸コネクタ30と、同軸ケーブル12と、相手側コネクタ20と、が示されている。同軸コネクタ30は、同軸ケーブル12の端部に設けられている。同軸コネクタ30は、相手側コネクタ20と接続可能である。以下の説明では、同軸コネクタ30の中心軸線Cが延びる方向を「軸方向」として、矢印Zで図示する。また、軸方向と直交する方向を「径方向」とする。
(【0011】以降は省略されています)

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