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公開番号2025130858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028200
出願日2024-02-28
発明の名称車両制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社アドヴィックス
代理人弁理士法人中部国際特許事務所
主分類F02D 29/02 20060101AFI20250902BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】運転者の違和感を軽減しつつブレーキフェードを生じ難くすることである。
【解決手段】本車両制御システムにおいては、摩擦ブレーキの非作用状態において、摩擦ブレーキの温度であるブレーキ温度に基づいて車両の駆動力が制限される。それにより、車両の走行速度が制限される場合に比較して、運転者の違和感を軽減することができる。また、次に摩擦ブレーキが作動させられる場合に、摩擦ブレーキが過熱状態になり難くして、ブレーキフェードが生じ難くすることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両を制御する車両制御システムであって、
前記車両の車輪に設けられた摩擦ブレーキの温度であるブレーキ温度に基づいて前記車両に加えられる駆動力を制限する車両制御部を含む車両制御システム。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記車両制御部が、前記摩擦ブレーキの非作用状態において前記ブレーキ温度がしきい値である開始しきい値より高くなった場合に前記駆動力の制限を開始し、前記開始しきい値より低い終了しきい値より低くなった場合に前記駆動力の制限を終了するものである請求項1に記載の車両制御システム。
【請求項3】
前記車両制御部が、前記ブレーキ温度が第1開始しきい値より高い場合に前記車両の加速度が第1上限値を越えないように前記駆動力を制限し、前記ブレーキ温度が前記第1開始しきい値以下、第2開始しきい値より高い場合に前記加速度が第1上限値より大きい第2上限値を越えないように前記駆動力を制限するものである請求項1または2に記載の車両制御システム。
【請求項4】
前記車両制御部が、前記ブレーキ温度に基づいて前記駆動力の制限値としての加速度の上限値を設定し、前記駆動力が、前記加速度が前記上限値を越えないように前記駆動力を制限するものである請求項1または2に記載の車両制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両を制御する車両制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の車両制御装置においては、摩擦ブレーキの非作用状態において、摩擦ブレーキの温度であるブレーキ温度が設定温度より高くなった場合に、車両の走行速度を制限し、次に摩擦ブレーキが作動させられた場合の走行速度を低減させる。それにより、摩擦ブレーキが過熱状態になり難くし、ブレーキフェードが生じ難くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許出願公開第113320383号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、運転者の違和感を軽減しつつブレーキフェードを生じ難くすることである。
【課題を解決するための手段および効果】
【0005】
本発明に係る車両制御システムにおいては、摩擦ブレーキの非作用状態において、摩擦ブレーキの温度であるブレーキ温度に基づいて車両の駆動力が制限される。それにより、車両の走行速度が制限される場合に比較して、運転者の違和感を軽減することができる。また、次に摩擦ブレーキが作動させられる場合に、摩擦ブレーキが過熱状態になり難くして、ブレーキフェードが生じ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の一実施形態に係る車両制御システムを概念的に示す図である。
上記車両制御システムの記憶部に記憶された駆動力制限プログラムを表すフローチャートである。
上記車両制御システムのブレーキ温度の取得に用いられる数式を示す図である。
上記ブレーキ温度が取得される対象である摩擦ブレーキを概念的に示す図である。
上記車両制御システムの記憶部に記憶された別の駆動力制限プログラムを表すフローチャートである。
上記記憶部に記憶されたさらに別の駆動力制限プログラムを表すフローチャートである。
上記記憶部に記憶された加速度上限値決定マップを表す図である。
【発明の実施形態】
【0007】
以下、本発明の一実施形態に係る車両制御システムについて図面に基づいて詳細に説明する。車両制御システムは、車両の駆動装置を制御するものである。
【 実施例】
【0008】
本実施例に係る車両制御システムは、車両制御ECU20を含む。車両制御ECU20は、コンピュータを主体とするものであり、駆動力制限部22、ブレーキ温度取得部24等を含む。車両制御ECU20は、駆動装置26を制御することにより、車両に加えられる駆動力を制御する。車両制御ECU20には、駆動装置26、メインスイッチ28、走行状態検出装置30、外気温センサ36等が接続される。
【0009】
駆動装置26は、車両を駆動するものである。駆動装置26は、電動モータを含むものであっても含まないものであってもよい。メインスイッチ28は、車両全体のON・OFFを切り換えるメインのスイッチであり、例えば、イグニッションスイッチ(IGSW)28とすることができる。外気温センサ36は、車両の周辺の温度である外気温度を測定するものである。
【0010】
走行状態検出装置30は、車両の走行状態を検出するものであり、車輪速センサ32、加速度センサ34等を含む。車輪速センサ32は、車両の複数の車輪の各々に対応して設けられ、車輪の各々の回転速度を検出する。複数の車輪の回転速度に基づいて車両の走行速度が取得される。加速度センサ34は、車両に加えられる前後方向の加速度(減速度を含む)を検出するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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