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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025121228
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016547
出願日2024-02-06
発明の名称画像形成装置及び画像形成方法
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250812BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】中間転写体の中間画像を記録媒体に転写させる方式において、表面に凹凸のある記録媒体であっても、良好に中間画像を転写させることができ、良好な定着性が得られる画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写体10と、前記中間転写体に第一の液体を吐出する第一の吐出手段11と、前記第一の液体が吐出された前記中間転写体に第二の液体を吐出する第二の吐出手段12と、前記第二の液体が吐出された前記中間転写体に第三の液体を吐出する第三の吐出手段13と、前記第三の液体が吐出された前記中間転写体に第四の液体を吐出する第四の吐出手段14と、前記中間転写体及び記録媒体に対して加熱及び加圧を行い、前記中間転写体上の中間画像を記録媒体に熱転写させる転写手段24、25と、を備え、前記第一の液体は、樹脂(1)を含み、前記第二の液体は、前記第三の液体と反応する反応剤を含む処理液であり、前記第三の液体は、色材、水及び樹脂(3)を含むインクであり、前記第四の液体は、水及び樹脂(4)を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中間転写体と、
前記中間転写体に第一の液体を吐出する第一の吐出手段と、
前記第一の液体が吐出された前記中間転写体に第二の液体を吐出する第二の吐出手段と、
前記第二の液体が吐出された前記中間転写体に第三の液体を吐出する第三の吐出手段と、
前記第三の液体が吐出された前記中間転写体に第四の液体を吐出する第四の吐出手段と、
前記中間転写体及び記録媒体に対して加熱及び加圧を行い、前記中間転写体上の中間画像を記録媒体に熱転写させる転写手段と、を備え、
前記第一の液体は、樹脂(1)を含み、
前記第二の液体は、前記第三の液体と反応する反応剤を含む処理液であり、
前記第三の液体は、色材、水及び樹脂(3)を含むインクであり、
前記第四の液体は、水及び樹脂(4)を含む
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記中間転写体は、前記第一の液体が吐出される面における純水の接触角が60°以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記中間転写体は、ポリイミド樹脂を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第一の液体に含まれる樹脂(1)は、ポリエチレンワックス又はポリプロピレンワックスである
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第一の液体に含まれる樹脂(1)の融点は、120℃以上である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第三の液体に含まれる樹脂(3)のガラス転移温度は、前記第四の液体に含まれる樹脂(4)のガラス転移温度よりも大きい
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第四の液体に含まれる樹脂(4)のガラス転移温度は、0℃未満である
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第二の液体は、2価以上の多価金属塩を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第一の吐出手段が前記第一の液体を吐出した後、前記第二の吐出手段が前記第二の液体を吐出する前に、前記中間転写体に対して乾燥を行う第一の乾燥手段と、
前記第三の吐出手段が前記第三の液体を吐出した後、前記第四の吐出手段が前記第四の液体を吐出する前に、前記中間転写体に対して乾燥を行う第二の乾燥手段と、
前記第四の吐出手段が前記第四の液体を吐出した後に、前記中間転写体に対して乾燥を行う第三の乾燥手段と、を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記転写手段は、加熱ローラと、該加熱ローラに対向する加圧ローラとを有し、前記加熱ローラと前記加圧ローラにより形成されるニップ部に前記中間転写体と前記記録媒体を通過させて熱転写を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置のインクジェットプリンタは低騒音、低ランニングコスト、カラー印刷が容易であるなどの利点を有し、デジタル信号の出力機器として広く普及している。
【0003】
このようなインクジェットプリンタで使用されるインクとしては、例えば、溶媒として有機溶剤を用いた溶剤系インク、重合性モノマーを主成分とする紫外線硬化型インクなどが広く用いられている。しかし、前記溶剤系インクは、有機溶剤の蒸発による環境への影響が懸念される。また前記紫外線硬化型インクは、安全性の面から使用する重合性モノマーの選択肢が限られる。
【0004】
そこで、環境負荷が少ない水性インクを含むインクセットが提案されている。しかし、水性インクを吐出装置から直接普通紙に印字した場合、インクが紙層中に浸透し、画像濃度、画像の鮮明性、画像の乾燥性、画像滲み、画像の裏抜け等の特性を全て満足させることは難しい。これに対して、インクを中間転写体に吐出した後、中間転写体に保持されたインクを記録媒体に転写して記録像を得る技術が提案されている。
【0005】
特許文献1、2では、インクジェットヘッドから吐出したインクを中間転写体に付着させ、そのインク中の水分を発熱体により蒸発させ濃縮させた後に中間転写体を記録媒体に圧接させ、中間転写体上のインクを記録媒体に転写させて記録像を定着させることが提案されている。これにより、インクの紙層中への浸透を押さえることができ、画像の乾燥性、画像滲み、画像の裏抜け等の問題が解決できると期待されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、表面に凹凸が存在する記録媒体に対して中間転写体上の記録像(中間画像)を定着させる場合、中間転写体と記録媒体を圧接したときに、中間転写体上の記録像と記録媒体との間に空隙が発生する恐れがある。このような空隙が発生すると、転写に必要な圧力がかけられず、中間転写体上に記録像が残存する転写残が発生する恐れがある。良好な転写性が得られずに転写残が発生することで、転写した記録像の濃度低下や中間転写体の劣化といった不具合につながる恐れがある。また、記録像を記録媒体に良好に定着させることが求められており、良好な定着性が得られない場合、良好な画像濃度が得られない場合が生じる。
【0007】
そこで本発明は、中間転写体の中間画像を記録媒体に転写させる方式において、表面に凹凸のある記録媒体であっても、良好に中間画像を転写させることができ、良好な定着性が得られる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、中間転写体と、前記中間転写体に第一の液体を吐出する第一の吐出手段と、前記第一の液体が吐出された前記中間転写体に第二の液体を吐出する第二の吐出手段と、前記第二の液体が吐出された前記中間転写体に第三の液体を吐出する第三の吐出手段と、前記第三の液体が吐出された前記中間転写体に第四の液体を吐出する第四の吐出手段と、前記中間転写体及び記録媒体に対して加熱及び加圧を行い、前記中間転写体上の中間画像を記録媒体に熱転写させる転写手段と、を備え、前記第一の液体は、樹脂(1)を含み、前記第二の液体は、前記第三の液体と反応する反応剤を含む処理液であり、前記第三の液体は、色材、水及び樹脂(3)を含むインクであり、前記第四の液体は、水及び樹脂(4)を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、中間転写体の中間画像を記録媒体に転写させる方式において、表面に凹凸のある記録媒体であっても、良好に中間画像を転写させることができ、良好な定着性が得られる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の一例を説明するための概略図である。
図1に対して温度T、方向A等を図示した概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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