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公開番号2025130605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-08
出願番号2024027891
出願日2024-02-27
発明の名称ポンプユニット
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類F04B 23/06 20060101AFI20250901BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】ポンプユニットの新たな一形態を提供する。
【解決手段】ポンプユニットにおいて、回転軸線の方向において一方側にある第1端部及び他方側にある第2端部を有する回転軸を有するモータと、空気を送り出すための第1ポンプ及び第2ポンプと、第1駆動伝達部と、第2駆動伝達部と、を備える。第1駆動伝達部は、回転軸が第1回転方向に回転する際に第1伝達状態に遷移することで第1ポンプを作動させ、回転軸が第2回転方向に回転する際に第1非伝達状態に遷移することで第1ポンプを作動させないように構成され、第2駆動伝達部は、回転軸が第1回転方向に回転する際に第2非伝達状態に遷移することで第2ポンプを作動させず、回転軸が第2回転方向に回転する際に第2伝達状態に遷移することで第2ポンプを作動させるように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸線を中心に第1回転方向及び前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に回転可能な回転軸であって、前記回転軸線の方向において一方側にある第1端部及び他方側にある第2端部を有する回転軸を有するモータと、
空気を送り出すための第1ポンプ及び第2ポンプと、
前記回転軸の前記第1端部から前記第1ポンプに駆動を伝達する第1伝達状態と、前記第1端部から前記第1ポンプへ駆動を伝達しない第1非伝達状態と、に遷移可能な第1駆動伝達部と、
前記回転軸の前記第2端部から前記第2ポンプに駆動を伝達する第2伝達状態と、前記第2端部から前記第2ポンプへ駆動を伝達しない第2非伝達状態と、に遷移可能な第2駆動伝達部と、を備え、
前記第1駆動伝達部は、前記回転軸が前記第1回転方向に回転する際に前記第1伝達状態に遷移することで前記第1ポンプを作動させ、前記回転軸が前記第2回転方向に回転する際に前記第1非伝達状態に遷移することで前記第1ポンプを作動させないように構成され、
前記第2駆動伝達部は、前記回転軸が前記第1回転方向に回転する際に前記第2非伝達状態に遷移することで前記第2ポンプを作動させず、前記回転軸が前記第2回転方向に回転する際に前記第2伝達状態に遷移することで前記第2ポンプを作動させるように構成される、
ことを特徴とするポンプユニット。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記第1駆動伝達部は、前記第1端部からの駆動が入力される第1クラッチ部と、前記第1ポンプに連結され、前記回転軸に対して偏心して設けられる第1偏心軸と、を有し、
前記第2駆動伝達部は、前記第2端部からの駆動が入力される第2クラッチ部と、前記第2ポンプに連結され、前記回転軸に対して偏心して設けられる第2偏心軸と、を有し、
前記第1クラッチ部は、前記回転軸が前記第1回転方向に回転する際に、前記第1端部から前記第1偏心軸に駆動を伝達し、前記回転軸が前記第2回転方向に回転する際に、前記第1端部から前記第1偏心軸に駆動を伝達せず、
前記第2クラッチ部は、前記回転軸が前記第1回転方向に回転する際に、前記第2端部から前記第2偏心軸に駆動を伝達せず、前記回転軸が前記第2回転方向に回転する際に、前記第2端部から前記第2偏心軸に駆動を伝達する、
ことを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット。
【請求項3】
前記モータ、前記第1クラッチ部、前記第1偏心軸、前記第2クラッチ部、前記第2偏心軸は、前記回転軸線の方向に並んで配置されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のポンプユニット。
【請求項4】
第1ポンプ及び第2ポンプは、ダイヤフラム式ポンプである、
ことを特徴とする請求項1に記載のポンプユニット。
【請求項5】
前記回転軸及び前記モータは、それぞれ第1回転軸及び第1モータであり、
前記回転軸線を中心に第3回転方向及び前記第3回転方向とは反対の第4回転方向に回転可能な第2回転軸であって、前記回転軸線の方向において一方側にある第3端部及び他方側にある第4端部を有する第2回転軸を有する第2モータと、
空気を送り出すための第3ポンプ及び第4ポンプと、
前記第2回転軸の前記第3端部から前記第3ポンプに駆動を伝達する第3伝達状態と、前記第3端部から前記第3ポンプへ駆動を伝達しない第3非伝達状態と、に遷移可能な第3駆動伝達部と、
前記第2回転軸の前記第4端部から前記第4ポンプに駆動を伝達する第4伝達状態と、前記第4端部から前記第4ポンプへ駆動を伝達しない第4非伝達状態と、に遷移可能な第4駆動伝達部と、を更に備え、
前記第3駆動伝達部は、前記第2回転軸が前記第3回転方向に回転する際に前記第3伝達状態に遷移することで前記第3ポンプを作動させ、前記第2回転軸が前記第4回転方向に回転する際に前記第3非伝達状態に遷移することで前記第3ポンプを作動させないように構成され、
前記第4駆動伝達部は、前記第2回転軸が前記第3回転方向に回転する際に前記第4非伝達状態に遷移することで前記第4ポンプを作動させず、前記第2回転軸が前記第4回転方向に回転する際に前記第4伝達状態に遷移することで前記第4ポンプを作動させるように構成される、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のポンプユニット。
【請求項6】
前記第1ポンプ、前記第2ポンプ、前記第3ポンプ及び前記第4ポンプは、空気を排出する第1排出部、第2排出部、第3排出部及び第4排出部をそれぞれ有し、
前記第1排出部に接続され、前記第1排出部から排出された空気が通る第1パイプと、
前記第2排出部に接続され、前記第2排出部から排出された空気が通る第2パイプと、
前記第3排出部に接続され、前記第3排出部から排出された空気が通る第3パイプと、
前記第4排出部に接続され、前記第4排出部から排出された空気が通る第4パイプと、を備え、
前記第1モータは、前記第1回転軸を回転可能に支持する第1筐体を有し、
前記第2モータは、前記第2回転軸を回転可能に支持する第2筐体を有し、
前記第2パイプは、前記回転軸線の方向における位置が前記第2筐体と重複する部分が前記回転軸線の方向に平行に延びるように配置され、
