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公開番号
2024155576
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070402
出願日
2023-04-21
発明の名称
転がり軸受装置
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人貴和特許事務所
主分類
F16C
35/06 20060101AFI20241024BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】支持軸への組み付け作業時に、軸方向外側の内輪に備えられた係止凹溝から連結環が脱落するのを防止できる、転がり軸受装置を提供する。
【解決手段】連結環21を、複数の開口窓36と、複数の開口窓36の開口縁部の軸方向両側部に形成された、内輪19a、19bの係止凹溝26a、26bに係止される複数の係止凸部37a、37bとを有するものとする。係止凸部37a、37bを、膨出形状をなし、剪断面40を含む抑え面38a、38bを有するものとする。剪断面40の径方向外側の端部を、係止凹溝26a、26bの被抑え面27a、27bに備えられた面取り部28a、28bの径方向外側の端部よりも径方向外側に位置させ、剪断面40を、被抑え面27a、27bのうちで面取り部28a、28bよりも径方向外側部分に当接させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
内周面に複列の外輪軌道を有する外輪と、
外周面の軸方向中間部に単列の内輪軌道を、外周面の軸方向両側の端部に大鍔部及び小鍔部をそれぞれ有し、かつ、内周面に係止凹溝をそれぞれ有する1対の内輪と、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に配置された複数の転動体と、
円周方向に離隔して配置された複数の開口窓と、前記複数の開口窓のそれぞれの開口縁部の軸方向両側部に形成された複数の係止凸部とを有し、前記複数の係止凸部を前記1対の内輪の前記係止凹溝に係止することにより前記1対の内輪を連結する、連結環と、を備え、
複数の前記係止凹溝のそれぞれは、軸方向に関して前記大鍔部側を向き、かつ、径方向内側の端部に面取り部が形成された被抑え面を有し、
前記複数の係止凸部のそれぞれは、径方向外側に向けて突出した膨出形状をなし、前記被抑え面と対向する部分に剪断面を含む抑え面を有し、
前記剪断面の径方向外側の端部は、前記面取り部の径方向外側の端部よりも径方向外側に位置しており、前記抑え面のうちの前記剪断面が、前記被抑え面のうちで前記面取り部よりも径方向外側部分に当接する、
転がり軸受装置。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記複数の係止凸部のそれぞれは、部分球殻状をなし、
前記抑え面は、軸方向視で、径方向外側が凸となるように湾曲している、
請求項1に記載した転がり軸受装置。
【請求項3】
前記連結環は、円周方向に隣り合う前記開口窓同士の間に、屈曲部を有する、請求項1に記載した転がり軸受装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の車輪を回転自在に支持するために、ハブユニット軸受と呼ばれる転がり軸受装置が使用されている。図16及び図17は、トラックやバスなどの重量が嵩む車両の車輪(駆動輪)を、回転自在に支持しかつ回転駆動するために用いられる転がり軸受装置の1例として、特開2011-27130号公報(特許文献1)に記載された構造を示している。
【0003】
転がり軸受装置100は、車軸管101の周囲にハブ輪102を回転自在に支持する。車軸管101の内側には、駆動軸103が挿通されている。駆動軸103の端部にはフランジ104が備えられており、該フランジ104には、ハブ輪102が固定されている。ハブ輪102には、駆動輪105及び制動用回転体106がそれぞれ固定されている。このような構成により、駆動輪105及び制動用回転体106を車軸管101に対して回転自在に支持し、かつ、駆動軸103からのトルクを駆動輪105及び制動用回転体106に伝達可能としている。
【0004】
転がり軸受装置100は、図17に示すように、複列円すいころ軸受であり、使用状態で回転する外輪107と、使用状態で回転しない1対の内輪108a、108bと、複数個の転動体109a、109bと、連結環110とを備える。
【0005】
なお、転がり軸受装置100に関して、軸方向外側とは、車両に組み付けた状態で車両の幅方向外側となる図16及び図17の左側をいい、軸方向内側とは、車両に組み付けた状態で車両の幅方向中央側となる図16及び図17の右側をいう。
【0006】
外輪107は、内周面に複列の外輪軌道111a、111bを有している。外輪107は、ハブ輪102に締り嵌めで内嵌されている。
【0007】
内輪108a、108bは、外周面の軸方向中間部に単列の内輪軌道112a、112bを、外周面の軸方向両側の端部に大鍔部113a、113b及び小鍔部114a、114bをそれぞれ有している。1対の内輪108a、108bは、互いに対向する小径側端面同士を突き合わせた状態で、車軸管101に隙間嵌めで外嵌されている。
【0008】
転動体109a、109bは、円すいころであり、外輪軌道111a、111bと内輪軌道112a、112bとの間に、それぞれの列ごとに複数個ずつ、転動自在に配置されている。
【0009】
連結環110は、円周方向1箇所に不連続部を有する欠円環状に構成されており、U字状の断面形状を有している。連結環110は、円輪形状を有する1対の鍔部115a、115bと、1対の鍔部115a、115bの径方向内側の端部同士をつないだ円筒部116とを有する。
【0010】
連結環110は、1対の鍔部115a、115bを、内輪108a、108bの内周面に備えられた係止凹溝117a、117bに係止することで、1対の内輪108a、108bを連結している。
(【0011】以降は省略されています)
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