TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025101057
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217621
出願日
2023-12-25
発明の名称
スイッチボックス
出願人
SUS株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01H
9/04 20060101AFI20250630BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 シール構造を簡略化させて製作を容易にすることが可能なスイッチボックスを提供することにある。
【解決手段】 中空であって端面形状が四角形をなす本体フレームと、上記本体フレームの上面に該上面の両端を残した状態で設けられた開口部と、上記本体フレームに上記開口部を覆うように取り付けられた蓋フレームと、上記本体フレームに蓋フレームを取り付けた状態で両端開口部を閉塞するように取り付けられた一対のエンドキャップと、を具備し、上記本体フレームの上記上面の左右両端部には排水用の一対の溝が成形されていて、上記本体フレームの上記開口部の縁には環状のシール部材が嵌合するシール部材用溝が成形されていて、上記一対の溝の一部を上記環状のシール部材用溝の左右の直線部として使用するようにしたもの。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
中空であって端面形状が四角形をなす本体フレームと、
上記本体フレームの上面に該上面の両端を残した状態で設けられた開口部と、
上記本体フレームに上記開口部を覆うように取り付けられた蓋フレームと、
上記本体フレームに蓋フレームを取り付けた状態で両端開口部を閉塞するように取り付けられた一対のエンドキャップと、
を具備し、
上記本体フレームの上記上面の左右両端部には排水用の一対の溝が成形されていて、
上記本体フレームの上記開口部の縁には環状のシール部材が嵌合するシール部材用溝が成形されていて、
上記一対の溝の一部を上記環状のシール部材用溝の左右の直線部として使用するようにしたことを特徴とするスイッチボックス。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
請求項1記載のスイッチボックスにおいて、
上記本体フレームの両端と上記一対のエンドキャップとの間には環状のシール部材が介在されていることを特徴とするスイッチボックス。
【請求項3】
請求項1記載のスイッチボックスにおいて、
上記エンドキャップには固定ねじが貫通する複数個の貫通孔が設けられていて、これら複数個の貫通孔の内左右上部に設けられた一対の貫通孔には溝が連通して設けられていて、これら溝は上記本体フレームの一対の溝に連通されていて、
上記本体フレームの一対の溝に溜まった水は溝の端から上記エンドキャップの一対の溝及び左右上部の一対の貫通孔を通して外部に排出されることを特徴とするスイッチボックス。
【請求項4】
請求項1記載のスイッチボックスにおいて、
上記本体フレームの上記上面であって上記一対の溝の外側には固定ねじが通される貫通孔が成形されていて、
上記本体フレームの左右側面の上端部には凹部が成形されていて、
上記貫通孔を介して落下した水を上記凹部を介して外部に排出するようにしたことを特徴とするスイッチボックス。
【請求項5】
請求項1記載のスイッチボックスにおいて、
上記本体フレームと蓋フレームは押出成形により成形されるものであることを特徴とするスイッチボックス。
【請求項6】
請求項1記載のスイッチボックスにおいて、
上記一対の溝は押出で形成されたアリ溝であることを特徴とするスイッチボックス。
【請求項7】
請求項1記載のスイッチボックスにおいて、
上記本体フレームの上面の内側に押出で凸部が形成されていることを特徴とするスイッチボックス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチボックスに係り、特に、そのシール構造を簡略化させて製作を容易にすることができるように工夫したものに関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のスイッチボックスの構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、がある。上記特許文献1に記載されているスイッチボックスは次のような構成をなしている。まず、本体フレームがあり、この本体フレームはその横断面形状がU字形状をなしている。上記本体フレームの上には蓋フレームが被冠されている。この蓋フレームは逆U字形状をなしている。又、上記本体フレームと蓋フレームの両端にはキャップがそれぞれ取り付けられている。上記本体フレーム内にはスイッチ類、基板、配線、等が収容されている。
【0003】
特許文献1に開示されている上記スイッチボックスの場合には特にシール構造についての記載はないが、シール構造を設ける場合には、まず、蓋フレームと本体フレームの間にシール部材を介在させ、本体フレームとキャップとの間にシール部材を介在させることになる。
【0004】
尚、特許文献1は本件特許出願人によるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5587073号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、シール構造が複雑で製作が面倒であるという問題があった。すなわち、シール構造を設ける場合には、まず、蓋フレームと本体フレームの間にシール部材を介在させ、本体フレームとキャップとの間にシール部材を介在させることになるが、その際、蓋フレームと本体フレームの間にシール部材を介在させる構成と、本体フレームとキャップとの間にシール部材を介在させる構成が、スイッチボックスの角部で交錯することになり、その交錯部においてシール構造が複雑化してしまい、製作する作業員によってバラツキが発生してしまうという問題があった。
【0007】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、シール構造を簡略化させて製作を容易にすることが可能なスイッチボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するべく本願発明の請求項1によるスイッチボックスは、中空であって端面形状が四角形をなす本体フレームと、上記本体フレームの上面に該上面の両端を残した状態で設けられた開口部と、上記本体フレームに上記開口部を覆うように取り付けられた蓋フレームと、上記本体フレームに蓋フレームを取り付けた状態で両端開口部を閉塞するように取り付けられた一対のエンドキャップと、を具備し、上記本体フレームの上記上面の左右両端部には排水用の一対の溝が成形されていて、上記本体フレームの上記開口部の縁には環状のシール部材が嵌合するシール部材用溝が成形されていて、上記一対の溝の一部を上記環状のシール部材用溝の左右の直線部として使用するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項2によるスイッチボックスは、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームの両端と上記一対のエンドキャップとの間には環状のシール部材が介在されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるスイッチボックスは、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記エンドキャップには固定ねじが貫通する複数個の貫通孔が設けられていて、これら複数個の貫通孔の内左右上部に設けられた一対の貫通孔には溝が連通して設けられていて、これら溝は上記本体フレームの一対の溝に連通されていて、上記本体フレームの一対の溝に溜まった水は溝の端から上記エンドキャップの一対の溝及び左右上部の一対の貫通孔を通して外部に排出されることを特徴とするものである。
