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公開番号2025088226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202793
出願日2023-11-30
発明の名称不整地走行用の二輪車用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20250604BHJP(車両一般)
要約【課題】衝撃吸収性を維持しつつ、優れたロール特性を発揮し得る不整地走行用の二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】本発明は、トレッド部2を有する不整地走行用の二輪車用タイヤである。トレッド部2は、第1トレッド端T1と、第2トレッド端T2と、トレッド展開幅TWeと、タイヤ赤道Cと、クラウン領域6と、側部領域7とを含む。トレッド部2は、複数のクラウンブロック10と、複数の外側ブロック20とを含む。複数の外側ブロック20のそれぞれの踏面は、細溝が形成されているか、又は、ベース面26と、ベース面26に対して局所的にブロック高さ方向の外側に突出する突出面27とを含む段差面25である。複数のクラウンブロック10のそれぞれの踏面は、細溝15が形成されており、かつ、突出面27を有しない非段差面28である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端と、前記第1トレッド端から前記第2トレッド端までのトレッド展開幅と、タイヤ赤道と、前記タイヤ赤道を中心として前記トレッド展開幅の20%の幅を有するクラウン領域と、前記クラウン領域の両外側の側部領域とを含み、
前記トレッド部は、前記クラウン領域に設けられた複数のクラウンブロックと、前記側部領域に設けられた複数の外側ブロックとを含み、
前記複数の外側ブロックのそれぞれの踏面は、細溝が形成されているか、又は、ベース面と、前記ベース面に対して局所的にブロック高さ方向の外側に突出する突出面とを含む段差面であり、
前記複数のクラウンブロックのそれぞれの踏面は、細溝が形成されており、かつ、前記突出面を有しない非段差面である、
不整地走行用の二輪車用タイヤ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
回転方向が指定されており、
前記複数のクラウンブロックの少なくとも1つの前記踏面は、前記回転方向の先着側でタイヤ軸方向に延びる先着側エッジを含み、
前記先着側エッジを有する前記クラウンブロックに設けられた前記細溝は、タイヤ軸方向に延びる横方向部を含み、
前記先着側エッジと前記横方向部との間の角度は、20°以下である、請求項1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
【請求項3】
前記複数のクラウンブロックの少なくとも1つの前記踏面は、前記細溝の両端が前記踏面の外周エッジと連通することにより、第1面と、前記第1面よりも大きい面積を有する第2面とを含み、
前記第1面、前記細溝及び前記第2面からなる仮想踏面の図心から、前記第1面の図心までのタイヤ周方向の距離は、前記仮想踏面の前記図心上の前記仮想踏面のタイヤ周方向の長さの20%以上である、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
【請求項4】
前記トレッド部は、トレッド底面と、前記トレッド底面から局所的に隆起して隣接するブロックを連結するタイバーとを含み、
前記複数のクラウンブロックのそれぞれは、隣接する他のクラウンブロック及び前記外側ブロックと前記タイバーで連結されており、
前記複数の外側ブロックのそれぞれは、隣接する他の外側ブロック又は前記クラウンブロックと前記タイバーで連結されている、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
【請求項5】
前記外側ブロックは、前記第1トレッド端を含む複数のショルダーブロックと、前記複数のショルダーブロックと前記クラウン領域との間に配された複数のミドルブロックとを含み、
前記複数のミドルブロックは、前記タイバーによって前記クラウンブロックと連結する第1ミドルブロックと、前記タイバーによって前記ショルダーブロックと連結する第2ミドルブロックとをタイヤ周方向に交互に含む、請求項4に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
【請求項6】
前記複数のクラウンブロックは、前記細溝の両端が前記踏面の外周エッジと連通することにより、第1面と、前記第1面よりも大きい面積を有する第2面とを含み、
前記複数の外側ブロックのそれぞれの踏面は、前記突出面を含む前記段差面であり、
前記トレッド部の全体において、前記第1面の面積及び前記突出面の面積の総和は、前記踏面の面積の総和の20%~60%である、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
【請求項7】
前記トレッド部の全体において、前記突出面を有する前記外側ブロックの個数N1は、前記クラウンブロック及び前記外側ブロックの全数Ntの75%以下である、請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
【請求項8】
前記トレッド部の全体において、前記細溝を有する前記ブロックの個数N2は、前記個数N1の40%~200%である、請求項7に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不整地走行用の二輪車用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に複数の第1ブロックが設けられた不整地走行用の自動二輪車用のタイヤが提案されている。前記第1ブロックは、踏面を分断しかつ互いに交差することなく延びる一対のサイプと、一対のサイプの間に形成される第1部分と、一対のサイプの両外側に形成される一対の第2部分とを含む。また、第1部分のブロック高さは、一対の第2部分のブロック高さと異なる。また、特許文献1で示される具体的な実施形態では、ミドルブロックが上述の第1ブロックとして構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-179744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のタイヤのように、ブロックの踏面に細溝や段差面が構成された場合、ブロックのエッジ成分が増加し、直進時や旋回時におけるトラクション性能及びブレーキ性能が向上し得る。
【0005】
しかしながら、上述の細溝や段差面が一部のブロックのみに採用されると、ブロック毎にエッジ成分が大きく異なり、ロール時に運転者が感知するグリップ感や手応えの過渡特性(以下、「ロール特性」という)の悪化を招く場合がある。
【0006】
また、タイヤ赤道付近のブロックに段差面が構成された場合、段差面を設けない場合に比してタイヤ外径が増加することから、ブロック以外の部材によってタイヤ外径を規格内に調整する必要が生じる。したがって、例えば、ブロック高さを小さくする、又は、ブロックの内側におけるトレッドゴムのゲージを減じる等の調整によって、タイヤの衝撃吸収性を損ねることも懸念される。
【0007】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、衝撃吸収性を維持しつつ、優れたロール特性を発揮し得る不整地走行用の二輪車用タイヤを提供することを主たる課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、トレッド部を有する不整地走行用の二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端と、第2トレッド端と、前記第1トレッド端から前記第2トレッド端までのトレッド展開幅と、タイヤ赤道と、前記タイヤ赤道を中心として前記トレッド展開幅の20%の幅を有するクラウン領域と、前記クラウン領域の両外側の側部領域とを含み、前記トレッド部は、前記クラウン領域に設けられた複数のクラウンブロックと、前記側部領域に設けられた複数の外側ブロックとを含み、前記複数の外側ブロックのそれぞれの踏面は、細溝が形成されているか、又は、ベース面と、前記ベース面に対して局所的にブロック高さ方向の外側に突出する突出面とを含む段差面であり、前記複数のクラウンブロックのそれぞれの踏面は、細溝が形成されており、かつ、前記突出面を有しない非段差面である、不整地走行用の二輪車用タイヤである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の不整地走行用の二輪車用タイヤは、上記の構成を採用したことによって、衝撃吸収性を維持しつつ、優れたロール特性を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の不整地走行用の二輪車用タイヤのトレッド部の横断面図である。
図1のトレッド部の展開図である。
図2のB-B線端面図である。
図2のC-C線端面図である。
他の実施形態の外側ブロックの断面図である。
他の実施形態の外側ブロックの断面図である。
図2のD-D線端面図である。
図2のE-E線端面図である。
図2の複数のショルダーブロックの拡大図である。
図2の複数のミドルブロックの拡大図である。
図2の複数のクラウンブロックの拡大図である。
本発明の他の実施形態のトレッド部の展開図である。
比較例1のトレッド部の展開図である。
比較例2のクラウンブロックの拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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