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公開番号2025127629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024419
出願日2024-02-21
発明の名称電池充電率の推定方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01R 31/382 20190101AFI20250826BHJP(測定;試験)
要約【課題】電池の劣化があっても電池の充電率(残容量)の推定精度を維持することができる方法を提供する。
【解決手段】電池の充電率を推定する方法であって、充放電ヒステリシスがΔ0.06V~0.24Vである電池に対して、SOC-OCV曲線を取得し、得られた結果からSOCごとのOCVの平均電圧を算出し、算出結果とSOCとの関係を記録する過程と、電池の連続充電又は連続放電をする過程と、連続充填したときには電池の総容量に対して3%以上の放電である戻し放電、連続放電したときには電池の総容量に対して3%以上の充電をする戻し充電をする過程と、電池のOCVを測定し、該OCVの値を記録したSOCとOCVの平均電圧との関係に照らして電池の充電率の推定値を得る過程と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電池の充電率を推定する方法であって、
充放電ヒステリシスがΔ0.06V~0.24Vである前記電池に対して、SOC-OCV曲線を取得し、得られた結果からSOCごとのOCVの平均電圧を算出し、算出結果とSOCとの関係を記録する過程と、
前記電池の連続充電又は連続放電をする過程と、
前記連続充填したときには前記電池の総容量に対して3%以上の放電である戻し放電、前記連続放電したときには前記電池の総容量に対して3%以上の充電をする戻し充電をする過程と、
前記電池のOCVを測定し、該OCVの値を前記記録した前記SOCとOCVの平均電圧との関係に照らして電池の充電率の推定値を得る過程と、を含む、
電池の充電率の推定方法。
続きを表示(約 150 文字)【請求項2】
前記戻し放電、及び、前記戻し充電は4%~6%である、請求項1に記載の電池の充電率の推定方法。
【請求項3】
前記戻し放電及び前記戻し充電をした後に、前記電池の充放電を所定時間休止してから前記電池の充電率の推定値を得る、請求項1又は2に記載の電池の充電率の推定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電池の充電率(残容量)を推定する方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には電池の閉回路電圧(CCV)を測定し、充電モード、放電モードに応じて、それぞれのパターンから充電率を推定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-227653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし従来の方法では電池が劣化しているときに、電池の充電率(残容量)の推定精度が低下してしまう。
【0005】
本開示は上記実情に鑑みてなされものであり、電池の劣化があっても電池の充電率(残容量)の推定精度を維持することができる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者は鋭意検討の結果、充放電ヒステリシスが大きい電池(例えば負極活物質にSiを用いた場合)に特に上記の推定精度に低下がみられることを知見した。
また、本開示の方法は全固体電池、半固体電池等の固体電池や電解液を含む電池等、各種の二次電池に対して適用することができる。
【0007】
本願は、電池の充電率を推定する方法であって、充放電ヒステリシスがΔ0.06V~0.24Vである電池に対して、SOC-OCV曲線を取得し、得られた結果からSOCごとのOCVの平均電圧を算出し、算出結果とSOCとの関係を記録する過程と、電池の連続充電又は連続放電をする過程と、連続充填したときには電池の総容量に対して3%以上の放電である戻し放電、連続放電したときには電池の総容量に対して3%以上の充電をする戻し充電をする過程と、電池のOCVを測定し、該OCVの値を記録したSOCとOCVの平均電圧との関係に照らして電池の充電率の推定値を得る過程と、を含む、電池の充電率の推定方法を開示する。
ここでSOC、OCVは周知のとおりであるが、SOCは電池の充電率(State of charge)を意味し、OCVは開回路電圧(Open Circuit Voltage)を意味する。
【0008】
戻し放電、及び、戻し充電は4%~6%とすることができる。
【0009】
戻し放電及び戻し充電をした後に、電池の充放電を所定時間休止してから電池の充電率の推定値を得るように構成してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、電池の劣化があっても電池の充電率(残容量)の推定の精度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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