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公開番号
2025153858
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056533
出願日
2024-03-29
発明の名称
コイル部品、コイル部品の製造方法
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20251002BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】衝撃が加えられた場合でも、外部電極が破損することを防止できる、コイル部品を提供する。
【解決手段】金属磁性粒子および結合材を含有する基体と、
前記基体中に配置されたコイル導体と、
前記基体の表面に設けられ、前記コイル導体と電気的に接続された外部電極と、を備え、
前記基体と、前記外部電極との接合部を通る断面において、前記基体は、前記外部電極と向かい合う電極形成面の長さが、前記電極形成面の水平投影長さの150%以上である、コイル部品。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
金属磁性粒子および結合材を含有する基体と、
前記基体中に配置されたコイル導体と、
前記基体の表面に設けられ、前記コイル導体と電気的に接続された外部電極と、を備え、
前記基体と、前記外部電極との接合部を通る断面において、前記基体は、前記外部電極と向かい合う電極形成面の長さが、前記電極形成面の水平投影長さの150%以上である、コイル部品。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記接合部を通る断面において、前記基体は、前記電極形成面の長さが、前記電極形成面の水平投影長さの200%以上である、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記電極形成面の十点平均粗さRzは、前記外部電極の厚さの最大値よりも小さい、請求項1または請求項2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記電極形成面のうねり曲線において、凹部の数が凸部の数よりも多い、請求項1または請求項2に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記外部電極は、金属層と、導電性樹脂層とが積層された構造を有する、請求項1または請求項2に記載のコイル部品。
【請求項6】
金属磁性粒子および結合材を含有する基体と、前記基体中に配置されたコイル導体と、を備えた成形体を用意する成形体準備工程と、
前記基体の表面処理を行う表面処理工程と、
前記基体の表面のうち電極形成面に、前記コイル導体と電気的に接続された外部電極を形成する外部電極形成工程と、を有し、
前記表面処理工程では、前記基体の表面のうち、前記電極形成面と直交する断面において、前記電極形成面の長さが、前記電極形成面の水平投影長さの150%以上となるように表面処理を行う、コイル部品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品、コイル部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コイル部品は、携帯型の電子機器類等の様々な電子機器類に搭載され、小型化、高性能化が求められている。電子機器類に搭載されるコイル部品として、コイル導体と、コイル導体を囲むように配置された基体と、を有し、基体としてメタルコンポジット型の基体を用いたコイル部品が従来から用いられている。例えば特許文献1には、コイルと、磁性コア材とを備えるコイル部品であって、磁性コア材の少なくとも一部が金属磁性複合材料の熱硬化体により構成されているコイル部品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-202325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コイル部品は、上述のように携帯型の電子機器類等に搭載されるようになるなど、その用途が拡がっている。そして、コイル部品の用途が拡がるにつれて、搭載した電子機器類等が落下した場合などに、電子機器類等が破損しないように、コイル部品にも耐衝撃性が求められるようになっている。
【0005】
コイル部品が、コイル導体と、コイル導体を囲むように配置された基体とを有する場合、コイル部品を電子機器類に実装し、回路に接続するため、コイル導体と電気的に接続された外部電極を、基体の表面に、金属ペースト等を用いて形成することになる。ところが、コイル部品を搭載した電子機器類を落下させた場合、該外部電極部分が基体から剥離する等して破損する場合があった。
【0006】
本開示は、衝撃が加えられた場合でも、外部電極が破損することを防止できる、コイル部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のコイル部品は、金属磁性粒子および結合材を含有する基体と、
前記基体中に配置されたコイル導体と、
前記基体の表面に設けられ、前記コイル導体と電気的に接続された外部電極と、を備え、
前記基体と、前記外部電極との接合部を通る断面において、前記基体は、前記外部電極と向かい合う電極形成面の長さが、前記電極形成面の水平投影長さの150%以上である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、衝撃が加えられた場合でも、外部電極が破損することを防止できる、コイル部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一態様に係るコイル部品の斜視図である。
図2は、図1のA-A線での断面図である。
図3は、図2の領域Bの拡大模式図である。
図4は、電極形成面の長さ、電極形成面の水平投影長さの説明図である。
図5は、電極形成面の水平投影長さLAに対する、電極形成面の長さLBの割合(LB/LA)と、落下試験での衝撃強度との相関の説明図である。
図6は、本開示の一態様に係るコイル部品の製造方法のフロー図である。
図7は、本開示の一態様に係るコイル部品の製造方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の一実施形態(以下、「実施形態」と記す)について詳細に説明するが、本開示はこれらに限定されるものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。各図面は、各部材の配置等を説明するために示した模式図であり、必ずしも正確な縮尺で記載されているものではない。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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