前記第3パイプは、前記回転軸線の方向における位置が前記第1筐体と重複する部分が前記回転軸線の方向に平行に延びるように配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載のポンプユニット。
【請求項7】
前記第1モータ及び前記第3パイプを保持する第1保持部材と、
前記第2モータ及び前記第2パイプを保持する第2保持部材と、を備える、
ことを特徴とする請求項6に記載のポンプユニット。
【請求項8】
前記第2排出部及び前記第3排出部は、前記回転軸線の方向に直交する直交方向に見て、互いに少なくとも一部が重なるように配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のポンプユニット。
【請求項9】
前記第2排出部及び前記第3排出部は、前記回転軸線の方向において前記第1筐体と前記第2筐体との間に配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のポンプユニット。
【請求項10】
前記第1排出部は、前記回転軸線の方向において前記第1筐体に対して前記第2筐体とは反対側に配置され、
前記第4排出部は、前記回転軸線の方向において前記第2筐体に対して前記第1筐体とは反対側に配置されている、
ことを特徴とする請求項6に記載のポンプユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプによって空気を搬送ためのポンプユニットに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トナーを収容する現像容器と、トナーを収容する補給パックを装着可能な装着部と、を備えたカートリッジを内蔵する画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。装着部に装着された補給パックから排出されたトナーは、カートリッジに設けられたリザーブタンクに一時的に収容され、リザーブタンクから現像容器へと搬送される。リザーブタンクから現像容器へは、スクリュー又はポンプによって流れるエアーによってトナーが搬送される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-134401号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ポンプユニットの新たな一形態を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ポンプユニットにおいて、回転軸線を中心に第1回転方向及び前記第1回転方向とは反対の第2回転方向に回転可能な回転軸であって、前記回転軸線の方向において一方側にある第1端部及び他方側にある第2端部を有する回転軸を有するモータと、空気を送り出すための第1ポンプ及び第2ポンプと、前記回転軸の前記第1端部から前記第1ポンプに駆動を伝達する第1伝達状態と、前記第1端部から前記第1ポンプへ駆動を伝達しない第1非伝達状態と、に遷移可能な第1駆動伝達部と、前記回転軸の前記第2端部から前記第2ポンプに駆動を伝達する第2伝達状態と、前記第2端部から前記第2ポンプへ駆動を伝達しない第2非伝達状態と、に遷移可能な第2駆動伝達部と、を備え、前記第1駆動伝達部は、前記回転軸が前記第1回転方向に回転する際に前記第1伝達状態に遷移することで前記第1ポンプを作動させ、前記回転軸が前記第2回転方向に回転する際に前記第1非伝達状態に遷移することで前記第1ポンプを作動させないように構成され、前記第2駆動伝達部は、前記回転軸が前記第1回転方向に回転する際に前記第2非伝達状態に遷移することで前記第2ポンプを作動させず、前記回転軸が前記第2回転方向に回転する際に前記第2伝達状態に遷移することで前記第2ポンプを作動させるように構成される、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によると、ポンプユニットの新たな一形態を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態に係るポンプユニットを示す斜視図。
(a)はポンプユニットを示す平面図、(b)は後述する第1パイプ、第2パイプ、第3パイプ及び第4パイプを取り外したポンプユニットを示す平面図、(c)はポンプユニットを示す正面図。
ポンプユニットを示す分解斜視図。
(a)は伝達状態の第4クラッチ部を示す平面図、(b)は非伝達状態の第4クラッチ部を示す平面図。
(a)は図2の5A-5A断面を示す断面図、(b)は図5(a)から第1偏心軸が90度回転した状態を示す第1ポンプの断面図、(c)は図5(b)から第1偏心軸が90度回転した状態を示す第1ポンプの断面図。(d)は図5(c)から第1偏心軸が90度回転した状態を示す第1ポンプの断面図。
(a)は第1パイプを示す断面図、(b)は第1パイプを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本実施の形態に係るポンプユニット1は、例えば記録材に画像を形成する画像形成装置に設けられる。画像形成装置とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含み、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する装置を指すものとする。また、画像形成装置は、画像形成機能を有する本体に加えて、オプションフィーダ、画像読取装置、シート処理装置等の付属機器が連結される場合があるが、このような付属機器が連結されたシステム全体も画像形成装置の一種である。
【0009】
画像形成装置は、記録材に画像を形成するための画像形成ユニットを有し、画像形成ユニットは、トナーを収容する現像容器を有するプロセスカートリッジと、現像容器に補給するためのトナーを収容するトナーカートリッジと、を有する。プロセスカートリッジ及びトナーカートリッジは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーに対応して、それぞれ4つ設けられている。本実施の形態に係るポンプユニット1は、例えば上記4つのトナーカートリッジに向けて選択的に空気を搬送可能であり、ポンプユニット1から空気が送られたトナーカートリッジからは、トナー及び空気が現像容器に向けて搬送される。
【0010】
図1は、本実施の形態に係るポンプユニット1を示す斜視図である。図2(a)は、ポンプユニット1を示す平面図である。図2(b)は、後述する第1パイプ6L1、第2パイプ6L2、第3パイプ6R1及び第4パイプ6R2を取り外したポンプユニット1を示す平面図である。図2(c)は、ポンプユニット1を示す正面図である。図3は、ポンプユニット1を示す分解斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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