又、請求項4によるスイッチボックスは、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームの上記上面であって上記一対の溝の外側には固定ねじが通される貫通孔が成形されていて、上記本体フレームの左右側面の上端部には凹部が成形されていて、上記貫通孔を介して落下した水を上記凹部を介して外部に排出するようにしたことを特徴とするものである。
又、請求項5によるスイッチボックスは、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームと蓋フレームは押出成形により成形されるものであることを特徴とするものである。
又、請求項6によるスイッチボックスは、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記一対の溝は押出で形成されたアリ溝であることを特徴とするものである。
又、請求項7によるスイッチボックスは、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームの上面の内側に押出で凸部が形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
以上述べたように本願の請求項1によるスイッチボックスによると、中空であって端面形状が四角形をなす本体フレームと、上記本体フレームの上面に該上面の両端を残した状態で設けられた開口部と、上記本体フレームに上記開口部を覆うように取り付けられた蓋フレームと、上記本体フレームに蓋フレームを取り付けた状態で両端開口部を閉塞するように取り付けられた一対のエンドキャップと、を具備し、上記本体フレームの上記上面の左右両端部には排水用の一対の溝が成形されていて、上記本体フレームの上記開口部の縁には環状のシール部材が嵌合するシール部材用溝が成形されていて、上記一対の溝の一部を上記環状のシール部材用溝の左右の直線部として使用するようにしたので、上面側のシール構造と両側面側のシール構造が交錯することはなく、シール構造を簡略化させて製作を容易にすることができる。
又、請求項2によるスイッチボックスによると、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームの両端と上記一対のエンドキャップとの間には環状のシール部材が介在されているので、上記効果を確実なものとすることができる。
又、請求項3によるスイッチボックスによると、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記エンドキャップには固定ねじが貫通する複数個の貫通孔が設けられていて、これら複数個の貫通孔の内左右上部に設けられた一対の貫通孔には溝が連通して設けられていて、これら溝は上記本体フレームの一対の溝に連通されていて、上記本体フレームの一対の溝に溜まった水は溝の端から上記エンドキャップの一対の溝及び左右上部の一対の貫通孔を通して外部に排出されるので、確実に排水することができる。
又、請求項4によるスイッチボックスによると、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームの上記上面であって上記一対の溝の外側には固定ねじが通される貫通孔が成形されていて、上記本体フレームの左右側面の上端部には凹部が成形されていて、上記貫通孔を介して落下した水を上記凹部を介して外部に排出するようにしたので、確実に排水することができる。
又、請求項5によるスイッチボックスによると、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームと蓋フレームは押出成形により成形されるものであるので、製作を容易にすることができる。
又、請求項6によるスイッチボックスによると、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記一対の溝は押出で形成されたアリ溝であるので、シール部材の不用意な離脱を防止することができる。
又、請求項7によるスイッチボックスによると、請求項1記載のスイッチボックスにおいて、上記本体フレームの上面の内側に押出で凸部が形成されているので、例えば、そこに固定ネジ用のねじ穴を設ける場合防水信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スイッチボックスの斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、スイッチボックスの分解斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図3(a)はスイッチボックスの本体フレームの平面図、図3(b)はスイッチボックスの本体フレームの端面図、図3(c)はスイッチボックスの方キャップの裏面図である。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図4(a)は図3(a)のIVa-IVa断面図、図4(b)は図4(a)のIVb部の拡大図である。
本発明の第2の実施の形態を示す図で、スイッチボックスの本体フレームの斜視図である。
本発明の第2の実施の形態を示す図で、図6(a)はスイッチボックスの本体フレームの平面図、図6(b)はスイッチボックスの本体フレームのVIb-VIb断面図、図6(c)はスイッチボックスの本体フレームの端面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
SUS株式会社
スイッチボックス
2日前
株式会社ExH
電流開閉装置
1日前
株式会社クオルテック
空気電池
13日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
6日前
エイブリック株式会社
半導体装置
1日前
株式会社メルビル
ステージ
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
住友電装株式会社
端子台
今日
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
今日
中国電力株式会社
移動用変圧器
15日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
1日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
6日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
6日前
東洋電装株式会社
操作装置
2日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
2日前
住友電装株式会社
コネクタ
6日前
ローム株式会社
チップ部品
1日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1日前
株式会社村田製作所
二次電池
6日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
14日前
三菱電機株式会社
半導体装置
14日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
今日
富士電機株式会社
半導体モジュール
1日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
7日前
株式会社ミトリカ
フラッシュランプ
今日
TDK株式会社
電源装置
6日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
8日前
三菱電機株式会社
ミラー
2日前
続きを見る
他の特許を見る