TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025109518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003461
出願日2024-01-12
発明の名称アイソレーションアンプ、アナログフロントエンド及び車両
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H03F 1/26 20060101AFI20250717BHJP(基本電子回路)
要約【課題】後段ADコンバータにかかわらず信号を過不足なく伝達することができる。
【解決手段】アイソレーションアンプ(10、10B、10C、10D)は、アナログ入力信号をデジタル信号に変換するように構成された一次側ADコンバータ(1)と、一次側ADコンバータ(1)と電気的に絶縁されているとともに一次側ADコンバータ(Dgn1)からのデジタル信号(Dgn1)を受信してアナログ出力信号に変換可能なように構成された二次側DAコンバータ(2、2C、2D)と、を有し、二次側DAコンバータ(2、2C、2D)に接続される後段ADコンバータ(20、20C、20D)の入力レンジが電源電圧(V1)に依存して変化する構成の場合、二次側DAコンバータ(2、2C、2D)には、後段ADコンバータ(20、20C、20D)に供給される第1電圧(V1)と同じ電圧が供給されるように構成される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
アナログ入力信号をデジタル信号に変換するように構成された一次側ADコンバータと、
前記一次側ADコンバータと電気的に絶縁されているとともに前記一次側ADコンバータからのデジタル信号を受信してアナログ出力信号に変換可能なように構成された二次側DAコンバータと、を有し、
前記二次側DAコンバータに接続される後段ADコンバータの入力レンジが電源電圧に依存して変化する構成の場合、前記二次側DAコンバータには、前記後段ADコンバータに供給される第1電圧と同じ電圧が供給されるように構成されたアイソレーションアンプ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記二次側DAコンバータは、前記第1電圧と、前記第1電圧と異なる第2電圧のいずれか一方が供給可能なように構成され、
前記後段ADコンバータの入力レンジが電源電圧に依存しない場合、前記二次側DAコンバータに前記第2電圧が供給されるよう構成された請求項1に記載のアイソレーションアンプ。
【請求項3】
前記後段ADコンバータに前記第1電圧を供給する共通電源及び前記第2電圧を供給する個別電源に接続され、前記第1電圧又は前記第2電圧を前記二次側DAコンバータに供給可能な構成を有する切替回路と、をさらに有し、
前記切替回路は、前記後段ADコンバータの入力レンジが電源電圧に依存して変化する構成の場合、前記共通電源からの前記第1電圧を前記二次側DAコンバータに供給するように制御され、前記後段ADコンバータの入力レンジが電源電圧に依存しない構成の場合、前記個別電源からの前記第2電圧を前記二次側DAコンバータに供給するように構成される請求項2に記載のアイソレーションアンプ。
【請求項4】
前記二次側DAコンバータは、前記第1電圧と、前記第1電圧と異なる第2電圧のいずれか一方が供給可能なように構成され、
出力端子と、入力又は出力に用いられる入出力端子と、を有する構成を有し、
前記二次側DAコンバータは、前記出力端子及び前記入出力端子のそれぞれに接続されて、前記出力端子及び前記入出力端子に差動出力可能であるとともに、前記出力端子に単一出力が可能な構成であり、
前記後段ADコンバータが差動入力に対応しているとともに入力レンジが電源電圧に依存しない場合、前記二次側DAコンバータの前記出力端子及び前記入出力端子は、前記後段ADコンバータの各入力端子に接続されるとともに、前記二次側DAコンバータには前記第2電圧が供給され、
前記後段ADコンバータが単一入力であるとともに入力レンジが電源電圧に依存する場合、前記後段ADコンバータが前記入力端子に接続されるとともに、前記二次側DAコンバータには前記第1電圧が供給されるように構成される請求項1に記載のアイソレーションアンプ。
【請求項5】
前記第1電圧を供給する共通電源及び前記第2電圧を供給する個別電源に接続され、前記第1電圧又は前記第2電圧を前記二次側DAコンバータに供給可能な構成を有する切替回路を有し、
前記切替回路は、前記入出力端子を介して第3電圧が供給されうる構成を有し、前記切替回路に前記第3電圧が供給されているとき、前記二次側DAコンバータに前記第1電圧を供給するように構成される請求項4に記載のアイソレーションアンプ。
【請求項6】
前記一次側ADコンバータが差動入力型のADコンバータで構成され、
前記二次側DAコンバータは差動出力型のDAコンバータで構成される請求項1に記載のアイソレーションアンプ。
【請求項7】
請求項1から請求項6にいずれかに記載された構成のアイソレーションアンプと、
前記アイソレーションアンプの出力が入力されるように構成される前記後段ADコンバータと、を有し、
入力側装置からのアナログ信号をデジタル信号に変換して出力側装置に伝送するように構成されたアナログフロントエンド。
【請求項8】
請求項7に記載のアナログフロントエンドを有し、
前記アナログフロントエンドを介してセンサからコンピュータに信号を伝送するように構成された車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アイソレーションアンプに関するものであり、アイソレーションアンプを用いたアナログフロントエンド及び車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
アイソレーションアンプは、信号伝達時のグラウンドノイズの除去、DC電源に起因するノイズの除去に用いられることが知られている(例えば、特許文献1等参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019―87821号公報
【0004】
[概要]
特許文献1に示すような、アイソレーションアンプは、固定レンジの信号を出力されるため、後段に設けられるADコンバータの特性によってはアイソレーションアンプの出力レンジとADコンバータの入力レンジとにずれが発生し信号を正しく伝送することが困難な場合がある。
【0005】
