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公開番号2025086288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023200259
出願日2023-11-27
発明の名称ゴルフクラブヘッド
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A63B 53/04 20150101AFI20250530BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】反発性能と食いつき感とを両立しうるゴルフクラブヘッドの提供。
【解決手段】ゴルフクラブヘッド100は、打撃面102aを形成するフェース部102を備えている。フェース部102は、金属で形成された金属フェース部M1と、金属フェース部M1の外側に設けられポリウレタンで形成されたウレタン層部U1とを有している。ウレタン層部U1で覆われた部分において、金属フェース部M1の外面の線粗さが、算術平均粗さRaで4.5μmよりも大きいか、または、最大高さRzで25μmよりも大きい。ゴルフクラブヘッド100において、金属フェース部M1の外面の線粗さは、算術平均粗さRaで4.5μmよりも大きく、且つ、最大高さRzで25μmよりも大きくされてもよい。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
打撃面を形成するフェース部を備えたゴルフクラブヘッドであって、
前記フェース部が、金属で形成された金属フェース部と、前記金属フェース部の外側に設けられポリウレタンで形成されたウレタン層部とを有しており、
前記ウレタン層部で覆われた部分において、前記金属フェース部の外面の線粗さが、算術平均粗さRaで4.5μmよりも大きいか、または、最大高さRzで25μmよりも大きいゴルフクラブヘッド。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記ウレタン層部で覆われた部分において、前記金属フェース部の外面の展開面積比Sdrが0.12以上である請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記打撃面の領域において、前記ウレタン層部の厚みが、0.3mm以上0.8mm以下である請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記ウレタン層部で覆われた部分において、前記金属フェース部の外面が、金属溝と称される少なくとも1つの溝を更に有している請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記ウレタン層部の外面が、ウレタン溝と称される少なくとも1つの溝を更に有しており、
前記ウレタン溝が、前記金属溝に重ならない位置に設けられている請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記ウレタン層部の内面が、前記金属溝に入り込んでいる内面凸部を更に有している請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
複数の前記金属溝が設けられており、
前記複数の前記金属溝が、溝深さが互いに相違する前記金属溝を含む請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記ゴルフクラブヘッドが、前記金属フェース部を含むヘッド本体と、前記ウレタン層部とを有しており、
フェースセンターで前記打撃面に接する平面が基準面とされ、縦断面においてこの基準面に対して45度を成す直線とヘッド外面との接点が決定され、この接点の集合が45度境界線と定義されるとき、
前記ウレタン層部が、45度境界線のバック側にまで延在しており、
前記ヘッド本体が、前記45度境界線のバック側において前記ウレタン層部の縁部を固定するエッジ固定部を有している請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
前記エッジ固定部が溝であり、この溝に前記ウレタン層部の前記縁部が入り込んでいる請求項8に記載のゴルフクラブヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブヘッドには、様々な材質が用いられている。2種以上の材質が用いられた複合ヘッドも知られている。求められるヘッドの性能に対応した材質が採用されうる。
【0003】
特許第4733336号公報は、チタニウム合金からなる本体と、前記本体に取り付けられたチタニウム合金からなる打撃板と、前記打撃板の外部表面に設けられ、0.127~2.540mmの範囲の厚みを有し、複数のスコアラインを備える熱硬化性ポリウレタンからなる薄い層と、を含むゴルフクラブヘッドを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4733336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ヘッドの基本性能として、反発性能がある。高い反発性能により、飛距離が増加しうる。一方、反発性能が高いと、球離れが早くなりやすく、食いつき感が悪化しやすい。球離れとは、インパクトにおいて打撃面に接触しているボールが打撃面から離れる感覚である。食いつき感とは、インパクトにおいてボールが打撃面で滑らず、打撃面にくっついている感覚である。反発性能と良好な食いつき感との両立は、困難であった。
【0006】
本発明の目的の一つは、反発性能と食いつき感とを両立しうるゴルフクラブヘッドを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの態様では、本発明は、打撃面を形成するフェース部を備えたゴルフクラブヘッドである。このヘッドでは、前記フェース部が、金属で形成された金属フェース部と、前記金属フェース部の外側に設けられポリウレタンで形成されたウレタン層部とを有している。前記ウレタン層部で覆われた部分において、前記金属フェース部の外面の線粗さが、算術平均粗さRaで4.5μmよりも大きいか、または、最大高さRzで25μmよりも大きい。
【発明の効果】
【0008】
一つの側面として、反発性能と食いつき感とが両立されたゴルフクラブヘッドが提供されうる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係るゴルフクラブヘッドの平面図である。
図2は、図1のゴルフクラブヘッドの底面図である。
図3(a)は図1のゴルフクラブヘッドの正面図であり、図3(b)は図3(a)のE1線に沿ったヘッド外面の断面線である。
図4は、図1のゴルフクラブヘッドの斜視図である。
図5は、図1のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。
図6は、図3(a)のA-A線に沿った断面図である。
図7は、図6の部分拡大図である。
図8は、第2実施形態に係るゴルフクラブヘッドの平面図である。
図9は、図8のゴルフクラブヘッドの底面図である。
図10は、図8のゴルフクラブヘッドの正面図である。
図11は、図8のゴルフクラブヘッドにおけるヘッド本体の正面図である。
図12は、図8のゴルフクラブヘッドの斜視図である。
図13は、図8のゴルフクラブヘッドにおけるヘッド本体の斜視図である。
図14は、図8のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。
図15は、図10のA-A線に沿った断面図である。
図16は、図15の部分拡大図である。
図17は、第3実施形態に係るゴルフクラブヘッドの平面図である。
図18は、図17のゴルフクラブヘッドの底面図である。
図19は、図17のゴルフクラブヘッドの正面図である。
図20は、図17のゴルフクラブヘッドにおけるヘッド本体の正面図である。
図21は、図17のゴルフクラブヘッドの斜視図である。
図22は、図17のゴルフクラブヘッドにおけるヘッド本体の斜視図である。
図23は、図17のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。
図24は、図19のA-A線に沿った断面図である。
図25は、図24の部分拡大図である。
図26(a)は変形例のヘッド本体の正面図であり、図26(b)は他の変形例のヘッド本体の正面図であり、図26(c)は他の変形例のヘッド本体の正面図であり、図26(d)は他の変形例のヘッド本体の正面図であり、図26(e)は他の変形例のヘッド本体の正面図である。
図27(a)は他の変形例のゴルフクラブヘッドの断面図であり、図27(b)は他の変形例のゴルフクラブヘッドの断面図であり、図27(c)は他の変形例のゴルフクラブヘッドの断面図である。
図28は、基準状態を説明するための概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
(【0011】以降は省略されています)

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