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公開番号2025112166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006306
出願日2024-01-18
発明の名称半導体装置および半導体装置の製造方法
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H10D 62/10 20250101AFI20250724BHJP()
要約【課題】耐圧低減の抑制およびオン抵抗の低減を両立可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】
半導体装置は、半導体基板3上に位置する半導体層4と、半導体層4上に位置するゲート絶縁膜18と、ゲート絶縁膜18上に位置するゲート19と、を備え、半導体層4は、ソース領域14、第1方向Xにおいてソース領域14に並ぶドレイン領域15、および、少なくともソース領域14とドレイン領域15との間に位置するドリフト領域16を含み、ゲート絶縁膜18は、第1絶縁部分18aと、第1絶縁部分18aよりも薄い第2絶縁部分18bとを含み、ドリフト領域16は、厚さ方向において第1絶縁部分18aに重なる第1領域16aと、厚さ方向において第2絶縁部分18bの一部に重なる第2領域16bとを含み、第2領域16bの不純物濃度は、第1領域16aの不純物濃度よりも高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板上に位置する半導体層と、
前記半導体層上に位置するゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に位置するゲートと、
を備え、
前記半導体層は、ソース領域、第1方向において前記ソース領域に並ぶドレイン領域、および、少なくとも前記ソース領域と前記ドレイン領域との間に位置するドリフト領域を含み、
前記ゲート絶縁膜は、第1絶縁部分と、前記第1絶縁部分よりも薄い第2絶縁部分とを含み、
前記ドリフト領域は、前記半導体基板の厚さ方向において前記第1絶縁部分に重なる第1領域と、前記厚さ方向において前記第2絶縁部分の一部に重なる第2領域とを含み、
前記第2領域の不純物濃度は、前記第1領域の不純物濃度よりも高い、
半導体装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記半導体層上に位置する保護膜を更に備え、
前記保護膜は、前記第2領域において前記ゲート絶縁膜から露出する部分の少なくとも一部を覆う、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記保護膜は、前記ゲートの一部を覆う、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2領域は、前記ドレイン領域に接する、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第2領域の底面は、前記第1領域に接する、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第2絶縁部分は、前記厚さ方向および前記第1方向に直交する第2方向において前記第1絶縁部分に隣接し、
前記第2領域は、前記第2方向において前記第1領域に隣接する、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ゲート絶縁膜では、前記厚さ方向および前記第1方向に直交する第2方向において前記第1絶縁部分と前記第2絶縁部分とが交互に設けられ、
前記ドリフト領域では、前記第2方向において前記第1領域と前記第2領域とが交互に設けられる、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1領域の前記不純物濃度は、1.0×10
15
cm
-3
以上1.0×10
17
cm
-3
以下であり、
前記第2領域の前記不純物濃度は、1.0×10
17
cm
-3
以上1.0×10
19
cm
-3
以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1絶縁部分の厚さは、50nm以上500nm以下であり、
前記第2絶縁部分の厚さは、10nm以上100nm以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
半導体基板上に、ドリフト領域を含む半導体層を形成する第1工程と、
前記半導体層上に第1絶縁膜を選択的に形成する第2工程と、
前記第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成した後、前記第2絶縁膜をパターニングすることによって、第1絶縁部分、および、前記第1絶縁部分よりも薄い第2絶縁部分を含むゲート絶縁膜を形成する第3工程と、
前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する第4工程と、
前記ドリフト領域において前記第2絶縁部分に重なる部分の一部に不純物を導入する第5工程と、
前記半導体層にソース領域およびドレイン領域を形成する第6工程と、
を備え、
前記第5工程後、前記ドリフト領域には、前記不純物が導入されていない第1領域と、前記不純物が導入されると共に前記ドレイン領域に接する第2領域とが形成され、
前記第2領域の不純物濃度は、前記第1領域の不純物濃度よりも高い、
半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、第1導電型の半導体層と、半導体層に形成された第2導電型のボディ領域と、ボディ領域に形成された第1導電型のソース領域と、半導体層に形成された第1導電型のドレイン領域と、ソース領域とボディ領域の外縁との間のチャネル領域に対向するゲート電極であって、ソース領域に隣接する第1縁部と、第1縁部からドレイン領域に向かって離間した部分に形成された第1開口または第1縁部が前記ドレイン領域に向かって選択的に凹んで形成された凹部とを含むゲート電極とを含む半導体装置を開示する。この半導体装置では、ボディ領域は、ゲート電極の第1開口または凹部に露出する部分を選択的に有し、第1開口または凹部に露出するボディ領域の部分に形成され、ボディ領域よりも高い不純物濃度を有する第2導電型のボディコンタクト領域を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-141175号公報
