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公開番号2025122232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025093906,2021103967
出願日2025-06-05,2021-06-23
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G09G 5/00 20060101AFI20250813BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】ユーザが容易(直感的)に表示レンジを所望の輝度レンジに変更できる技術であって、画像の表示を必要以上に変更することなく、変更後の表示レンジで画像を好適に表示できる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理装置は、表示部に表示された画像に対する所定のユーザ操作を受け付ける入力手段と、前記入力手段により前記所定のユーザ操作が受け付けられた場合、前記表示部の表示レンジを増加させるよう制御する変更手段と、前記変更手段により増加した表示レンジに基づき、前記画像に対して高輝度部の階調を改善するための階調変換を行う処理手段と、前記画像が所定の条件を満たす場合、前記所定のユーザ操作による表示レンジの増加を有効とし、前記画像が所定の条件を満たさない場合、前記所定のユーザ操作による表示レンジの増加を有効としないよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
表示部に表示された画像に対する所定のユーザ操作を受け付ける入力手段と、
前記入力手段により前記所定のユーザ操作が受け付けられた場合、前記表示部の表示レンジを増加させるよう制御する変更手段と、
前記変更手段により増加した表示レンジに基づき、前記画像に対して高輝度部の階調を改善するための階調変換を行う処理手段と、
前記画像が所定の条件を満たす場合、前記所定のユーザ操作による表示レンジの増加を有効とし、前記画像が所定の条件を満たさない場合、前記所定のユーザ操作による表示レンジの増加を有効としないよう制御する制御手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記表示レンジの増加は、前記表示部の最大表示輝度の増加を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記所定の条件は、前記画像のダイナミックレンジに関する条件である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記所定の条件は、前記画像のビット数に関する条件である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記所定の条件を満たす画像は、所定の方式で記録されたHDR(High Dynamic Range)画像である
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記所定の条件を満たさない画像は、SDR(Standard Dynamic Range)画像である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記処理手段は、前記変更手段により増加した表示レンジにおいて前記階調変換前の画像の表示輝度に前記階調変換後の画像の表示輝度が略比例するように、前記階調変換の変換特性を変更する
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記制御手段は、さらに、前記変更手段により増加した表示レンジを、前記階調変換前の画像に関連付けて記憶部に記録するように制御する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記表示部に対する環境光の検出結果を取得する取得手段をさらに有し、
前記制御手段は、さらに、前記環境光の検出結果に基づいて、前記変更手段により増加した表示レンジを制限するように制御する
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記変更手段により増加した表示レンジの最大表示輝度を、前記環境光が暗いほど低い表示輝度に制限する
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記憶媒体に関し、特に表示のダイナミックレンジ(輝度レンジ)を変更する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやデジタルカメラなどの入力デバイスとして、HDR(High
Dynamic Range)画像などと呼ばれる、広いダイナミックレンジ(輝度レンジ)を有する画像を記録可能な機種が製品化されている。HDR画像には、絶対輝度に対応する階調値(信号値)を有する画像などがある。絶対輝度に対応する階調値は、例えばITU-R(Radiocommunication Sector of ITU)
BT.2100で規定されたEOTF(Electro-Optical Transfer Function)に準拠した階調値や、SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)
ST.2084で規定されたEOTFに準拠した階調値などである。これらのEOTFは、PQ(Perceptual Quantization)カーブなどと呼ばれる。PQカーブなどのEOTFは、階調値(輝度階調値;画素値)を輝度に変換する関数に対応する。
【0003】
また、HDR画像を広いダイナミックレンジ(表示レンジ)で表示可能なHDRディスプレイが普及しつつあり、HDRディスプレイを搭載したスマートフォンなども製品化されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-50840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、スマートフォンなどは、消費電力を下げて動作時間を延ばすために、ディスプレイの輝度(ディスプレイでの表示の輝度)を低く設定して使用されることが多い。ディスプレイの輝度を低く設定すると、ディスプレイの輝度の上限が低くなり、ディスプレイの最大輝度が低くなる。
【0006】
このため、上述したPQカーブに従って記録されたHDR画像をHDRディスプレイに表示する場合を例にすると、HDR画像自体の輝度(PQカーブにおいてHDR画像の画素値に対応する輝度)よりも、HDRディスプレイの輝度の上限が低いという状況が生じ得る。そして、このような状況において、HDR画像のうち、HDR画像自体の輝度がHDRディスプレイの輝度の上限よりも高い領域(例えばハイライト領域)が白飛びで表示されてしまうことがある。白飛びが抑制されるようにユーザがHDRディスプレイの輝度の上限を所望の輝度に高める(ユーザが表示レンジを所望の輝度レンジに変更(拡大)する)ことも考えられるが、それは困難であり、表示レンジが必要以上に拡大されてしまうことがある。
【0007】
特許文献1には、ディスプレイの輝度が低く設定された表示装置でHDR画像を表示できるように、HDR画像のダイナミックレンジを変換(圧縮)する技術が開示されている。具体的には、特許文献1に開示の技術では、暗部から明部までのダイナミックレンジが全体的に圧縮される。この技術では、白飛びを抑制できるが、暗部の表示が変化してしま
う。具体的には、暗部の階調性(階調分解能;輝度階調性;輝度階調分解能)が低下したり、全体的に暗い画像が表示されたりしてしまう。
【0008】
そこで本発明は、ユーザが容易(直感的)に表示レンジを所望の輝度レンジに変更できる技術であって、画像の表示を必要以上に変更することなく、変更後の表示レンジで画像を好適に表示できる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像処理装置は、表示部に表示された画像に対する所定のユーザ操作を受け付ける入力手段と、前記入力手段により前記所定のユーザ操作が受け付けられた場合、前記表示部の表示レンジを増加させるよう制御する変更手段と、前記変更手段により増加した表示レンジに基づき、前記画像に対して高輝度部の階調を改善するための階調変換を行う処理手段と、前記画像が所定の条件を満たす場合、前記所定のユーザ操作による表示レンジの増加を有効とし、前記画像が所定の条件を満たさない場合、前記所定のユーザ操作による表示レンジの増加を有効としないよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザは、容易(直感的)に表示レンジを所望の輝度レンジに変更できる。さらに、画像の表示を必要以上に変更することなく、変更後の表示レンジで画像を好適に表示できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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