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公開番号
2025147743
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-07
出願番号
2024048144
出願日
2024-03-25
発明の名称
映像システム、及び解析装置
出願人
株式会社国際電気
代理人
藤央弁理士法人
主分類
H04N
7/18 20060101AFI20250930BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】誤検知を抑制する。
【解決手段】映像システムであって、列車の各車両に取り付けられるカメラと、前記カメラが撮影した映像を解析する解析装置とを備え、前記解析装置は、前記列車がプラットホームに進入した前後のタイミングで、前記カメラで撮影している基準画像を取得し、前記取得した基準画像と前記カメラが直近に撮影した第1の最新画像とを比較し、前記比較の結果、前記基準画像と前記第1の最新画像との類似度が第1の所定の閾値より高ければ、当該第1の最新画像で前記基準画像を更新し、前記列車の停車中に、前記更新された基準画像と前記カメラが直近に撮影した第2の最新画像とを比較し、前記比較の結果、前記基準画像と前記第2の最新画像との類似度が第2の所定の閾値より低ければ、当該第2の最新画像に異常があると判定し、前記異常の判定を示す異常信号を出力する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
映像システムであって、
列車の各車両に取り付けられるカメラと、
前記カメラが撮影した映像を解析する解析装置とを備え、
前記解析装置は、
前記列車がプラットホームに進入した前後のタイミングで、前記カメラで撮影している基準画像を取得し、
前記取得した基準画像と前記カメラが直近に撮影した第1の最新画像とを比較し、
前記比較の結果、前記基準画像と前記第1の最新画像との類似度が第1の所定の閾値より高ければ、当該第1の最新画像で前記基準画像を更新し、
前記列車の停車中に、前記更新された基準画像と前記カメラが直近に撮影した第2の最新画像とを比較し、
前記比較の結果、前記基準画像と前記第2の最新画像との類似度が第2の所定の閾値より低ければ、当該第2の最新画像に異常があると判定し、
前記異常の判定を示す異常信号を出力することを特徴とする映像システム。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の映像システムであって、
前記解析装置は、
前記列車の位置が駅を示す所定の範囲内に入った場合、
前記列車の速度が所定の閾値以下となった場合、及び
前記列車が駅のプラットホームへの近接を検知した場合の少なくとも一つによって、前記列車がプラットホームに進入したタイミングを判定することを特徴とする映像システム。
【請求項3】
請求項1に記載の映像システムであって、
前記解析装置は、前記カメラが撮影した画像のうち、前記車両の側面が写った領域、プラットホームの端部から所定の距離の領域、及び、前記車両とプラットホームの間の領域の少なくとも一つの領域で、前記基準画像と前記第1の最新画像との比較及び前記基準画像と前記第2の最新画像との比較を行うことを特徴とする映像システム。
【請求項4】
請求項1に記載の映像システムであって、
前記解析装置は、前記列車の乗降ドアの開扉を検出すると、前記基準画像の更新を停止することを特徴とする映像システム。
【請求項5】
請求項4に記載の映像システムであって、
前記解析装置は、前記列車の制御装置から出力される開扉信号によって、前記列車の乗降ドアの開扉を検出することを特徴とする映像システム。
【請求項6】
列車の各車両に取り付けられるカメラが撮影した映像を解析する解析装置であって、
前記列車がプラットホームに進入した前後のタイミングで、前記カメラで撮影している基準画像を取得し、
前記取得した基準画像と前記カメラが直近に撮影した最新画像とを比較し、
前記比較の結果、前記基準画像と前記最新画像との類似度が第1の所定の閾値より高ければ、当該最新画像で前記基準画像を更新し、
前記列車の停車中に、前記更新された基準画像と前記カメラが直近に撮影した最新画像とを比較し、
前記比較の結果、前記基準画像と前記最新画像との類似度が第2の所定の閾値より低ければ、当該最新画像に異常があると判定し、
前記異常の判定を示す異常信号を出力することを特徴とする解析装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、異常を監視する映像システムに関し、特に、異常を判定するための比較対象となる基準画像を設定する技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道車両における乗降ドアの異物検知(戸ばさみ検知)方法として、正常時の基準画像とドアを閉めた後の画像を比較する方法が知られている。
【0003】
鉄道車両における乗降客ドアの異物検知装置として、例えば、特許文献1(特開2003-252201号)、特許文献2(特開2023-42080号)に記載の技術がある。特許文献1には、鉄道車両の乗降客用ドアの会合部外側上部に設置されたドア監視用カメラを設け、このドア監視用カメラによりドア開放前画像と乗降後画像とを取得して両者を比較処理することにより前記ドア近傍の異物の検知及び前記画像の表示のうち少なくとも一方を提示する異物検知装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-252201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された技術では、ドア開スイッチのエッジ検出後に取得したドア解放前画像を基準画像とするが、ドア開スイッチをONするタイミングでは鉄道車両は停車しており、異物検知エリアに乗客や持ち物が写り、基準画像として不適である可能性がある。このため、異物検知エリアに乗客や持ち物が写り込んでいない画像を取得し基準画像に設定することが求められるが、基準画像と運用時における画像間で撮影する天候や照明条件等周囲条件が異なっており、不適切な判定がされる可能性がある。
【0006】
本発明は、乗客や物体が写っていない最新の画像を基準画像に設定して、誤検知の抑制を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、映像システムであって、列車の各車両に取り付けられるカメラと、前記カメラが撮影した映像を解析する解析装置とを備え、前記解析装置は、前記列車がプラットホームに進入した前後のタイミングで、前記カメラで撮影している基準画像を取得し、前記取得した基準画像と前記カメラが直近に撮影した第1の最新画像とを比較し、前記比較の結果、前記基準画像と前記第1の最新画像との類似度が第1の所定の閾値より高ければ、当該第1の最新画像で前記基準画像を更新し、前記列車の停車中に、前記更新された基準画像と前記カメラが直近に撮影した第2の最新画像とを比較し、前記比較の結果、前記基準画像と前記第2の最新画像との類似度が第2の所定の閾値より低ければ、当該第2の最新画像に異常があると判定し、前記異常の判定を示す異常信号を出力することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の一例の映像システムでは、前記解析装置は、前記列車の位置が駅を示す所定の範囲内に入った場合、前記列車の速度が所定の閾値以下となった場合、及び前記列車が駅のプラットホームへの近接を検知した場合の少なくとも一つによって、前記列車がプラットホームに進入したタイミングを判定することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一例の映像システムでは、前記解析装置は、前記カメラが撮影した画像のうち、前記車両の側面が写った領域、プラットホームの端部から所定の距離の領域、及び、前記車両とプラットホームの間の領域の少なくとも一つの領域で、前記基準画像と前記第1の最新画像との比較及び前記基準画像と前記第2の最新画像との比較を行うことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一例の映像システムでは、前記解析装置は、前記列車の乗降ドアの開扉を検出すると、前記基準画像の更新を停止することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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