【0004】
[概要]
本開示の一側面に係る目的は、耐圧低減の抑制およびオン抵抗の低減を両立可能な半導体装置および半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0005】
本開示の一側面に係る半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に位置する半導体層と、半導体層上に位置するゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に位置するゲートと、を備え、半導体層は、ソース領域、第1方向においてソース領域に並ぶドレイン領域、および、少なくともソース領域とドレイン領域との間に位置するドリフト領域を含み、ゲート絶縁膜は、第1絶縁部分と、第1絶縁部分よりも薄い第2絶縁部分とを含み、ドリフト領域は、半導体基板の厚さ方向において第1絶縁部分に重なる第1領域と、厚さ方向において第2絶縁部分の一部に重なる第2領域とを含み、第2領域の不純物濃度は、第1領域の不純物濃度よりも高い。
【0006】
本開示の別の一側面に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ドリフト領域を含む半導体層を形成する第1工程と、半導体層上に第1絶縁膜を選択的に形成する第2工程と、第1絶縁膜を覆う第2絶縁膜を形成した後、第2絶縁膜をパターニングすることによって、第1絶縁部分、および、第1絶縁部分よりも薄い第2絶縁部分を含むゲート絶縁膜を形成する第3工程と、ゲート絶縁膜上にゲートを形成する第4工程と、ドリフト領域において第2絶縁部分に重なる部分の一部に不純物を導入する第5工程と、半導体層にソース領域およびドレイン領域を形成する第6工程と、を備え、第5工程後、ドリフト領域には、不純物が導入されていない第1領域と、不純物が導入されると共にドレイン領域に接する第2領域とが形成され、第2領域の不純物濃度は、第1領域の不純物濃度よりも高い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る半導体装置を示す模式斜視図である。
図2は、第1素子領域の要部模式平面図である。
図3は、図2示される一点鎖線IIIで囲まれた領域の一部切り欠き斜視断面図である。
図4は、図3のA-A線に沿った概略断面図である。
図5は、図3のB-B線に沿った概略断面図である。
図6Aは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Bは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Cは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Dは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Eは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Fは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Gは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図6Hは、実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための概略断面図である。
図7は、変形例に係る第1素子領域の要部模式平面図である。
【0008】
[詳細な説明]
以下では、本開示の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。本明細書における「同一」およびそれに類似する単語は、「完全同一」のみに限定されない。また、図面は、実施形態を概念的に説明するためのものであるから、表される各構成要素の寸法やそれらの比は実際のものとは異なる場合もある。
【0009】
図1は、本実施形態に係る半導体装置を示す模式斜視図である。図2は、第1素子領域の要部模式平面図である。図3は、図2に示される一点鎖線IIIで囲まれた領域の一部切り欠き斜視断面図である。図4は、図3のA-A線に沿った概略断面図である。図5は、図3のB-B線に沿った概略断面図である。
【0010】
図1に示されるように、半導体装置1は、例えば、チップ状の集積回路(IC:Integrated Circuit)装置を含む。半導体装置1は、集積される回路素子の数に基づいて、SSI(Small Scale IC)、MSI(Middle Scale IC)、LSI(Large Scale IC)、VLSI(Very Large Scale IC)、ULSI(Ultra Large Scale IC)などと称されてもよい。本実施形態では、半導体装置1は、直方体形状を有するが、これに限られない。半導体装置1は、一対の主面である第1主面1Aおよび第2主面1Bと、第1主面1Aおよび第2主面1Bを接続する第1側面1C、第2側面1D、第3側面1Eおよび第4側面1Fを有している。以下では、平面視における第1側面1Cおよび第2側面1Dの延在方向を第1方向Xとし、平面視における第3側面1Eおよび第4側面1Fの延在方向を第2方向Yとし、第1主面1Aおよび第2主面1Bの法線方向を第3方向Zとする。第2方向Yは、平面視にて第1方向Xに交差する方向であり、第3方向Zは、半導体装置1の厚さ方向に相当する。なお、本明細書における「平面視」は、第3方向Zから見ることに相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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