本開示の一態様によるアイソレーションアンプは、アナログ入力信号をデジタル信号に変換するように構成された一次側ADコンバータと、前記一次側ADコンバータと電気的に絶縁されているとともに前記一次側ADコンバータからのデジタル信号を受信してアナログ出力信号に変換可能なように構成された二次側DAコンバータと、を有する。前記二次側DAコンバータに接続される後段ADコンバータの入力レンジが電源電圧に依存して変化する構成の場合、前記二次側DAコンバータには、前記後段ADコンバータに供給される第1電圧と同じ電圧が供給されるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。
図2は、トランスチップの基本構造を示す図である。
図3は、2チャンネル型のトランスチップとして用いられる半導体装置の斜視図である。
図4は、図3に示す半導体装置の平面図である。
図5は、図3の半導体装置において低電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図6は、図3の半導体装置において高電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図7は、図6に示すVIII-VIII線に沿う断面図である。
図8は、図7に示す領域XIIIの拡大図(分離構造)を示す図である。
図9は、トランスチップのレイアウト例を模式的に示す図である。
図10は、第1実施形態にかかるアイソレーションアンプを用いた信号伝送装置の一例の構成図である。
図11は、切替回路440の動作を示すタイミングチャートである。
図12は、後段ADコンバータがレシオメトリック入力に対応しているときの信号伝送装置の構成図である。
図13は、後段ADコンバータが非レシオメトリック入力に対応しているときの信号伝送装置の構成図である。
図14は、第1実施形態の変形例の信号伝送装置の一例の構成図である。
図15は、第2実施形態にかかる信号伝送装置Cの高精度モードMdHの一例の構成図である。
図16は、第2実施形態に係る信号伝送装置Cの通常モードMdNの一例の構成図である。
図17は、通常モード及び高精度モードのときの切替回路に入力される制御信号及び二次側DAコンバータのリファレンス電流の波形を示す図である。
図18は、第2実施形態の変形例の信号伝送装置の一例の構成図である。
図19は、アナログフロントエンドが用いられる装置の一例である車両の概略図である。
【0007】
[詳細な説明]
<信号伝達装置(基本構成)>
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。本構成例の信号伝達装置200は、一次回路系200p(VCC1-GND1系)と二次回路系200s(VCC2-GND2系)との間を絶縁しつつ、一次回路系200pから二次回路系200sにパルス信号を伝達し、二次回路系200sに設けられたスイッチ素子(不図示)のゲートを駆動する半導体集積回路装置(いわゆる絶縁ゲートドライバIC)である。例えば、信号伝達装置200は、コントローラチップ210と、ドライバチップ220と、トランスチップ230と、を単一のパッケージに封止して成る。
【0008】
コントローラチップ210は、電源電圧VCC1(例えばGND1基準で最大7V)の供給を受けて動作する半導体チップである。コントローラチップ210には、例えば、パルス送信回路211と、バッファ212及び213が集積されている。
【0009】
パルス送信回路211は、入力パルス信号INに応じて送信パルス信号S11及びS21を生成するパルスジェネレータである。より具体的に述べると、パルス送信回路211は、入力パルス信号INがハイレベルである旨を通知するときには、送信パルス信号S11のパルス駆動(単発または複数発の送信パルス出力)を行い、入力パルス信号INがローレベルである旨を通知するときには、送信パルス信号S21のパルス駆動を行う。すなわち、パルス送信回路211は、入力パルス信号INの論理レベルに応じて、送信パルス信号S11及びS21のいずれか一方をパルス駆動する。
【0010】
バッファ212は、パルス送信回路211から送信パルス信号S11の入力を受けて、トランスチップ230(具体的にはトランス231)をパルス駆動する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ローム株式会社
半導体装置
19日前
ローム株式会社
半導体装置
12日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
ローム株式会社
チップ部品
10日前
ローム株式会社
チップ部品
10日前
ローム株式会社
チップ部品
10日前
ローム株式会社
チップ部品
10日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
ローム株式会社
半導体装置
3日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
電池監視装置
13日前
ローム株式会社
電力制御回路
13日前
ローム株式会社
電流測定回路
13日前
ローム株式会社
水晶発振回路
13日前
ローム株式会社
画像処理回路
3日前
ローム株式会社
表示制御装置
13日前
ローム株式会社
半導体集積回路
7日前
ローム株式会社
半導体集積回路
今日
ローム株式会社
セルバランス回路
13日前
ローム株式会社
グリッジ除去回路
13日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
7日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
3日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
3日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
3日前
ローム株式会社
A/Dコンバータ回路
3日前
ローム株式会社
不揮発性メモリ保護装置
3日前
ローム株式会社
表示ドライバ及び表示装置
13日前
ローム株式会社
表示装置及びソースドライバ
12日前
ローム株式会社
半導体装置、電子機器、車両
11日前
ローム株式会社
半導体装置、電子機器、車両
5日前
ローム株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
4日前
ローム株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
4日前
ローム株式会社
半導体装置および半導体装置の製造方法
4日前
ローム株式会社
モータドライバ回路、それを用いた電子機器
今日
ローム株式会社
MEMSセンサ及びMEMSセンサの製造方法
10日前
ローム株式会社
半導体素子、半導体装置、半導体素子の製造方法
4日前
続きを見る