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公開番号2025108256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024002068
出願日2024-01-10
発明の名称吊り足場の構築方法及び構築用装置
出願人株式会社杉孝グループホールディングス,アルインコ株式会社
代理人個人,個人
主分類E01D 21/00 20060101AFI20250715BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】吊り足場の構築方法と構築用装置を提供する。
【解決手段】既設構造物に索条で吊持されたステージを順次、先行側から後続側に向けて延長しながら増設する吊り足場の構築方法であり、先に構築された先行ステージ(S1)の親梁を主梁(1a)として利用することにより子梁(2)の一端を枢結し、該子梁(2)の他端に後続ステージの従梁(1b)を構成する親梁(1)を枢結することにより、平行四辺形の折畳みグリッド(Gp)を形成し、その後、前記子梁(2)の両端の前記枢結部分の回動を介して前記折畳みグリッドを展開することにより各頂角を直角とする四角形のグリッド(G)を形成した状態で、主梁(1a)と従梁(1b)の相互間に交差して横架材(3)を架設することにより、前記グリッド(G)を回動不能に固定し、該グリッドに床板(4)を敷設する。
【選択図】図29
特許請求の範囲【請求項1】
既設構造物に索条で吊持されたステージを構築すると共に、順次、ステージを先行側から後続側に向けて延長しながら増設する吊り足場の構築方法であり、
前記ステージ(S)は、延長方向(X)に直交する幅方向(Y)に向けて複数の横梁(5)を直列に連結配置することにより形成された親梁(1)を先行側(X1)と後続側(X2)に平行配置することにより主梁(1a)と従梁(1b)を構成し、主梁と従梁の間で相互に横梁(5,5)を子梁(2)で連結することにより形成されたグリッド(G)に床板(4)を敷設することにより構築されており、
先に構築された先行ステージ(S1)に対し、引き続き構築される後続ステージ(S2)は、先行ステージにおける従梁(1b)を後続ステージの主梁(1a)として利用することにより、該主梁(1a)を構成する横梁(5)に子梁(2)の一端を枢結すると共に、子梁(2)の他端に後続ステージの従梁(1b)を構成する親梁(1)の横梁(5)を枢結することにより、平行四辺形の折畳みグリッド(Gp)を形成し、
その後、前記子梁(2)の両端の前記枢結部分の回動を介して前記折畳みグリッドを展開することにより各頂角を直角とする四角形のグリッド(G)を形成した状態で、主梁(1a)及び従梁(1b)を構成する横梁(5,5)の相互間に交差して横架材(3)を架設することにより、前記グリッド(G)を回動不能に固定し、該グリッドに床板(4)を敷設することを特徴とする吊り足場の構築方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
地上又は高所作業装置の上で基準ステージを構築した後、基準ステージを索条で構造物に吊持し、吊持された基準ステージを先行ステージとして、順次、後続ステージを構築することを特徴とする請求項1に記載の吊り足場の構築方法。
【請求項3】
前記横架材を根太として前記グリッドに床板を敷設することを特徴とする請求項1又は2に記載の吊り足場の構築方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の吊り足場の構築方法において、
前記主梁(1a)と従梁(1b)を構成する複数の横梁(5)は、前記延長方向(X)に関して、先行側と後続側の両側に受け金具(11)を突設しており、該受け金具(11)は、溝形の嵌合部(34)と、溝底に形成された係止孔(35)を設けており、
前記横架材(3)は、両端部に嵌合金具(23)を設け、該嵌合金具の下方には係止ピン(24)が突設されており、
前記横架材(3)における嵌合金具(23)の係止ピン(24)を前記横梁(5)における受け金具(11)の係止孔(35)に挿入係止したとき、前記嵌合金具(23)が前記受け金具の嵌合部(34)に嵌合することにより、前記横架材(3)と横梁(5)を相互に回動不能に連結するように構成されて成ることを特徴とする吊り足場の構築装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吊り足場の構築方法及び該構築方法を実施するための装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や橋梁等の高架構造物その他の既設構造物は、高所における建設や改修に際し、該既設構造物に沿って延びる吊り足場が構築されている。
【0003】
吊り足場は、既設構造物にチェーン等の索条で吊持されたステージを構築し、順次、ステージを先行側から後続側に向けて延長しながら増設することにより構築される。
【0004】
この際、ステージは、梁部材を連結することによりグリッドを枠組み形成し、該グリッドに床板を敷設することにより構築される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7161641号公報
特許第5820848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
吊り足場は、空中において梁部材を連結することによりグリッドを枠組み形成するので、危険な作業が強いられる。そこで、安全性の確保と、迅速な構築を可能にするためには、出来るだけ容易な作業で構築できるように構成することが望ましい。
【0007】
本発明は、このようなニーズに応えることができる吊り足場の構築方法及び構築用装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明の吊り足場の構築方法が手段として構成したところは、既設構造物に索条で吊持されたステージを構築すると共に、順次、ステージを先行側から後続側に向けて延長しながら増設する吊り足場の構築方法であり、前記ステージは、延長方向に直交する幅方向に向けて複数の横梁を直列に連結配置することにより形成された親梁を先行側と後続側に平行配置することにより主梁と従梁を構成し、主梁と従梁の間で相互に横梁を子梁で連結することにより形成されたグリッドに床板を敷設することにより構築されており、先に構築された先行ステージに対し、引き続き構築される後続ステージは、先行ステージにおける従梁を後続ステージの主梁として利用することにより、該主梁を構成する横梁に子梁の一端を枢結すると共に、子梁の他端に後続ステージの従梁を構成する親梁の横梁を枢結することにより、平行四辺形の折畳みグリッドを形成し、その後、前記子梁の両端の前記枢結部分の回動を介して前記折畳みグリッドを展開することにより各頂角を直角とする四角形のグリッドを形成した状態で、主梁及び従梁を構成する横梁の相互間に交差して横架材を架設することにより、前記グリッドを回動不能に固定し、該グリッドに床板を敷設する点にある。
【0009】
好ましくは、地上又は高所作業装置の上で基準ステージを構築した後、基準ステージを索条で構造物に吊持し、吊持された基準ステージを先行ステージとして、順次、後続ステージが構築される。
【0010】
その際、前記横架材を根太として前記グリッドに床板が敷設される。
(【0011】以降は省略されています)

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